WALKER’S 

歩く男の日日

健脚二人 3

2020-05-03 | 日記


 神峯寺の駐車場に車が1台しかなかった、登ってくるときに下ってくる車にも会わなかった。こんなのはもちろん初めてのこと、山門のところでは女性の歩き遍路さんに追いついた、熱心に何枚も写真を撮っていた。
 大師堂でお参りを済ませるとそのまま神峯神社に登っていく、ここは番外霊場にも指定されていないけれど、27番の奥の院のようだから一度は参っておきたかった、倉敷の超健脚遍路さんも昨年お参りしてきたと言っていた。ベテランと言われるからには欠かせない霊場ではあります。大師堂から8分ほどそんなに厳しい登りではありませんでした。


 今回は5番の「神峯のみち」を歩くつもりで美園に泊まったのに入り口のところが工事で通行止め、結局登れなかった。神峯神社からも点線の道に入れなくて弘法大師腰かけ岩も見られなかった。その分展望塔へはしっかり上る決意。


 舗装道で登るとかなり遠回りになるので迷わずわんぱくコース、


 想像以上にわんぱくがすぎる、でも最後まで木製の階段が整備されていたのできついけれど危なくはなかった、


 美園さんが外国人をここまで車で連れてきたとき、彼らが展望塔に登るのをためらったというのが実感できるほどすごい高さであり大きさ、想像をはるかに超えていた、でもわんぱくコースの後では何ということもなく普通に登る。


 羽根岬、その向こうには行当岬も見えている、天気がもう少し良ければいうことはないけれど、この後午後からは快晴だった。
 展望台から大師堂までは下りで14分ほどでした。
 駐車場のところまで下りてくると、二人の男性が文旦を食べている、一人は登り口で会った東北の人、いっしょにどうですかと声をかけられて、遠慮なくいただくことにする。
 文旦の量が多かったので思った以上に長居をすることになり今日の宿の相談を受けて、電車に乗ってもいいのなら遊庵まで行けばどうですかとすすめたら、4500円で2食付いているのならそうしようかと東北の人はその場で予約を入れた、同宿者を誘った格好になった。もう一人の人はホテルタマイに予約を入れている。じゃあぼくも明日は遊庵にしよう。大量の文旦を平らげて気持ち良く下り始めた。
                   つづく、