WALKER’S 

歩く男の日日

美波町 貝谷峠

2020-05-13 | 古道と四国のみち


 ここは22番平等寺から6.7kmの地点、鉦打のヘンロ小屋から500m先、国道を離れて右へ降りていきます。ほとんどのお遍路さんが行く現代のへんろ道です。


 国道の下を抜ける。


 国道の下をくぐって400mで県道に突き当たって左折、


 県道に入って400m、ここから先が古道になります。


 標高185mの山越えです、由岐の街へ入る峠越えの山道もあるようですがこちらが昔のへんろ道でしょう。


 右が街道の入り口です。


 500m進むと、


 山道の入り口です、


 この山道を復元整備してくれたのは昨年の秋お世話になったタクミさんたちのグループです。ぼくがお接待してもらった前日もこの峠を歩いていたと言います。


 この辺りはかなり荒れていて整備には相当な苦労があったと思われる。


 天保の文字が刻まれている、まさに古道そのもの。


 こちらも、


 前の写真か前の前あたりが峠かと思われます、ここはちょっと下ってきたところ、ここまで登り口から18分、展望所に行きます。


 左が由岐の町、山の右が田井ノ浜。


 この辺りはすごく歩きやすいけれど、


 だんだん荒れてくる、


 整備の前はほとんど道がなくなっていた感じ、


 古道が日和佐道路で分断されている、


 日和佐道路の下をくぐる、


 くぐってすぐ左折、


 古道の入り口が見える、


 古道です、


 こちらも結構荒れてる、


 ようやく下界です、登り口から42分かかりました。


 一旦右の方に出て、すぐヘアピンカーブで左の方へ、


 左の方が海の方角ですから、


 赤線のへんろ道に合流です、登り口から52分かかりました。赤線の遍路道(県道)を行くより6分ほどの遠回りでした。鶴林寺、太龍寺、大根峠を越えてきた後だったのでかなりしんどかった。
                     2020年4月3日 撮影


内子 水戸森峠 

2020-05-13 | 古道と四国のみち


 内子の街の赤点線の道、この伊予銀行の交差点で左折するのが古いへんろ道です。水戸森峠の道は日本語のへんろ地図には載っていないのでこの道があるのを知ったのは4年前のこと、足を痛めてバス電車で移動していたので時間が余って内子の古い街並みを見学に行ったとき意外なものを発見して驚いたのが初め。


 今のへんろ道を離れて左折したところ、


 この「旧街道へんろみち」の標識を見てびっくりした。今のへんろ道からすれば明後日の方角ではないか、その少し後で英語の地図を買うと緑の点線があって思ったほど遠回りになっていなくて納得したものでした。


 重要伝統的建造物群、この中にも宿はあるけどちょっと手が出ない料金、


 もちろん四国のみちなのだ、


 ここで右折ですが、標識、矢印はないので地図で見当をつけておくひつようがあります。地図持っていても行き過ぎかけた。


 右折すると急な下り坂、このくねり具合。


 下りを突き当たって左折したところ、ここからはずっとまっすぐ。

 橋を渡って、


 しばらく行くと国道に突き当たる。


 国道を横断する手前に道しるべ、


 国道を横断してすぐ橋を渡る、道の駅のところの橋よりずいぶん歴史を感じる。


 橋を渡るとすぐ標識が見える、


 地図を作ってきたけれどほとんど必要ないくらい、


 結構な登り、


 右の方へ大きくカーブ、


 突き当たって左折です、


 左折したところ、


 高速の下を抜ける、この辺りは当然のことながら昔の道が大分つぶされている。

 高速の下を抜けたところ、道なりに左折、


 おそらくdaboさんの遍路札、


 ここで二又、英語の地図の緑の点線はこのまままっすぐだけど、


 矢印に従います、昔の道ではないけれど、左の方も昔の道ではないからね。


 ジグザグの急な登り、新しく造られた道には違いないけれど、


 四国のみちなのですよ。


 防護柵が、


 わきの扉を抜ける。


 このあたりから昔の道の感じ、


 もひとつ防護柵、


 カラビナで止めてある、きっちりスムース、小豆島で難儀したことを思い出す。


 尾根に出てきました、矢印は右左、ぼくは左へ進んだのですが、水戸森峠は右でした(たぶん)。帰ってから地図を見直しているとぼくの進んだ道はだいぶ遠回りの道、しかもほとんど広い舗装道、歩いていてどう考えても昔の道ではないと訝っていたのですが四国のみちの標識がずっとあったので間違ってはいないと確信も持ちながら歩いていました。でもそれは現代の大回りの四国のみちで、昔の峠道ではなかった。


 ぼくが進んだ左の道、少し登っているからてっきりこちらが峠だと思った。


 標識も何もなかったはず、ここ水戸森峠ではなかった。ここから先は下る一方。


 桜並木、ここが見どころの一つ、10日遅かった。


 すぐ舗装道に合流、あとはずっと舗装道で雰囲気はなかった。


 標識があるから間違ってはいないとこのときは安心していた。
  尾根に出てきたときの標識にちゃんと右が水戸森峠だと書いていないとまずい、ここまでさんざん水戸森峠△〇kmと書いておきながら一番肝心の迷いやすいところに表示がないというのは馬鹿かまぬけというしかない。


 舗装道でなんとか大師堂の前まで下りてきました。


 ここから先は昔の道、


 この道を降りてくるのが昔のへんろ道、ぼくはこの左の方からやってきた。ときわ旅館で水戸森峠の写真が小さなアルバムになっていて予習していたけれど、この大師堂の横の道にロープが張って通せんぼになっているのを越えると解説があったのを思い出して違う道を歩いてしまったのだとここで気づいた。


 国道へ向かいます。


 伊予銀行の前からちょうど1時間で現代のへんろ道に合流しました。20分の遠回り、ちゃんと峠を歩いていたら15分前後の遠回りだったと思われます。


 久万高原へ向かう。本当の峠はまた次回、