昨日書いた、漫画喫茶で読んだ漫画の中に『かぶく者』という歌舞伎を
題材にした作品があって、まだ連載中ではあるものの、『芸』における
保守と革新というテーマを掲げていて興味深かったので、何となく思った事
などを書いてみようと思った次第です。
もう少し具体的に抜粋すると、歌舞伎は長年の伝統が磨き、高めてきた芸術で、
代々伝わる完成された『型』を継承するのが人の役目である、とする保守派と、
歌舞伎は本来大衆向けに生まれた娯楽であり、型も元々は当時の環境で客にとって
見栄えのする動作であり、役者も客を喜ばせるために居り、客は時代によって
変わるのならば完成など存在しえず、常に変化していくべきだとする革新派の
二派があって、それぞれの対立が水面下にあるという話。
歌舞伎という伝統芸能に限らず、多くの分野で、芸術か娯楽かという問題は
大きなテーマとなっているような気がする訳です。
映画や絵画、漫画に小説、音楽に演劇など、おおよそ『芸』の名を冠するものには
上記の問題がつきまとっていると思うのです。
更に大別するならば、芸の為に自分達を使うか、己を表現する為に芸を使うか、
他人を喜ばせる為に芸もしくは己を使うか、という事になりましょうか。
上から伝統芸能、芸術、娯楽と言われるそれらは、文化的なランクでは
全く同格ではないと言うのは、殆どの人が感じる所と思うのですが、個人的には
『どれも等しく正しい』というのが今の所の意見です。
資本主義的なものの考え方なのかも知れませんが、どれかの一方が別の一方に
敵対したり、貶めたりといった摩擦さえなければ、それで良いと思います。
何か良く分からない結論ですが。
題材にした作品があって、まだ連載中ではあるものの、『芸』における
保守と革新というテーマを掲げていて興味深かったので、何となく思った事
などを書いてみようと思った次第です。
もう少し具体的に抜粋すると、歌舞伎は長年の伝統が磨き、高めてきた芸術で、
代々伝わる完成された『型』を継承するのが人の役目である、とする保守派と、
歌舞伎は本来大衆向けに生まれた娯楽であり、型も元々は当時の環境で客にとって
見栄えのする動作であり、役者も客を喜ばせるために居り、客は時代によって
変わるのならば完成など存在しえず、常に変化していくべきだとする革新派の
二派があって、それぞれの対立が水面下にあるという話。
歌舞伎という伝統芸能に限らず、多くの分野で、芸術か娯楽かという問題は
大きなテーマとなっているような気がする訳です。
映画や絵画、漫画に小説、音楽に演劇など、おおよそ『芸』の名を冠するものには
上記の問題がつきまとっていると思うのです。
更に大別するならば、芸の為に自分達を使うか、己を表現する為に芸を使うか、
他人を喜ばせる為に芸もしくは己を使うか、という事になりましょうか。
上から伝統芸能、芸術、娯楽と言われるそれらは、文化的なランクでは
全く同格ではないと言うのは、殆どの人が感じる所と思うのですが、個人的には
『どれも等しく正しい』というのが今の所の意見です。
資本主義的なものの考え方なのかも知れませんが、どれかの一方が別の一方に
敵対したり、貶めたりといった摩擦さえなければ、それで良いと思います。
何か良く分からない結論ですが。