年波

少し前から肩から腕にかけて痛みがあり、どうにも良くならないので
調べてみたら世に聞く四十肩と言うやつであった。"肩"というくらいだから
てっきり肩凝りのように僧帽筋のあたりに来るものと思っていたのだが、
三角筋のあたりに来た。確かにそこも肩と言えるが、ともかく痛みが引くまで
結構な時間がかかるらしいので、無理はせず、さりとて時折ほぐしつつ
様子を見て行こうと思う。
とかやっている内に、左の方にも来そうな雰囲気が漂っており憂鬱な気持ちになる。

痛みがあるとは言っても、眠れないとかずっと続いているようなものではないので、
生活や業務に大きな影響はないが、うまく行かない時に痛みが来るとイライラが
増加するので、とりあえずこれ以上の痛みが来ないことを祈りつつ、早めの
完治を願うばかりである。

通う理由

何かと薄い、細い、頼りないという個人的な評価の晴れない無印良品で
あるが、唯一愛用している文庫本ノートを切らしてしまったので補充しに行く。
最近出来たららぽーと門真には比較的大きな無印良品の店が入っているので、
散歩がてら買いに行くにはなかなかに便利そうである。

ただ、件の店を見ていて思うのは、車で行くのは良いとして、電車でのアクセス、
特に京阪電車からのそれがどうしようもなく悪いという点。
駅から少し歩くというのもあるが、その駅に急行や準急が止まらないことが非常に
大きな問題と感じる。一応モノレールも通っていて、ゆくゆくは延伸され、
件の店の目の前に駅ができるらしいが、それでどれほど人の入り具合が
変わるか要注目である。

と言うか、個人的には門真の駅ビルに入っている海洋堂の方が定期的に通いたい
施設と言える。あとは件の施設で塗料などの模型用品を取り扱ってくれれば
言うこと無しなのであるが。

冒涜と進歩

相変わらず話題の絶えないAIによる絵の生成であるが、例えばこのまま
技術が進歩すれば、今は亡き手塚治虫の『火の鳥』の完結編を読むことが
出来る等の、巨匠のエミュレートに至るのではなかろうかと思われた。
しかし、技術面、著作権といった面以外からの抵抗が生じることは容易に
予想され、それは例えば聖書の登場人物をAIで生成して、不快感を覚える
人が多いことと同様ではなかろうかと考える。
要するに冒涜的であるという事である。

ただ、往々にして技術的なブレイクスルーは、初めのうちは邪法とか冒涜だとか
言われるものであり、それは地動説を巡ってのアレコレなどといった歴史を
紐解いても確かであると言えよう。
結局何だかんだ言っても、間違いなく深く浸透するとは思う。
ただ、従来通りの人が丁寧に描いた絵が廃れることはないとも思う。
いっその事アナログで描いた方が良いのではなかろうかという程度には縮小
する可能性は否めないが。

全然笑えない

先日の散歩の途中でふと目に入った煙草の自販機の、その値札を見て
隔世の感を覚える。学生の時分から倍以上になっている。
高校から予備校、大学に至るまで、友人や身の回りの人には喫煙者が
多く、自身は喫煙はしないものの、目に染みる程煙った狭いゲーセンに
入り浸る学生生活を送っていた身空としては、煙草のにおいに懐かしさを
覚えるものであり、そんな存在が世の中から排撃されていることに一抹の
悲しさと空恐ろしさを感じてやまない。

掘り下げれば諸々の問題を孕んでいるものの、文化の一翼を担っていた
ものがある時期から"野蛮"の烙印を押されて排撃される様は、今日表現活動の
場で多く叫ばれているポリコレやらLGBTに関わるアレコレからも感じられる
気がしてならない。結局欧米辺りの誰かが『これが当世の分別ある市民として
あるべき文化的な姿です』と吹いて回ったのを真に受けて、そこからヒステリックに
魔女裁判に火がついて、気が付けば焼け野原が一丁上がりという寸法。

それを唱えた誰かが、人知れず亡くなった頃にようやく他の誰かが
『ごめんちゃいテヘペロ』とばかりに謝罪にもなっていないような舐めた
撤回宣言を出して、ようやくボチボチ鎮火していき、世の人々も顔を見合わせて、
『あれは若気の至りだったネ』と振り返る。当時を生きた人からすれば
はた迷惑極まる話ではあるが、それでも一刻も早くかかる茶番を終わらせてほしいと
願ってやまない。ついでに物価の高騰も終わらせてほしい。

穴だらけ

ここ最近やたらに右肩が痛む。おそらく噂の四十肩。
さすがに痛みで眠れないとかそこまででは無いので、もう少し様子を見ることにする。
しかしこんな状態だと集中力がどうにも上がらないので、散歩などで気を紛らす。
何もしないということもまた、休日の有意義な過ごし方の一つであろう。

天気が良いので、冬物の掛け布団やら寝袋を干して来年まで仕舞うことにしたが、
その収納スペースから結構服が出てきて、ここ最近の着る服を買いに行く服がない、
という状況が解消された。というか何故忘れていたのか。
下着や靴下の類も出てきて、割と過剰在庫気味になったが、別に腐るものでもなく、
消耗品でもあるので全く問題あるまい。
長らく封印状態であった中で、一番心配された虫食い等の影響もなく、一安心する。

そして例の虫対策用のトラップ系アイテムを近所のドラッグストアで探したが
見つからず、ネットで探してみたら割とお高めで、確かにかかるマニアックな
アイテムがそこいらのマツキヨに置いてあるわけなかろうという、妙な納得感を
得るに至る。しかもトラップ系アイテムって、考えてみると既に湧いているものを
集めるものであって、発生を抑制できるものではないから、去年買った殺虫剤を
今年も活用していく方針で良いように思えた。
あと、侵入者の多い窓をよく見てみたら、網戸の端が破れていた。
窓の光がちょうど漏れる辺りに網戸の穴があるのだから、そりゃいっぱい入って来る
訳である。

眠っている間に干乾びる

大阪ではここ数日、夏もかくやという暑さ。
思うさまアイスでも掻き込みたいという欲求が湧くものの、先日
病院での検査で想像していた以上に体重が増えていたので、ここ最近は
間食や甘味は出来るだけ控える方針に。
食いたいものをくえる時に食っておこうという考えで、最近までやって
きたが、さすがに体重増加という現実を眼前に付きつけられると弱気になる。
結局健康は万事の資本であるから、そこを軽んじる訳にはいかぬ。

そして、備忘録として付けていたフィギュアの購入記録に目を通して見ても、
気が付けば随分減っていて、今年の末には届くものがもう無くなるような状態。
胸ばかりがやたらにでかい、無駄にバニー、横顔が何か平ら、という条件に
引っかかるものを外して厳選していたら、いつの間にか何も買わなくなっていた。
こうも長い事己が欲に餌をやっていないと、人知れず干からびていた、という
事態が笑い話ではなくなってくる。実際、本来欲望をいかんなく発揮するべき
時であるはずの休日に際しても、特段何か行動を起こすでもなく粛々と
過ごしているだけの状態で、そんな体たらくにもかかわらず、満足感が
全然得られないというような状態でもないのが実にまずい。

楽しみ方とか、欲の発散のさせ方とか、そういうものがだんだん良く分からなく
なりつつある。

冬が明けて

すっかり初夏を感じさせる今日この頃、やはりというか何と言うか、
虫を目にすることが増えてきた。何かしらの対策を講じた訳でも無いので、
確かに今年も変わらず湧いてくるのは当然であるが、今から少々気が重い。

話は変わり、コロナの猛威も下火になりつつある昨今、暖かくなってきたことも
相まって、道行く人が以前にも増して増えた。歓迎会やら何やらで集まっている
感じの人達も増えた。実際こちらの身の周りでもぼちぼち飲み会が息を吹き返し
つつある。しかし、会社の飲み会など、最後に行ったのがいつだったのか
思い出せない程なので、その際にはヘマをやらかさないように、特に注意せねば
ならぬ。多分かなり酒にも弱くなっているであろうから尚更である。

甘辛

何やらこの休日はネットの接続の具合が悪い。連休の時はそうでも
なかったのであるが、終わってから色々とおかしなことになるのは
人間社会と共通なのかも知れぬ。
そこで些細なイライラがつのり、微妙にうるさくなった程度の冷蔵庫の
音にも青筋を立てる始末。と言うか、冷蔵庫も真夏よりも今くらいの
時期や秋くらいが一番うるさい気がする。

話は変わり『僕のヒーローアカデミア』を読んでいて、ずっと胸に
引っかかっていることがあったのであるが、ようやくそれが最近不完全
ながらにはっきりしたような気がした。
件の作品は世界観的にヒーローと呼ばれる存在が、世の人々の大小様々な
問題を解決するものとして、憧れと畏敬の対象となっているのであるが、
人々はそれに非常に強い"甘え"を抱いている。
単なる依存ではなく甘えと言ったのは、そのヒーローが至らなかった時に
逆切れを起こす場面が頻出するからである。ヒーローは人であるが故に
ヒーローであるのだが、人である以上手の届かない所もあるしミスもある。
しかし、一部の庶民はそれを許さない。『ヒーローだったら何とかしろよ』
という旨の言動は件の作品のモブから良く発せられるものであるが、
そこには依存を通り越した甘えの感情が色濃く見られ、そんな幼児性の
濃い発言を結構いい歳してそうな人物が行っているという所に、違和感めいた
ものを覚えたのである。

これはヒーローと市井の人々との関係性の他に、親と子の関係でも同じことを
言っている所があり、詰まる所子供が駄々をこねているだけの事を、親の責任と
して命を懸けて取り組むような場面がある。個人的には中学生くらいまでなら
まだしも、高校も出た位の人間が『親のせい』を免罪符に悪事を働いているのを
親の責任として命を懸けた問題にするのは、ちょっと親の責任のハードルを
上げ過ぎに思える。
ここまで長々と書いてきたが、まとめると結構いい年こいた大人が、甘ったれた
ことを言って、さらに周りが突き放すでもなく懇切丁寧に相手してしまっている
という状況にひどく違和感を覚える、という話。
以前も書いたかも知れないが、件の作品の作者はもしかしたら小学校の教師か
塾講師をやっていたのではないか、という予想を立てていて、そこで児童の
保護者とアレコレあって、甘ったれた大人が結構な割合を占める割と腐った
世界観が構築されてしまったのではなかろうか。あくまで予想であるが。
とりあえず悪役側の発言や思想が、総じて子供じみているのを通り越して
子供が駄々をこねているようなものばかりで共感や納得できるものがない。
言っていることは分からんでもないが、大方『甘ったれてんじゃねぇ』で
済んでしまいそうな内容なのが問題。

同じ時間でも

連休が明けて、しかし連休と同じ調子で生活しているとあっという間に
睡眠時間が短くなっていく悲しみ。一日における時間の感覚は、加齢に
伴う時間の感覚と同じく、後になればなるほど加速して短くなっていくもので、
日付が変わってからは、もはや想像を超える速さで時間が過ぎて行き、
気が付くと二時を回っていたなどという事もざらである。

思うに、連休の時は至極ダラダラと生活して、夜更かしはしていたものの
起きるのは昼前くらいなので、結局一日のうちで起きている時間で見れば、
朝起きて仕事している今の方が断然長い。したがって夜更けの体感時間も
いきおい短くなるのであるから、例えば連休中の夜12時と今時分の夜12時と
では同じ時間であっても長さが全然違う。
そこの所を油断して、連休中のノリで過ごしてしまうから睡眠時間が
あっという間に溶けていくのである。

そう考えてみると、のんびりするであるとか、趣味に耽る時間というものは
一日の初めの方に据えて、体感時間が長く感じられている内に行い、
遅い時間に仕事から帰ってきて、夜もすっかり更けたという状況下ならば、
一も二も無く床に就くのが幸福度の観点から見て良いのではなかろうかと思えてきた。

人知れず

もう随分と暖かくなったもので、通勤時に道端でヤモリを見かける程に。

話は変わり、バッテリーの持ちの良いワイヤレスイヤホンを首尾よく購入
したが、一番接続したいPCの方で何らかの問題があって、接続も登録解除も
出来ない有様。デバイスマネージャーを開こうとしてもエラーで開けない。
Bluetoothのドングルももはや用を為さず、おそらく少し前にPCが死にかけた
時に諸々おかしくなった可能性が濃厚。
クリーンインストールという手もあるが色々と面倒なので、ここまで来ると
そろそろ新PCの購入を検討するべきか。
とりあえず、タブレットで動画再生することで本来やりたかったことは出来ている
ので、PCを買うのはもうちょっと考えたい。