まとめて来る

花見も兼ねて友人と飲みに行く。
結局土曜の段階ではあまり花は咲いていなかったので、すぐに飲み屋に
直行する。その後久し振りに強かに飲み、折からの気温の急上昇も相まって
起き抜けの体調は最悪であった。朝に鏡を見た際に心配になるほど顔面が
酷くむくんでいたが昼過ぎくらいには何とか回復。

久し振りに街に出て、人混みにもまれて、たらふく酒を飲んで、色々話した
のであるから、思っている以上に疲労が蓄積していたのかも知れない。
はやりこの時期にこそまとまった休みが欲しかったと返す返すも思うが、
そんなことも言っていられないので、次の休みまでまた平日を精一杯生き抜くのみ。

信仰と団子

開花予報が出たとか出ないとか言われている桜の花であるが、
近所では殆ど咲いている様子はない。しかし友人から花見に誘われ、
花が無くとも心の目に咲かせれば良かろうと言われる。
確かに月見や花見といったものは一種の信仰であるから、実物がその場に
なくとも問題のないものではある。一応信仰なればこそ、形代となる
ものが必要ではあるが、それは別に桜の木で充分であるから、なるほど
もっともな意見だという事で参加を決意する。
実際の決行日は休日であるが、そこまでには何だかんだで咲いている
可能性もある。しかし、心の目に花を咲かせるのだと決意した以上は、
青空に浮かぶ雲を桜の枯れ枝に掛けて見て、そうでなくともやれ見事な花よと
エア花見を決め込む所存である。

要は春めいた陽気さえあれば、ほぼ十分なのである。あとはお好みで酒と
小腹を満たす何かがあれば良かろう。つまりは花より団子。

休みの必要な時期

先週末くらいは急に街ゆく人影がまばらになったが、今週に入って
また人出が増えてきた。おそらく学生が春休みに入ったことが一因として
あるのだろう。とは言え、相変わらずの不安定な天気でせっかくの休みも
楽しさ半減であろうから少々気の毒ではある。

そして、学生の時、特に卒業を控えた学年でない限りは今一つパッとしない
印象のあった春休みであるが、こんな不安定な気候で、かつ年度の節目の
時期でもあるために大人である今にこそその休みが欲しいと思われてならない。

基本的な気温が上昇した今、春や秋における『ちょうどいい季節』という
認識は少々改める必要があるように思う。特に季節の変わり目と言われる時期に
おいては盛夏や厳冬の時期よりも体調不良者が続出する訳であるから、
そんな時期にこそ休みを設けて体力の維持を行うべきではなかろうか。

境界不明瞭

休日や祝日が雨だと、家に籠るしかなくなり、いきおいゲームばかり
やっているために時間感覚がおかしくなり、ついでに昼夜の時間がほぼ
等しい季節でもあるために夕陽を見ても夜明けが来たのかと勘違いする
ような、そんな感覚の錯誤が著しい。
春眠というよりは春の霞にまかれたような、そんな感覚であるが、
明け方近くまでゲームをやって、寝て起きたら昼を過ぎていたりすると、
その感覚はさらに加速する。
さりとて平日に晴れたとしても、日中は基本的に屋内なのでその恩恵に
与れることはほぼ無い。ゆえに休日にこそ晴れて欲しいとやまないわけで
ある。
と言うか来週くらいには三月も終わるので、いい加減に暖かくなって欲しい。

ゲーム的都合

相変わらず寝る間も惜しんで『ユニコーンオーバーロード』をプレイ
しているが、いくつかの疑問が生じていた。
ひとつ、このゲームの登場人物はなぜか全員独身で恋人なし。
貴族によくある許嫁の関係等もご丁寧にご破算になっていたり、良い歳の
キャラが出てきても既婚であるとかそういうのは無い。
ふたつ、このゲームの登場人物が広範囲過ぎる"属性"を網羅していて、さながら
性癖の幕の内弁当とも言うべき様相を呈していること。

しかし、そんな疑問が一つの解によって氷解する。何と言うか、世界の真実を
知ったような心地になる。
とは言え、まだまだ疑問は多く、例えば主人公が物語冒頭で挙兵するのが、
日本で言う所の伊豆大島で、（当然敵本拠地は江戸城という想定）いきなり神奈川や
埼玉、千葉あたりの主要都市をバリバリ落としているという状況。
ゲームデザイン的に序盤でいきなりラスボスに挑める設計だから、それが理由で
あろうが、前線に主力を投入していたという理由を付けても喉元ががら空き過ぎる。
ついでに、そんなヤンチャしている手合いをすぐに精鋭部隊をもってして処さない
のも暢気すぎる。
とここまで書いても、細かいことなどどうでもよいと思える程に面白いので問題ない。

金も場所もない

フィギュアが一体2万円を超えるのが当たり前になり、もはや贅沢な趣味の
部類に入って久しいが、ここまで高価になるのであれば箱がディスプレイ
ケースを兼ねるような作りになっても良いのではないかと思う。

元々フィギュアには値段以外にいくつかの解決すべき問題があり、それが
本体の置き場所と箱の始末である。
本体の置き場所は適当で済ませるならばたいした問題ではないが、ホコリや
他人の目から避けたいというような場合となると、いくらかの知恵か投資が
必要になる。その一つがディスプレイケースという寸法である。
もう一つ、箱の始末については速やかに捨てるという人も居るし、緩衝材や
ブリスターだけを残したり捨てるという人も居る。
個人的には引越しの時に重宝したので、箱やらブリスターは残しておく派
なのであるが、そうなると本体とは別に場所を取ることになる。10個くらい
ならば、さして場所も取らないが、20や30ともなるとかなりの問題になる。

そこでフィギュアの外箱をディスプレイケースとしても転用できるような
仕組みの提案である。
一部メーカーでは化粧箱が透明プラで出来ていて、ブリスターを捨てれば転用
出来そうな感じのものもある。しかし、総じてそのような形式の箱は上から下まで
全部プラなので、蓋を閉めた時に天板がカマボコ状に湾曲したり、底板がやはり
湾曲して安定性に欠く。
なので、透明プラ板なのは側面だけにして、紙製の窓付き化粧箱の中にそれが
おさまっているような形状にしておき、別添で底板と天板を紙（組み立て式）で
内包しておけば良いのではなかろうか。結局ブリスターは捨てざるを得ないが、
箱の中である程度の安定性が確保できるのであれば、許容範囲と言えよう。
もしくは紙を立体的に組んだもので緩衝、固定を行うものとかが実現すれば、
畳めるようになるので置き場所の問題が大分解消するであろう。

大型のディスプレイケースを持たないような人が、なけなしの金で買うという
事態は、もしかしたらあまりないのかも知れないが、そういう人たちのためにも
わざわざケースを買わなくても良いような作りにしておいてもよいと思う。

待てば負け

休日だからと言って、さすがに朝までゲームやるのは無理があったようで
力尽きる。生活リズムも多分結構崩れている気がするが、今週は間に祝日が
あるので、うまく体調を調整していきたい。
その他、気が付けば切れかけていた諸々の日用品や養命酒を補充したりしたが、
結局それ以外で外出することはなく、結局ぐったりしていたかゲームして
いたかのどちらかだったように思う。だが不思議と無意義だった感はない。

そして土曜にかなり暖かくなったと思ったら、予報でまた少し冷える見通し
だったり、こんなにこの時期の気温や天気は不安定だっただろうか。
悠長に日曜に洗濯でもするかという気持ちでいたら、日曜が雨だったりという
こともあるので、金曜の夜くらいの段階で休日の天気を調べておかないと
予定が色々と狂いかねない。
行ける時には即動いておく、ということを特に強く心掛けておかねばならぬ。

意外とやれる

新作ゲームにはまって寝る時間が減っても、仕事がモチベーション維持
可能なものであったならば、意外にも眠気や倦怠感にやられることもなく、
平時とそれほど変わらないパフォーマンスを発揮できており、自身の底力
のようなものに我ながら驚く。もしかしたらイケてると思っているのは
わが身ばかりで、実の所はゾンビもかくやといった惨状という可能性もある。

寝ないとやってられないと常日頃から思っており、実際そうしないと平日の
気力維持もままならなかったのであるが、楽しくないことを乗り切るための
覚悟と言うか毒抜きのために、それが必要だったのかも知れない。

要は寝る間も惜しいと思えることに出会えたのならば、本当に寝る時間を
削っても思いの外何とかなってしまうという事。
とは言え、そんなことばかり続けていると、確実にツケが回って来る。
思うに漫画家に短命な人が多いのも、そうやって寝る間も惜しんで没頭する
人が多いからなのかも知れない。
とりあえず自身の内にまだ己を強く駆り立てるものと、それに応え得る気力が
残っていたことに気付けた、というのが最大の収穫。あとは無理せず寝る。

未練断つべし

思えば二月のいつぞやに妙に暖かい日があって、それで春が来たと
思ってしまったのが良くなかった。つまりは騙されていたのだ。
実際問題、真冬ほどではないが未だに寒く、雨が降ればなお寒い。

確かに日は随分と長くなり、天気の良い昼間などはなるほど春の到来を
思わせる陽気になる事もある。しかし結局日が落ちれば気温もつるべ落とし
よろしく低下していき、未だ春は来ずと我々に分からせるのである。

そんな訳で外出時に着る服は春仕様でありながら、部屋着は真冬仕様の
ままという奇妙な逆転現象を引き起こしている今日この頃。
さすがに寒さで目を覚ますことは少なく、暖房を入れる機会も少し減ったが、
半ば意地になっている所も否めない。
何やら今年の夏も相当に暑くなるという予想があるらしいが、そうである
ならば、出し惜しみなどせずさっさと春にでも何でもしてしまえと思われて
ならない。単純な暑さ寒さであるならば問題は無いが、時々暑いとか急に
寒いというのは実に良くない。
そういう急激な変化の方が、体調面に及ぼす影響は多いと思うので、天気予報
とかでも極端に気温が上下した際の注意報とか増やしても良い気がする。

隣の道は途切れていても

生きていればいずれ必ず目にするであろうことであるが、その名前が
訃報欄に上った時にはまるで現実味が沸かなかった。かかる具合で、
子供の頃から影響を受けてきた憧れの存在であろうと、誰であろうと、
この世から人が去っていくのは、受け入れなければならないものであるが、
今回に関しては少しばかり時間がかかりそうである。

漫画の世界に限れば、レジェンドと呼ばれた人たちが次々と去ってはいくが、
さりとて新しい芽も日々生まれ伸びていくものであるから、つまらなくなる
とか退屈するとか、そういったことはない。　ただ、やはり多感な時期に影響の
大きかった存在が去っていくと、幾許の寂しさが募るのである。

そんな事もあって先週はいつも以上に疲労が酷く、耳鳴りと言うか低周波音が
4割増しで聞こえるようになるデバフを貰って、やる気も潰えたかに見えたが、
とりあえず新作ゲーム（ユニコーンオーバーロード）を買ってプレイしたら
多少元気が戻る。ゲームをするまではもう寝ているしかないと思われた休日で
あったが、やってみると楽しい。どうにも先が気になったり、あれもしたい、
これもしたいという気持ちになる。

自身がゲーム好きであるということが、今更灯のように胸に温かい。
何だかんだでショック受けて気弱になっているではないかと、自身を諫めつつ
またいつもの月曜からの生活に身を投じるのである。