ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

胸いっぱいの以下省略

2016年08月23日 23時03分32秒 | 絵関係
『世界樹の迷宮Ⅴ』をやっていて気が付いたことがある。

既に公式で言及されていたり、他の誰かが気付いている事
かも知れないが、件の作中に存在する四種族(アースラン:人間風・
ルナリア:エルフ風・セリアン:獣人風・ブラニー:小人風)に
おける"胸が特盛な女性"について、それぞれで肉の付き方の
描写に差がある点である。

文面で説明が出来そうもないので画像を用意したが、まずはそれを
確認してほしいと思う。ブラニーに関しては作中で胸の量が推し量れる
キャラが存在しないので想像で補完してあるが、おそらく世界樹
シリーズのキャラデザイナーのこれまでの仕事から察するに、これに
当たらずとも遠からぬ内部設定を仕込んでいると思われる。

何かの雑誌の記事で大きさや形状に関してはこだわりがあると
コメントしていたが、こういうことなのか、と勝手に思ったりした
次第である。なお、画像の下段はこれらの設定を踏まえた妄想であり、
いわゆる版権ものの二次創作的な内容である。

ごく個人的な話ではあるが、画像でも少し触れている、風船のような
"マンガ乳"があまり好きではない。というよりも、描いていて
あまり面白くない。見る分には好きな人がいて然るべきであるが、
描く側としてあれをこそ至高としている人がいるのか、正直あまり
実感がわかない。
望む人が居る以上は最大限彼らを喜ばせるべく最善を尽くすのが
職業絵描きの務めではあるが、あの"型"においてこだわりを発揮する
術が思いつかないのである。
もちろん『こう描いておけば良かろう』的な空気が感じられるような、
こだわりも考えも工夫もないものは論外である。

まあ、何だかんだ言って、控えめなのが一番であるが。
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殻と料理

2016年05月22日 22時25分14秒 | 絵関係
ここでも何度か書いてきたことかも知れないが、小学生くらい
の頃から貝殻が好きである。最近はようやく二枚貝の良さが
分かってきたように思える。とは言え、手元に貝殻があるのかと
言うとそんなことはなく、近所のスーパーに売られている、アサリや
ハマグリといったごく一般的な貝にすら手が出せないである。
調理できないのが最大の理由であるが。

という訳で、今回は多分役に立つ機会のない巻貝の描き方を
載せてみることにする。絵心のある人でもいきなり描けと言われたら
上手く描けないものの一つ。それが貝であるが、どうにかして楽に
描けまいかとアレコレ思索の上にできたのがコレ。
ひとまずざっとウェブ検索ですでにこの方法が確立したものでないかを
確認したが、予想通りそんな酔狂なことをしている人は無く、
満を持して世に放てる次第である。

これを作る過程で、貝殻(巻貝)の構造はかなりフリーダムなようで、
実はかなりたくさんの制約があることに気付く。
例えば巻きの軸(図の①)は、ほとんど例外なく直線である。
ちょっとずつ曲がっていっても、そこまで支障はないはずにも
関わらずである。また、巻きも上下いずれかの方向に必ず流れる、
いわゆる螺旋の形を取る。螺旋ではないただの渦巻きは、
オウムガイやタコブネなど、貝類の枠から少し外れる種にしか
見られないように思える。

話は若干それるが、インスタント系のあさり汁について、2cm程度の
殻付きアサリをわざわざ入れる必要があるのかと、常々思う。
これなら、もっと大ぶりの剥き身を入れてくれた方が食べやすさの
上でも余程ありがたい。殻がついてないとあさり汁と銘打って
売ることが出来ないとか、そういう法律でもあるのだろうか。
いずれにしても、貝類の殻を用いる料理において、殻、身共に一定
以上の大きさが伴わなければ、貧相にしかならない。

もっとも、大きくても手に余る時もある。10cm近いハマグリ
(一個1000円越え)とか、どう料理すれば良いというのか。
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技は技

2016年02月08日 23時15分04秒 | 絵関係
しばらくぶりに覚書を貼ってみる。今回も現状こうではなかろうかという
試行錯誤の途中経過を描いているという言い訳付き。

アニメ塗りのように情報を洗練化して削ぎに削いでいく工程ではなく、その逆の
足せるだけ足していくという方針なので、一枚に時間をかけられる類の絵で
あったり、いわゆる厚塗り系の人以外には価値は薄いと思われる。

そして結局非力を補うための技をアレコレ編み出してみても、鍛えた力が
土台にないと大した効果がないので、ひたすらに精進あるのみ。
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自由に描くのみにあらず

2016年01月18日 23時15分32秒 | 絵関係
定番化したい覚書シリーズということで、フォトショップについてのものを
上げてみる。フォトショップのツールに特化した内容なので、他のツールの
ことは考慮していないので、そこはご容赦頂きたい。
※クリップスタジオを一応持ってはいるが、ほとんど使っていないので、
これと同様のことができるかは不明。
なお、絵柄については分かりやすさを重視し、今回の説明に不要な要素は
出来る限り省いたものとした。

もちろんこれで万事問題なしという訳ではなく、あくまで方法論の一つとして
提示しているに過ぎないので、改良や突っ込みは望むところである。

詰まる所、絵はセンスの問われる作業であるが、趣味はともかく仕事で
多くの人に描いてもらうような場合、そのセンスの差が問題になることが
しばしばある。こういった作業の分解や簡略化は、その問題に対しての
方法のひとつで、目指すところは"センスは問うが、そのセンスで二者から
選択する"くらいのレベルである。

アニメ絵などもまさにその方法論の結晶であって、今もなおツールの進歩に
甘えず、その方法論を強化、改良していっているのは、昨今のアニメの
高クオリティっぷりを見ても明らかである。

今回のはそこまで効率アップを図れるようなものではなく、あくまで小ネタ
とでもいうべき、小さなものであるが、なればこそ分厚い教本を前に
あきらめかけた人への壁を超える一手となれば幸いである。
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あの手この手

2016年01月11日 23時18分35秒 | 絵関係
先日手についての話をしたり、これまで文面で色々と提案してきたが、
文章での説明には限界があるのと、実際に描いてみねば分からんという
こともあり、雑ながら覚書をアップしてみる。

個人的に手を描く上でのポイントというか、こんな感じでやってみては
どうだろうという提案込みの、いささか気弱なものではあるが、何かしらの
足しになればと思い、描けるだけ描いてみた。
手を描く上で気にしている部分であるとか、解釈についてが含まれて
いるため、見る人が見れば手を描くのが苦手だという原因が
そこから見えてくるかも知れないので、そこも期待。

手の細かい表情とか、手指や爪の形の分類については細かくなるので
省いているが、その辺を突き詰めると多分もう一枚ぐらいは描けそうな
気がする。今回の内容をまずはしっかりまとめろという話であるが。

とりあえず今回は手についての覚書であったが、今後も折を見ては
人間の体のパーツや部分描写についてなどの思うところをアップしていこう
と思う。誰かの役に立てば幸いであると同時に、誰かが改良してくれれば
なお幸いである。
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中間の

2008年08月17日 23時55分26秒 | 絵関係
毎度のように服をほぼ全て洗濯するも、うっかり寝過ごし昼に
干す事となり、外出不能に陥る。しかも外はやや曇り気味。
涼しいのは良いのだけど。
それでも夕方には乾き、夏の良さを実感する。部屋ではクーラーだけど。

しかし、お陰様で散々順延してきたかみちゅ絵も随分進みました。
人数多いのと背景ありという事で、半日筋肉痛になるくらいの勢いで
描いてもご覧の通り完成していません。あともう少しという事で、
途中絵でお茶を濁しています。せめてもの言い訳という事で。
なお、何か足りないと感じましたら今のうちなので突っ込みを
よろしくお願いします。

一応二宮君の主観モードという設定で描いているので、彼はいません。
ゆりえ、光恵の制服のラインもまだ描いていません。
八島様の隣に和尚さんが入る予定。で、現状80%くらいの完成度。

絶対誰かが描いてそうな構図ですが、それはそれで。

では、引き続き取り掛かろうと思います。
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なんとなく

2008年08月16日 23時44分45秒 | 絵関係
かみちゅ絵が全く捗っていません。申し訳ないのですが、今しばらく
お待ち下さい。

さて、今回は最近何となく感じた、人間キャラにおけるデフォルメの
傾向について書こうかと思います。当然ながらこれは自己研究に過ぎず、
本来このような場所でおおっぴらに言う事ではないのですが、
個人的な覚書という事で、それを踏まえた上で捉えて頂ければと思います。


久々にアップした絵を中心に話を進めようと思いますが、まずそこに
描かれた2体は同じ格好のキャラを異なる解釈でデフォルメしたものです。

大まかにAの方は
・末端に向かって手足のパーツが小さくなる
・腰が大きい
・目は小さめ、口は大きめ、眉を線で表す
で、対するBは
・末端に向かって手足のパーツが大きくなる
・胴体部分は一様に小さい、もしくは細い(胸はその限りではない)
・目が大きめ、口は小さい、眉はオリジナルに比較的忠実

Aの方は動きが表現しにくいので、漫画等の一枚絵に向いており、実際
それに多く見受けられます。アニメにおいても見られますが、一枚絵的な
場面での使用が主で、このデフォルメのままずっと進行する事はありません。
動きよりもデフォルメによる『可愛らしさ』を前面に出したものと言えます。

Bの方は動きを表現しやすく、アニメやゲームなど、どう動いているかを
伝えるべき場面で多く見受けられます。従って、キャラクターデザインの
段階で既にこのデフォルメが為されている場合も多く、Aのように
一時的な場面でこのタイプのデフォルメが為される事は稀です。

また、Aの方は女性に対してより好感を持たれやすく、Bは男性に対して
より好感を持たれやすい傾向があるように感じます。
Aの方がより女性的な要素(腰の大きさ、手足の小ささ)を誇張している
ためかも知れません。
遮光器土偶や古代の地母神像も極端ながらこの解釈が含まれているように
感じます。
Bは安定感があり、力強さも表現しやすく、より男性的に感じます。
アメコミの筋肉キャラ(ハルクとか)やポパイなどが当てはまるのでは
ないでしょうか。ミッキーマウスのようなどちらとも言いがたい
例もありますが。

単なる流行によるものもあるかとは思いますが、感じた事は以上です。
デフォルメの意味するところが『誇張』であるため、キャラや物語の
性質に応じて変化し、これだと言える公式のようなものは存在しません。
今回拙いながらも自論を展開したのは、これを読んでくれた人それぞれの
デフォルメ解釈の参考になればと思ってのことで、さらにそこから
新しいデフォルメ解釈法が生まれて来ればいいな、と。

お粗末ながら。
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肉と骨と絵

2007年11月11日 23時46分10秒 | 絵関係
昨晩は友人宅で筋肉絵強化合宿。
主に背中の筋肉を重点的に強化する。おかげでだいぶ解らない事が減り、
背中の筋肉を描くことへの恐怖が減った。

解剖学とかの教本では背中の筋肉の走行は分かっても、実際の背中は
骨とか脂肪とかで訳が分からない。しかも、ポーズによって表情が変わる。

かように侮れないもの、それが背中の筋肉だと思うわけです。
女の子描くに当たっては、思ったより役に立たないのだけど。

また、そこで友人に『pixiv』というお絵描き系ソーシャル
ネットワーキングサービスを教えてもらい、帰宅後早速登録してみる。

正直玉石混交で、また若い人が多く、流行が強烈に反映される感があるけど、
かなりの数の人間に即座に評価されるのは、恐ろしくもあり、
励みにもなると思った。

友人も言っていたけど、自分がランキング的に下から数えた方が早い事にも
これで何となく分かる。

とりあえず、そこでのデビュー作をアップ。
件の友人にはあまり見つけて欲しくないので、筋肉とかは描けません…。
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進まない為に進める事

2007年11月10日 20時55分26秒 | 絵関係
もはや完全に恒例化した週末の飲みに行ってきます。
今夜はどんな伝説が生まれるのか。学生に戻った気分で臨むつもりです。

『その場にとどまる為には全力で走り続けなければならない』

曰く、『鏡の国のアリス』の赤の女王の台詞らしいですが、
実に的を射た言葉だと、この頃強く感じてやみません。

そう、時間は何よりも早く流れていくのだから。

あと、特にテーマも無くぼんやり描いた絵で恐縮ですが、今回の
絵も上げておきます。中分けおでこの女の子は個人的にツボです。
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白々しくも

2007年10月27日 21時33分09秒 | 絵関係
今日電車の隣の席で中年男性が油絵(の具)について話を
していたので、つい立ち聞き。

『高い絵具は発色が違うと言いますねえ。その、カドミウム系ですか?』
「ああ、CとかDとかEのやつですね」
『そう言えば、ホワイトは何を使ってますか?』
「大体ジンクホワイトを使いますな、チタニウムは隠ぺい力が…」

ここまで聞いて、目的の駅についたので下車。

この話から解るのは、彼らが使っている油絵具はホルベイン専門家用油絵具
である(少なくともクサカベやマツダスーパーではない)事と、
通っている絵画教室の質がちょっと不安な事の二つ。

色々な会社が出している専門家用油絵具には、顔料の価値に準じて
AからHのような等級が定められており、値段もそれに準じて上がります。
ここでの顔料の価値は、色の価値=発色や耐久性の事ではなく、
単純に製造にかかるコストを指しています。ゆえに高いから良いとは
必ずしも言えないのです。そうでなくても色には好みがあるので、
値段で選ぶと痛い目を見ること請け合いです。

そもそも油絵具は顔料の純度を重視してるらしいので、絵具毎に
著しくフィーリングが異なります。
光学的に同じ色でも、混ぜた時の感覚が違っていたり、下の色を隠す力が
違っていたり、とにかく使ってみないと解らない。しかもメーカーによって
さらに微妙に違っているので、全くどうしようもない。

ぼくも予備校生の時、金が無いにも関わらず、博打感覚で絵具を試していました。
当然外れも多く、そういったものは友人に売り払ってしのいだものです。

また、ジンクホワイトはほぼ半透明なので、利きが弱く使いづらいです。
下地に使うと云々というのもあるそうですが、それは試してないので解りません。
ともかく、まだチタニウムホワイト使う方が良いと個人的には思っております。
本当はシルバーホワイトやセラミックホワイトを薦めるべきなのですが…。

まあ、絵の描き方なんて人それぞれでいいのでしょうけど。

で、今回の絵ですが、被り物絵ラストの『ネコミミフード』です。
何となくネコミミフードというと、白いものばかりのような気がしたので
黒くしてみました。
やはり某ゲームの白いアレが根っこにあるからなのでしょうか。

なお、次回からのテーマはまだ考えていません。
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