雨天は結構

雨が降りそうで結局降らなかった日曜日。
前日の夜に降った雨の湿気が残る蒸し暑さと、今まさに生い茂らん
とする草木の匂いが初夏を実感させる。とりあえず明日は休暇を
とったので、ガッツリ連休になるものの、何をするのかはまるで
考えていない。いつもながら、こういった長期の休みにおいては
すぐに昼夜が逆転するので、そこにだけは気を付けたい。
まあ、早速夕飯食べてすぐに寝てしまったせいで、床に就くのが
明け方だったという体たらくではあるが。

当初の予報では結構雨がちという話ではあったが、良くも悪くも
この時期の天気は読めない所でもあるので、晴れの日が増えることを
願うばかり。晴れてさえいれば、大体急な予定でも案外ねじ込めたり
するものであるし、ちょっとした思い付きに対しても動きやすくなる。
折り畳み傘などの手荷物が減らせるのも良い。何より気分が良い。

ピンキリ

先週ヤマダ電機に行った時の事。
使っているワイヤレスイヤホンのバッテリーの持ちが悪くなってきた
のと、端末やらPSやらで接続切り替えるのも面倒という事で、新しい
ワイヤレスイヤホンを見繕ってみたが、割と新しめの技術と思われる
骨伝導のものをはじめ、様々なスタイルのものがあり、しかも
そこにピンからキリまで実に十倍以上の値段の差がある始末。
そもそも店が混んでいたのでそこで決めて買うつもりも無かったが、
仮に真面目に決めて買うとしても相当に悩まされること必至である。

しかし、ここまでの値段の差がもたらすものは一体何なのか。
ブランドとかそういうのもあるであろうが、やはり音質なのだろうか。
個人的には音にこだわりは無いというか、そんなに耳に自信がある
訳でも無いので、とりあえず使いやすくてバッテリーが長持ちすれば
良かろうという考えである。

見た感じ、ハズレも多いAmazonで購入するよりも、そこそこ品揃えのある
家電量販店で探しても値段的に問題が無さそうなので、休日に本格的に
探してみることとする。

何かが壊れてそこに生まれる

急に気温が下がったせいか、月曜から具合が悪い。
頭や腹が痛むとかでもなく、熱や咳が出るでもなく、食欲が
無いというようなことも無く、ただ体が重くてやたらに眠い
というような、具合が悪いとしか言いようのない状態。
五月になれば気温諸々も安定するであろうから、そこまで来れば
きっと体調も落ち着くであろう。

話は変わり、いつの間にか近所の銭湯が閉店していた。
アパートと言えばトイレや水場は共用で風呂は無し、ゆえに洗面器を
小脇に抱えて銭湯詣でという紋切型のスタイル※が横行した時代も
今や半世紀近く昔の話。
※昭和生まれの身空ではあるが、そんな人は見たことが無く、漫画や歌、
小説、親の話にのみ伝え聞く、ある種伝説的存在。

近所を見渡してもかような物件は少数で、あったとしても入居者も
まばらという状況であるから、むしろ今まで良くもった方だと
言えるのかも知れない。
以前にも少し触れたが、ここ大阪では古くなった建物や施設が一気に
均されてきている状態で、節目のようなものが訪れているのではないかと
感じてやまない。こうして古いものが限界を迎えて、押し寄せるが如く
滅び去ってゆく姿には感慨を禁じ得ないが、問題はその跡地に何が
新たに生まれるかであろう。
住宅のような無難なものではなく、何か夢のある施設が個人的には
望ましく思うのであるが、今のご時世では厳しいか。
仮に新たに建てられたものが次の節目を迎えるまで半世紀として、
その間在り続けて然るべきと感じられるようなものであって欲しい。

物見

強い風に舞う埃が妙に粉っぽいながらもすっきりと晴れ上がり、
またとない散歩日和という事で、出来たばかりのららぽーと門真に
赴く。当然のように人が多く、飯時を過ぎているにもかかわらず、
数多ある飲食店はどこも満員御礼という状況。ただ、個人的に毎週
通いたいと思うような店は無く、一応の目当てであったヤマダ電機も
思っていたよりも全然小さく、少々拍子抜けであった。

そんなこんなで人混みにあてられたのか、何だかんだでかなり歩き回った
からなのか、帰宅してからどっと疲れが押し寄せてきて、そのまま眠る。

個人的にあの店で一番感心したのは、上り下りのエスカレータの速度が
明らかに異なっている点で、上りは早く、下りは遅い。
オープン間もなくは人が多いであろうから、安全面を考慮した可能性も
あるが、相対的に上りが早く感じることで、これから店に向かう客の
ワクワク感を高めつつ、帰りの客には名残の惜しさを味わわせるという
なかなか上手い仕掛けだと感じた。
開放的な作りだったり、座る所が多かったりというのは、多分昨今の
流行りなのであろうか。とりあえず、買い物であれば大日イオンで
良いような気もするし、飲食店に関しても近隣の良さげな店を開拓する
方が良さそうなので、客足が落ち着くまでは当分近寄ることはあるまい。

お決まりの

四月の上旬は汗ばむほどに暑く、下旬には寒くなる、というのが
毎年の定番であるが、そのような季節にあっては着ていく服の
選択に難儀するのもまた定番。
さらにここ最近では選択する服がそもそも足りない状態。
少し前に服屋で買ったが、何となくおろしたての服を人前に着て
いくのは微妙に気恥ずかしく、一度は洗濯しないとと思いつつ
結局着ないまま箪笥の肥やしになるというのもまた毎年の定番。

今週初めにオープンしたという門真の大型商業施設には服屋も
結構入っているというから、物見も兼ねて週末に行ってみるのも
良いかも知れない。個人的にお目当てと言えそうな店がヤマダ電機
位しかなかったから、好機と言えるやも知れぬ。
とりあえずあと一日は今あるボロ服で凌ぐこととする。
なお、人前にボロ服を着て行くのはそこまででもない模様。

早い

気が付けば、朝の出勤時の街ゆく人も随分増え、かつての賑わいを
取り戻したように感じる。暖かさの端から湿気が忍び寄る感じは
初夏の雰囲気を漂わせていて、夏も遠からずと予感させる。
休日でも突然の雷雨があったりで、人の流れも季節の移ろいも目が
眩むばかりの早さである。
この調子だと連休ももう目の前であるが、このような調子なので
計画などまるで立っていない。

何と言うか、時の加速が止まらない感覚。
さすがに加速が極まって一周する気はしないけど。

雲行き

土曜は天気が一日中悪かったせいか、腹の具合が優れず、
上から何か入れた傍から下から出ていくような状態で、結局
一日ぐったりしていた。
日曜は天気と共に諸々回復し、これ幸いとばかりに散歩に出かける。
久し振りに河川敷に向かうが、大きな川なり海があって、家並みが
途切れているのが分かるあの感じが好きだと実感する。
ずっと家の中や、狭々とした街の中で生活していて、たまに淀川の
ようなスケール感の違うものに出くわすと、新鮮味が非常に大きく、
それだけで気持ちが少し入れ替わるような心地になる。

話は変わり、随分と暖かくなり、部屋の虫が復活の兆しを見せ始めている。
まだ甲虫の方は網戸にたまに見かける程度で屋内には居ないが、
アリガタバチの方は数匹見かけた。発生源が屋内だとしたら幼虫が居る
証左でもあり、今年も戦いになる事が予感される。
しかし奴らはどの段階で幼虫に寄生するのであろうか。幼虫に寄生させる
ために今湧いているのか、幼虫に寄生していたものが今湧いているのか、
どれくらいの期間を経て成虫になるのか、その辺がまだ分かっていない。
正直知ったところで駆除の役に立たなさそうなので、あまり食指が
動かないが、本格的に湧いて来たらさすがに調べてみようと思う。

無双状態

AIの発展は想像を絶するほどで、今や動画をアニメタッチにしたり、
アニメを生成するなどということも出来るそうな。
そこで、例えばエロ漫画やエロ動画のベース部分のようなものだけを
提供して、ユーザー側でそれを完成させるというコンテンツを妄想する。
エロ系は比較的お決まりの展開、カメラワークで類型化しやすい。

完全にAI任せが難しいのであれば、ゲームのキャラを動かすような
骨とそこに入るアニメーションと話の展開（棒人間が個室で動いている
だけのもの）だけ用意して、そこにAIで肉付けする仕組みとかにすれば
行けるのではなかろうか。

その肉付けに関しては、ユーザー側の持つこれまでの動画や書籍、検索サイト
の検索、閲覧履歴から性癖や嗜好を読み取り反映させ、足りない所は
手動で補完するという感じ。
完全に自動生成するというよりは、既存の話を自分のお気に入りの作家さん
に描いてもらう、もしくは女優さんに演じてもらうようなイメージ。

というかこの辺りを上手くやれば、実質無修正も可能なのではなかろうか。
あとは権利や金銭的な問題をどう処理していくかが重要と言えよう。
下手に変な連中に大事な所を握られるとそれだけで破滅となりかねない。
夢のある便利な道具は、詰まる所強大な力と同義である。
なればこそ、扱いはもちろん扱うものの選定も慎重を期さねばならぬ。

○○劇場

『ジョジョ』を観ていて、ラスボスがいよいよ窮地という場面で
上から目線で命乞いして、結局"何それ分かんね"とばかりに止めを
刺されるというシチュエーションが大変良い。
さらに止めを刺される瞬間の最後の一言が、子悪党じみた捨て台詞
と来たらもう最高と言うしかない。

結局ラスボスも彼なりの信念をもって、一応良かれと思ってやっている
ので、彼からすれば壮大な理想と遠大な計画によって紡がれた一大事業を、
主人公側の卑小な願望と近視眼的な行動によって台無しにされるという
ような状況であろう。
確かにそうなったら諭すような口調にもなろうし、しかし今すぐ喉元に
致命の刃が突き付けられている状況でもあるので、かような傍から見たら
ややもすると滑稽な、上から目線の命乞いが成立する訳である。

最期の一言が小物、というのは詰まる所の彼の本性であり、ご立派
めかした口上から尤もらしい思想を垂れ流していたそれは、正にその小物さ
ゆえに生じた歪んだものであったことを裏付けている。

この流れの良い所は、読後に誰が悪かったのか、とか何が悪かったのか、
とか運や人の巡りであったのだとか、あれやこれやと思い悩むことなく、
ただ一言『奴が弱い人間だった』とバッサリ切り捨てることが出来る
ことにある。一口に言うと大変スッキリする。
こうして観てみると、終始難解だったり超展開の目立つ第六部において、
ラスボスの存在感やキャラの濃さが結構話の屋台骨だったとすら思える。
と言うか、六部の主人公が彼だったと言われても割と納得できる。

歩いてごまかす

本格的な春の訪れ、という事で体がやたらに睡眠を欲する春眠モードに
入り、休日だからと気を抜くと平気で10時間以上寝ているような有様。

しかし体が睡眠を欲しているとは言え、眠ったからと言って何かしら
具合が良くなるという事は無く、むしろ過剰に眠ってしまうと肉体的に
鈍って体がバキバキになるという弊害しかないので、欲するままに床に
就かないように、何かしら眠気をごまかすアクションがこの時期特に
必要になる。
しかし眠気は眠気なので、ゲームのようにある程度集中を要するものや、
布団の誘惑が常に手元にあるような環境だとあまり良くない。

そこで散歩である。とりあえず頭がぼんやりしていたとしても、外に出て
足を動かしたならば半ばなし崩し的にどこかしらには向かうし、そうこう
している内に眠気も覚めてくる。この季節は雨が降らなければ気温等
非常に快適なので、まさにおあつらえ向きと言って良い。
この前は気温と着るもののバランスを読み違えて結構な汗をかいたが、
今回はその反省を得て、汗を拭うためのハンドタオルも得たので抜かりなし。
本当にぼんやりしながら歩くので、多分傍から見たら結構フラフラ歩いている
のだと思う。だから自転車とかそういうのは危険であり、なればこその
散歩という訳である。再来週くらいには割と近場に大型商業施設がオープン
するらしいので、散歩の目的が増えていい感じ。
あとは休日に雨が降らないことを願うばかりである。