前にも話したと思いますが、ぼくは子供の頃、自宅の箪笥の裏に
秘密の扉がある夢をよく見ました。
果たして最近その家を引き払うに当たり、思わず確認してしまった程です。
『ペルソナ3』にも似たようなシチュエーションの場面があり、
はっとなりました。作中でのそれは『動いているエレベーターの中。でも異世界』
という非常に神秘的なものでした。それは常に動いているのですが、
上昇しているのか下降しているのかは分からないのです。
思うに、ぼくは『狭間の世界』に惹かれるのだと。
漫画とかの生死の境をさまよう描写も個人的に好みです。『ジョジョの奇妙な冒険』
のアバッキオというキャラが彼岸へ旅立つシーンは白眉と言えると思います。
狭間の世界を示すもの…橋とかは古来から、現代では環状線とかがそうかも知れません。
環状線にあるはずの無い終点。それこそが彼岸、というネタを今思いつきました。
もしかしたらどこかで既に使われていたかも。
結局のところ、夢の中の扉の向こうには人が一人やっと通れる通路と
その先の何の変哲も無い、がらんとした部屋があるだけでした。
(確か北向きの窓がひとつあったと記憶しています)
そんな夢も最近は見なくなりました。
そんな流れはまるで関係なく、本日の絵です。
『斬』と『ペルソナ3』の影響が出ていますが、気にしないで下さい。
何となく帯刀女子高生が描きたくなっただけで、得物が環頭大刀(読みは同じでも、
太刀じゃない古い方のやつ)なのがせめてもの意地です。