大晦日

年末はとにかくダラダラと過ごしていて、その分スーパーで豪遊でも
決め込もうと思っていたが、千円もしないパック寿司を買う程度で満足
しているのであるから、庶民根性が骨の髄まで染み込んでいることを実感。
それでもおやつ代わりに甘栗を齧るのは結構な贅沢だとも思うので、
結局は気持ちの問題とも言えよう。
そんな訳なので、多分一年の内に最もエビが消費されるこの日の、店に
居並ぶ海老天の身が少ないことと、肝心要と言えるこの時期に流水麺の
蕎麦が出ていないことに悲しみを禁じ得ない。
エビの身の大きさは尻尾の大きさを見れば大体分かるものということを、
40年近く年越し蕎麦を食べてきてようやく学習したなど、まだまだ伸びしろが
あると無理やり前向きに捉えることとする。

外では近所の寺が除夜の鐘を鳴らし始め、この日記を書いている時には
既に新年になっているであろうから、今年の反省などもはややる暇もなく、
多分来年も今年と同じか、それ以上の濁流にもまれるばかりの一年と
なるであろうことだけが言える。要するにこの年末年始の休みが明けたなら
炎の河の如き日常にまた舞い戻らねばならず、そこには別に今年だからとか
そういう情緒的なものは一切ない。ただ無機質に2024という看板が突き
刺さった道をひたぶるに突き進むのみである。
なので、とりあえず切に願うことは心身の健康と安全、これである。
という訳で、来年もよろしくお願いします。

めしもの

普段着込んでいる半纏に、肩から掛けているバスタオルと、そこから更に
部屋着用のダウンベストを追加するというのがここ数年の冬の装いである。
着込む順番として、ダウンベスト→半纏→バスタオルだったのを半纏→
バスタオル→ダウンベストとすることで、折に触れてはずり落ちるバスタオルと
前が開いていて腹が冷える半纏の問題を同時に解決できるという事に気付く。

布団の掛けるものと敷くものの順番は温かさにかなり大きな影響を与えるという
のは周知の通りであるが、着るものに関しても同様であった。
ただし見た目は壊滅状態。ゴミ捨てのためにちょっと外に出ることはおろか、
宅配の受け取りに出ることすらためらわれるような、ふとした拍子に鏡に映った
姿を見て思わず笑ってしまう程の、ドラクエ的にかっこよさ-100の出で立ち。

下半身の話をしていないが、たまにパンイチという一言をもってお察しください。
気温によっては靴下も履く。（より悪い）

偏るコスト

ガンダム系の食玩でザクが軒並み抜かれていて、新手の転売かと思ったり
したが、商材としてあまりにも額が小さいので多分普通に人気の問題であろう。
何だかんだで敵方のロボットの方が人気が出るのは、それこそ大昔にガンダムの
プラモが売られていた頃と変わっていないのである。
ただし例外はビグロとかグラブロみたいな非人間型のやつ。おもちゃ屋とか
デパートの玩具売り場でもしぶとく残っていた記憶。あと、閉店間際の閑散とした
売り場になお残っていたザクマインレイヤーが心に焼き付いて離れない。
言うまでもなくHGとかMGとかその辺の時代ではなく、MSVが出てしばらく経った
辺りの頃の話。要するに大昔。

それにしてもなんか最近食玩やおまけ付きお菓子を扱っているお店が随分減った。
カード、シール系食玩で覇権をとると疑ってやまなかったウマ娘ウエハースも
置いている店が異常に少ない。今世の中を席巻しているのは、ジャンプ系低等身
シールであろうか。ドラゴンボールやワンピースは当然として、ヒロアカに鬼滅、
最近はジョジョまで出ているときた。しかも第三部。
無いよりはマシなので折に触れては買うようにしているが、デザインや素材は
良いとして、裏書にもう少し気合入れて欲しいと願ってやまない。
確実に原作知っている人向けであるとは言え、情報が少な過ぎて物足りない。
シールの加工（素材）費にデザイナー雇う費用、そして版権代でカツカツで、
まともなライター雇う予算がないのも分かるが、もうちょっと、もうちょっと
何とかならんのかと思う。

労働が年末を終わらせると信じて

メリークリスマス。と言ってもよくよく考えてみれば鶏肉もケーキも
まるで食べていなかった。それっぽいことと言えばおもちゃ売り場の
行列に参加した程度。もちろんプレゼントなどという色気のあるものを
買ったわけではない。

そこかしこから漂う年末感に、うっかり来週から休みと錯覚しそうになるが、
そんなことはないので正気を保っていなければならず、これがこのお祭りへの
没入を大きく妨げる。そもそも子供の頃から、大体クリスマスで朝にプレゼント
があることを大いに喜んでも、その直後に登校という残酷な現実に直面して
いたし、受験の時も大体この位から冬期講習が始まっていたし、卒業制作の時も
追い込みだったし、日本の社会構造からしてクリスマスを心から楽しませるよう
には出来ていないのであろう。
そんなこんなで習慣レベルでクリスマスは余力を残して臨むべしと刻まれている
ので、目一杯楽しめと言われてもそれは難しい注文と言える。
至極ささやかに、それこそ普段の休日の晩酌のビールを350から500にする程度に
祝うくらいでもう十分。

要するに年末はこれから。年末（に働く自分自身）の更なる活躍にご期待ください。

飛ぶように

最近耳にした曲が、シャボン玉を主題にしたものであったのだが、件のものが
持つ『美しくもはかない』という印象のほか、『風に流されて飛んで行く』
『孤独（決して重ならず、重なると割れる）』というイメージも内包している
のではなかろうかと思った。
歌の中では二人が飛ばしたシャボン玉、という行があるが、自由ではあるが決して
交わらず、美しくはあるが吹けば飛んでいくような、夢はあるがそれゆえに共に
あることが決して叶わないその二人の未来を暗示しているような、非常に含みの
ある詩と感じられた。

そして話は変わり、最近ようやく供給が安定してきた感のあるヤクルト1000であるが、
陶陶酒の割り物としても優秀、というか同系列の乳酸菌飲料と比べても味的な
クオリティが段違いで、人気になるのもむべなりと思った。
何かこの件前にも書いたような気がするが、問題は毎日飲むには高すぎるという点。
普通のヤクルトも結構高い。週に一度の贅沢という程度には良いかも知れないが、
賞味期限が結構短いのであまり買い溜めも出来ないのが悩みどころ。
ちょうど良いタイミングで見かけたら買うくらいにしておくのが良いかも知れない。

調理という勿れ

レンジで作る冷凍のラーメンを失敗して庫内を汁漬しにしてしまった。
一度目の温めで全然仕上がらず、確認のために結構蓋を開け放ってしまった
のが主な敗因。構造的には二層構造になっていて、上段に氷と時間差で温める
具材が仕込まれていて、下層に麺と濃い目のスープが入っていて、初めに
温められたそれの情機やら熱気で氷を溶かして、スープを良い感じに薄めつつ
具材を温め過ぎないようにするという仕掛けであろう。
氷そのものはレンジで直接溶けないので、これを応用したレンジで作る冷やし中華
というものが出ていた記憶がある。

電子レンジという調理器具に関しては、使い始めてまだ10年も経ていないので、
これに限らず失敗は良くあり、その度に掃除が楽な円盤のない平板な庫内で良かったと
思われてならない。ちなみに生卵の爆発や金属製品をスパークさせるといった
大きな失敗はさすがにまだ犯していないので、多分大丈夫。

坂というより崖

予報にもあった通り、土曜の夜から気温が一気に低下し始め、それを
受けて腹が急降下したりとひどい目に遭う。布団に入っていても肩が震える
ほど寒いはずなのに、その他の部分が暑いと認識していたりと風邪を引いたのかと
錯覚するような状態で、感覚がバグったかのような体験を味わう。

話は変わり、本日到着予定とだけ予告された品が一体いつ届くのかと気になって
外出がろくにできず、チキンレース状態になるが結局夜が更けてもまるで音沙汰なく、
配送状況を確認したらいつの間にか『遅れちゃってるけどごめんねテヘペロ（大意）』
になっていて敗北する。こういうことがあるから時間帯指定やコンビニ受け取りを
重宝しているのに、たまにそのどちらも出来ない配送業者がいるのは何なのか。
最近はそこかしこでAmazonの受け取り用のロッカーを見かけるから、そういう所も
利用できるようにして欲しい。と言うか、このご時世にもなってなぜ皆が皆大体在宅で
あるだろうと思えるのであろうか。宅配における受け取り側の不在率はおそらく非常に
高いと予想され、それを考慮すると一日のノルマを達成不可能な域に達するのではないか。
無理してでも指定した時刻に来てくれなどとは言えないが、それであればコンビニなどの
受け取りをもっと普及させることで、双方にとって利とすることは出来ないのか。

そしてコンビニでおまけシール付き菓子を適当に二個つまんだら同じのが出た。
まあ多分そういう日だったという事なのだろう。

いつか終わりいつか始まる

何か至る所で2024とかいう知らない数字を目にするようになって、
眩暈のする今日この頃。相変わらず当てにならない天気予報の気温が
乱高下しているのを見るにつけ、12月であることが殊更疑わしくなる。

話は変わり、来春から始まるアニメ版の『ダンジョン飯』がとても楽しみ。
アニメ制作があのTRIGGERというのも、大体話のオチが進化にまつわる
エトセトラ、という所に合致していてとても良い。
ついでに最終巻が今日発売なので、今まさにダウンロード中。
読み始めたのは結構前だったような気もするが、ずいぶん時間が経ったものである。
ともあれかくも見事に話が畳まれている物語を読むとやはり最高に気分がいい。

物語は終わってなんぼのもので、それが綺麗になされていると来れば、
文字通りこんなに有難いことはない。独語の喪失感をアニメで補完できるというのも
なかなかに粋な計らいと言えよう。あとはアニメ版に中休みが入るかどうか。

入れ替え

養命酒から陶陶酒に切り替え、と言うか養命酒が尽きてしばらく経ち、
しばし腹が下り気味で尻が痛くなったりもしたが、ようやく身に馴染んできた
のか、いつもの末端ポカポカ状態が始まる。
気のせいか陶陶酒の方は足先よりも手先が温まる感じ。あとは寝酒にした時に
良い具合に眠くなってくるのもこっち。入眠はかなり良い具合になる代わりに
起きる直前にいつも夢を見るが、酒のせいなのかたまたまなのかは分からない。

あとはかなり梅酒に近いので、せっかく買った割り物のレモン風味飲料が
甘さと酸味の相乗となって、あまり効果がない印象。そもそもお酒を割るための
高果汁のレモン汁、もしくはグレープフルーツ汁が売られていたので、そっちに
しておけばよかった。今のレモン飲料が尽きたら試してみるつもり。
酒の方が先に尽きそうな勢いであるが。
別に律儀に今のものが尽きるまで新しいのを買わないでいる必要もないので、
次の休日あたりにでも養命酒の補充と共に買い込んでも良かろう。

謎の強さ

この数日は妙に暖かく、ちょいと散歩するだけで普段からの養命酒と運動不足の
影響でしばらくすると汗だくになる。その気になれば上はTシャツ一枚でも行け
そうなほどであるが、腹が冷えるとすぐ下るのでそこだけは死守。
まったく、余計な肉ばかりついている割に保温効果も碌に無いのが嘆かわしい。

そんな状態でも世間は師走の只中という、何か自己矛盾を引き起こしかねない様相で、
来週にもなればクリスマス関連でさらに激化するであろう年末の空気が、この陽気で
まるで嘘のように感じられる。実際問題今が十二月であることを信じたくないという
個人的な背景もあり、現実逃避が加速する。いや全く洗濯物の乾き具合が好ましい。

話は変わり、ここ最近で近所にドラッグストアが乱立している問題であるが、よくよく
注視してみると小規模のものは殆どスーパーとセットになっているかの如く存在し、
これだけの数があって、何故喰い合いや飽和を起こさないのか不思議に思う。
確かにスーパーでは扱っていないような、かゆい所に手が届くような品揃えがあったりで
存在意義自体は十分に感じられるものの、それがコンビニよりも高密度でひしめいている
と、やはりそんなにいらないであろうと思えてくる。

時間による環境の変化で、そういった店は淘汰されて数が落ち着くのが世の常であるが、
ドラッグストアはその辺りの環境変化に強い印象。シャッター街にあってもかなりしぶとく
残っているし、かなり巨大なドラッグストアが出来ても、その近くの同系列の店が割を
喰って潰れるということもない。実に謎だ。