ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

圧縮摂取

2013年03月31日 23時18分51秒 | Weblog
いつの間にやら四月になっていた。これからトップ絵に取り掛かろうという
ような、いつも通りの月始めではあるが、そろそろ深刻に、休んだほうが
良いのかもと思うようにもなった。
休日中にぼんやり思ったことでもあるが、ある程度の暇は人にとって
欠くべからざる要素である。食物関係で例えるならば、水のようなものだ。

仕事や生活、趣味などが諸々の食品(栄養素)のようなものとして、
○○歳の成人男性の必要栄養所要量は大体これくらいだから、倍詰め
込めば倍のスペックが叩き出せるだろうと、サプリメントを水なしで
かきこむような状態だったため、色々と乾いていたことを実感したからだ。
一人暮らしをしていても、菓子などをつまみつつ空腹を回避すること
ばかりに専念した結果、水分摂取を忘れたことが何度かあった。

血が濃くなるような、何とも言えないその倦怠感の解消には、水分が多い
ものであればそこそこ代用がきくが、結局ただの水が一番最適である。

水ばかりでも、極端が過ぎれば健康を損なうが、空腹でも、満腹過ぎても、
栄養ばかりを満たしていても、偏っても、同じことである。
飢餓時に、それを解消するために必要な食物を一度に摂らせようとすると、
却って人は死ぬという。乾きに喘ぐ人間に目一杯の水を与えても、それを
一気に飲み干せば健康を損なうだろうし、最悪溺れることだって有り得る
だろう。

未だに程よいバランスが見つからない。
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章立て

2013年03月29日 23時34分19秒 | Weblog
ようやく『スティール・ボール・ラン』をある程度まとめて購入する。
気が付けば10年以上やっていることが当たり前のようになった印象の
昨今の漫画界では、長編ものをこのようにある程度分割するのが賢い
やり方なのではないかと、ふと思う。
例えば、かの有名な『ONE PIECE』にしても、大河かつ長編過ぎて、もはや
付いていけないし、途中から乗り込むのも一苦労しそうな勢いだ。
単行本の一気買いなど、それを置く場所も問題になろう。

短いスパンの話の集合体であるような漫画であれば、そこは全く問題に
ならず、気まぐれに気に入った巻をチマチマと買っていけば良い。
『ゴルゴ13』や『こち亀』という長寿漫画は、その好例といえよう。

個人的な感覚では、大体20巻くらいを目安にストーリーを一区切り
して欲しい。これくらいならば何とか一気買いできるし、物語も頭に
入りやすい。内部的には○○の部とか○○章とか分けているものもあるが、
せめて背表紙から分かるようにはしておいて欲しいと思う。

というか、単行本ってファングッズの領域なのだろうか。
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不完全代替物

2013年03月27日 23時12分17秒 | Weblog
歯の痛みがひどくなったので、重い腰をあげて歯医者へ。

かねがね思っていたことであるが、“痛み”と一口に言っても、実際は
もっと細分化していいのではないか。曰く、普通のジリジリ、ズキズキする
ような痛み。腹などのギリギリ、グルグルくる痛み。そして歯を削られる
時に来るキリキリ、ビキビキくる痛みの大体三つである。
“心の痛み”などという詩的な問題は、敢えてここでは無視する。

というのも、定番の『痛かったら手を挙げてくださいねー』と言われて、
果たして痛みがやってきた時に、普段お馴染みのそれではなかったために、
一瞬これは痛みなのか?これを痛みと言って良いのか?と思わず迷い、
即答できなかった為である。
例えるならば、唐辛子とワサビをそれぞれ食べた感覚が同じ“辛い”と
いうことに疑問を感じるような状態と言えば想像がつくだろうか。
ともあれ、言語の守備範囲が広すぎるためなのか、適切な表現が
見つからないことは案外不自由だと、文字通り痛感した。

ともあれ、そのような激烈な感覚も、山ほど盛ってもらった麻酔のおかげで
一安心ということになり、あらかた悪い部位も削り去られた。

それにしても、口の中は治療のあとだらけで、もはやサイボーグの様相を
呈している。その他の部分があらかた健常であることもあり、普段の
ジャンクな生活の害悪を、まるで一手に引き受けたかのようでさえある。
否、歯だけで済んでいるこの状況をむしろ喜ぶべきかも知れない。

そしてこの歯の治療、まだまだ先は長いというから、実に気が滅入る。
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欲しいペン

2013年03月26日 23時07分20秒 | Weblog
何か機会があれば文房具屋や画材店に入って、色々と物色するのが
半ば趣味と化している状態である。
ただ、むやみにアレもいい、コレもいいとしているばかりではなく、
探し求めているものもある。『鉛筆のような柔らかい風合いを持ちつつ、
線の強弱が付けられ、消しゴムで消えない』筆記具がそれであるのだが、
結局今まで見つかっていない。
色鉛筆が比較的要求を満たしている感じであるが、濃淡の強弱は付けられて
も、太さの強弱は付けにくく、ついでに都度削るのが面倒であるため、
ペン皿の片隅に追いやられて現在に至る。
風合い以外では“筆風サインペン”や“コピックドローイングペン”が
しっくりくる感じだが、やはりどうしても物足りない感がある。

どこかの会社で、鉛筆のような感じの線がかけるペンを出してはくれない
ものだろうか。デジタルツールでペンをカスタマイズすれば容易に作れる
ものとは言え、アナログでも欲しいのである。
構造を考えると無理くさいが、求めるのはあくまで鉛筆風のタッチで
あるので、どうにか一つ。
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感情の無免許運転

2013年03月25日 23時17分04秒 | Weblog
あれからまた少し『惡の華』を読んでみて、何となく感想とも考察とも
つかないつぶやきのようなものを以下に記してみる。

登場人物はみんな自分の思い込みの中で動いている。『(自分が)正しい
と思ったものは、他人にとっても正しいものである』とか、『相手の都合で
悩んでいる人に対して、自分の推測から助けの手を差し伸べようとする』
とか、その他にも様々な例が挙げられよう。

世界が狭いというか、柔軟性が無いというか、自分の作り上げた世界を
それに気付かないうちに自己完結させようとするとか、何かにつけて
自己陶酔に浸るとか、そういう感覚は確かに身に覚えのある、思春期の
ものなのだろうと思う。
そういう時期の恋愛が往々にしてうまくいかないのも、互いが互いの
幻想に凝り固まって、それを突き崩して解きほぐし、妥協するというような
ことがどだい頭に無いからであろうと思え、実際に作中の人物も、恋愛
どころか、互いの感情がことごとく交わることなく滑っている。

とは言え、自分自身、そういう思い込みを暴走させる事が無くなったのか、
と言われると、いささか自信がない。
体は成人(病)、心は中二(病)である。
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咲くや散るや咲かざるや

2013年03月24日 23時46分04秒 | Weblog
前から気になっていた『惡の華』を購入する。
決定的なきっかけになったのは、某雑誌のインタビューにて、件の作者が
『さくらの唄』や『わたしは真悟』などへのリスペクトを説いていた事で、
そこに対して非常に共感を覚えたためである。
それこそ『さくらの唄』をかつて勧めてきた、予備校時代の友人その人
ではなかろうかとさえ思ったが、色々と読んでいるうちにさすがにそうでは
なく、ひと安心する。

とりあえず四巻まで買って、ざっと読んだ程度なので詳細な感想は書け
ないが、じっくりと読むことが、すでにどこか躊躇われたあたり、心に
訴えかけるものがあるという事だろう。
鬱屈し、悶々とし、空回りする、持て余し気味の情念は、素直に受け
止めるには剥き身すぎる。 時間をかけて読もうと思う。
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積もって溶けない

2013年03月21日 22時57分12秒 | Weblog
今年は桜の花が咲くのが早いとニュースでやっているのを見て、
ようやく近所の桜が咲きかけていることを知る。とは言え、まだ完全な
春というには寒いという状態で、着る服も定まらないような、そんな日々。

それにしてもまた最近になって、急に本が増えた。余っているダンボール
箱から作った急ごしらえの本箱も、上積みが出来ないことがたたり、
置き場所がもはや無い。先週の休日にカラーボックスを買っておけば
良かった。次の休日も近いので、本格的に購入の算段を立てておこう。
何せ、設置するまでは倉庫番必至なのだから。
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詳細さ

2013年03月20日 23時36分14秒 | Weblog
結局雨だったものの、祝日さまさまで、のんびりと過ごす。
何度か心が折れかけたものの、『ゴッド・オブ・ウォー:アセンション』も
クリアする。

しかし、アクションゲームにおけるストーリーというものは、あまり
相性の良い組み合わせではないように感じた。アクションに集中すると、
ストーリー的な流れは頭の中から吹き飛んでしまうし、ストーリーばかり
重視すると、アクションパートが減ったり、やけに俯瞰の状態で
アクションをやらされたりすることになる。

個人的には、漫画におけるエロとストーリーの両立よりも厄介な問題で
あると考える。クレイトスさんというキャラは非常に偉大であるが、
ゲーム的なスタイルがその他の要素にいつの間にか追い越されて、全体的に
古い印象になってしまったのかも知れない。
基本的な流れは初代から変わらず、あとは絵が良くなっていくだけ。

とは言え、ゲームに何を求めているのだと言われれば、それまでの話。
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戦が終われば武器は捨てられる

2013年03月19日 01時30分01秒 | Weblog
最近やたらとやっているモバイル系のCMで、『フルーツ系美術女子』的な
フレーズを目にしたが、長年美術系の人間をやってきて、そのような女子に
出会ったことなどない。かような、食う側でも食われる側でもないような、
微温くて緩い存在は元より絵など志さないような気がする。

とは言え、女というものは実によく分からない。件のCMで耳から甘い汁が
出てきそうな程のアニメ声を耳にして、女性はなぜ特定の相手の前で、
声の調子が変わるのだろうかという疑問を思い出す。

その他にも、文章などでうわずったテンションの記号や顔文字、擬音を
使ってくる手合いも分からない。気の置けない関係ならば分からないでも
無いが、付き合い上の距離を取る上での牽制なのだとしたら、何かが
滑っているような気がしてならない。ついでに、ごく個人的な趣味から
言えば、残念と感じてやまない。それならば失望と侮蔑の眼差しで
突き刺しつつ、腹の底からのアルトボイスで『クソムシが』と吐き捨て
られている方が、本音に触れられた分、まだ温かみを感じる。

件のCMがどのようなゲームなのかは知らないが、むやみやたらに愛嬌や
媚やアニメ声(声色)を撒き散らしている女性と仲良くなったとして、
その後に待ち受けているのは、本来ならばそれらの“猫”を剥ぎ取った
姿であろう。
今まで不特定多数の人に振りまかれていたそれらが、より甘く、熱く濃縮
されて、己の身に一点集中されるなど、いわゆる**男性の妄想であり、
現実世界に求めてはいけないのだ。

そしてこれも妄想である。

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夢と変えてゆく

2013年03月17日 23時45分08秒 | Weblog
春眠暁を覚えずとはよく言った(毎年言ってる)もので、長い夢から
覚めた時には、日は既に高くにあった。その長い夢も、相変わらず取り留め
もない内容で、中学校の教師をやっているという、何度か見たパターンの
再編成といったものである。

目を覚ましコンビニに行けば、『ビッ狩リマン』という、悪夢のような
コラボ企画を目の当たりにし、この時ばかりは、己の正気を本気で疑った。
一体これを誰が買って、どれくらい喜ぶというのだろう。百歩譲って
企画はアリだとしても、いかにも手抜きなデザインは正直正視に耐えない。

あとは終日ゲームばかりをやって過ごす。こうして、休日という現実を
夢のような曖昧で不明瞭な記憶に変えていくのだ。
そう言えば、今日は何やったっけ。
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