新学期のようなもの

九月も終わりに差し掛かり、何やら周囲が大きく動き出したような印象。
世間的には年度の折り返し点であるから、そういうことなのかも知れない。
何か色々支払いやら更新のお知らせが来ているし、周囲の人も何かと休みを
入れがちであるから、今まであまり意識してこなかっただけで、第二の
師走と言えるのかも知れない。

そんな様子で、気温の方も急に落ち着き、雨で部屋を閉め切ってなおクーラーが
不要という、実に過ごしやすい環境ではあるものの、いかんせん変わり目の
落差があったためか、どうにもやる気が減退して調子が出ない。

もう間もなく10月であるが、そうなればきっといくらか変わるであろう。
何せこの月で溜め込んだツケ払いが待っている。尻に火がつかないと動かないと
いうのは小学生の時分より変わらない。多分死ぬまでこのままであろう。

小細工無しの強み

昔から折に触れては言及しているような気がする、おまけシールにおいて
困ると言うか、正直嬉しくないギミックについて。
その1、蓄光
光を当てた後に暗い所で見ると光るという仕掛けであるが、暗い所でシールを
見た所で特段の喜びも発見もない。隠された文字や絵柄が浮かび上がるという
仕掛けがあるものもあるが、個人的にはうまくマッチしていたと感じたものは
ごく少ない。

その2、Wシール
シールの一枚目の下にもう一枚シールがある仕掛けで、往々にして二枚目の方が
素材が豪華。シールをしっかり集めるようになってから、いきおいシールの傷み
などが気になるようになり、しかも内袋などに入ったものである場合には勿体なくて
めくる気にならない。運よく複数枚手に入れば考えられなくもないが、めくって
取り去った一枚目を保存する手段（剥離紙など）が手元に無いためやっぱり
どうしようもない。

その3、温感、冷感シール
高温になると透明になったり、逆に低温になると不透明になるインクを用いて、
絵の一部を変化させたりする仕掛けであるが、温めたり冷やしたりという行為が
やはりシールを傷める印象があるため、あまりやりたくない。ついでにある程度
長時間変化した状態を持続させることが難しいというのも悩みどころ。
似たような使用法のものとして、紫外線に反応するインクを用いたものもあるが、
これもシールを傷める印象が拭えず（印刷物に紫外線はまずい）あまり好きではない。

なぜ思い出したかのようにこんな事を書いたのかというと、最近出た鬼滅の刃の
シールとカードで蓄光とWシールを採用していて残念な気分になったからである。
個人的には素直にイラストを引き立てるような、そんな素材やらギミック、
そしてホロ素材があれば十分と考えている。そんな見地から、最近出たウマ娘
シール付きグミはかなりポイント高い。

そういう時もままある

一年のうちでもっとも調子の良い月は大体五月頃で、気力的にも充溢した
感じになるのであるが、その逆がおそらく九月の今頃で、気力が萎える上に
とかく感傷的になりがちで、ネガティブな感情に心身を食われそうになる。

ちょっと気散じに散歩に出かけても、並ぶ家々が昔日と比して歯抜けに
なっている様に無常感を抱いたり、古本屋に出向いても、並ぶ本が昔日と
大差ないことに胸が痛くなったり、とにかく安定しない。
こういう時は理想とか正解とか、そういうより良いものを求めようとする
気持ちを休ませ、嘘でも間違いでも何でも良かろうという心地で、詰まる所
適当に事を済ませることで乗り切るのが良いように思われた。

一応ここまで、かかる時期にベストを尽くさなかったことで後悔するような
事態には陥っていないので、後に引かない程度に、構えずに行けばよいのである。

なお湧き出でる

木曜の夜に寝落ちして、金曜の更新も忘れていたが、かくして連休を
満喫している次第。今のところちゃんと夜更かししないでやれている。
少し話は変わり、米袋の中にまで虫が湧いて、冷凍庫に放り込んだ件であるが
思った以上にいい感じで、虫が軒並み死滅した上に、米を研ぐ時に
ちゃんと浮いてきてくれる。今の米袋に残っている米はまだ結構あるが、
このまま冷凍庫に入れっぱなしにしておこう。
あと、これは少々不思議に思うことでもあるが、いわゆるジップロック式の
袋は構造的に虫が入りづらいのか、結構ガードできている印象。
例の米袋は口を何回か折り曲げて洗濯ばさみで止めるスタイルで、割と
しっかり封をしたつもりであったが、結果は御覧の有様だったので、次回の
米袋ではその辺りもしっかりしたい。虫を死滅させる方が先であろうが。

また、やにわに湧き出したもう一種の虫であるが、大きくても3ミリ程度の
羽アリのような奴で、どうやら殺虫剤への耐性があるのか、ヒメカツオブシムシと
半ば入れ替わりのような状態で増えだした。羽アリということで検索をかけると、
専ら白アリという不吉なワードが飛び込んできて、なかなか不安な気持ちになるが、
一応家に沸いている連中は白アリの類では無いらしい。
ただ、そのためか対策についてはかなり楽観的に書かれていることが多く、
大体が『害は無いので放っておくべし』というような論調であった。
果たして信じてよいのであろうか。一応見かけたら潰すようにしているが、
アリの類は基本的に見えているものを殺戮しても焼け石に水なので悩ましい。

落ちても落ち着かない

休日、特に連休になると途端に夜型生活に傾くが、日常生活やこれまでに
重ねてきた習慣的には夜型でも何でもないという、気持ちの落ちていく先と
肉体的土壌の反りが合わないという状態のため、気を抜くと休み明けは大抵
寝不足でどうしようもなくなる。
実際問題、起きて活動している時間が同じであっても普段通り朝から起きて
色々やった方が能率が上がるし、体感する時間密度も大きい。

そんなお得な結果が分かっているのに、それでもなお布団に昼まで根を張って
しまうのか。起きる気力が寝床の魔力に勝てないからである。
とは言え、次の連休ではもう少し夜型生活に落ちていくのを食い止めたい。

陰に潜む虫の如く

台風が近づいているとかで、実際土曜から既に風が出て、空も終日掻き曇って
いる状態であるが、しかし雨は降らないという絶妙にチキンレース状態のここ大阪。
明日の夜くらいがピークで電車も止まったりするようであるが、問題は火曜に
どうなるか。何とも絶妙な所であるが、ひとまずは何かと被害が出ないことを願いたい。

話は変わり、結構久し振りに米を炊くかと米袋を見てみれば数匹程虫の混入が見られ、
少々気が落ち込む。おそらくいつものヒメカツオブシムシで、世間で広く知られる
ところの米につく害虫たるコクゾウムシではないが、もしかしたらコナナガシンクイ
かも知れない。こういう時に老眼を恨めしく思う今日この頃。
ともあれ、まだ一キロ当たり2匹くらいの割合でしか湧いていないため、思い切って
米を丸ごと冷凍庫に放り込んだ。これで死滅することを願うのみ。

一応見える限りの虫は除いたものの、炊いたご飯に一匹混ざっていて、こやつめハハハ
状態になる。未来は昆虫食がメジャーになるというし、多分米しか食ってない奴なので、
実質色が違うだけの米と変わらないし、2匹くらいまでなら気持ち的にもセーフ。
と言うか、ろくに洗っていない食器でも平気な身空で、虫を気にするのもナンセンス。

暴騰

毎度しんどいと思い始めたころにやって来る連休に、格別の有難みを
感じる今日この頃であるが、台風が接近しているとかで、買い出しの
タイミングを考えておかねばならないのが悲しい所。
とは言え、電車に10分以上乗るほどの距離を移動する予定も無く、
専ら家に居るつもりであるから、連休も問題なく堪能できるであろう。

そしてここ最近、値段の高騰によりすっかりフィギュアを買わなくなってしまった。
ちょっと欲しいと思っても値段を見たら諦めがつくような、そんな状態。
値段を見てもなお欲しいと思えるものは結局買っているが、割合としては
激減したと言って良いレベル。
おそらく周囲もそのような状態で、出る品が『サイズ大きめ』『バニー』に
偏りつつあるのを見るにつけ、客層が経済的に比較的余裕のある独身男性という
のがくっきり炙り出されているようで色々とわびしい気持ちになる。

1/6スケールのフィギュアを数体飾れるようなスペースがある既婚男性は
多くないと予想でき、その上バニーやら何やらで性癖を微塵も隠す気がない
アイテムと来れば、もはやこれは完全に独身貴族御用達と言えよう。

なぜフィギュアを買うのか、と問われれば『元気が湧いてくるからだ』と
答えるが、何事にも適正価格というものがあり、ついでに分相応という言葉もある。
もっと言えば生来の貧乏性がこの湧いて出る喜びに水を注すのである。
ささやかな、本当はそんなところから始まった喜びが、気が付けば随分と高く
付くようになったものだ。
それはつまり昔日は当たり前のようにあった、そんなささやかな喜びも今では
ひどく貴重になってしまった、ということかも知れない。

少ない上に

ただでさえ売っている場所が少ないのに、買えば買ったで同じのばかり出る
『ガオロード』の悲しさよ。ついでに買っているウマ娘のグミのおまけシールの方が
何なら順調に揃いつつあるという危機的状況。これはどこぞかでコンプリートセットを
買ってしまった方が良いのかも知れないが、もう少しだけ頑張る。

そして話は変わり、ここ最近寝付きが悪く、悪夢を見たり早朝に目が覚めたりと、
満足感のある睡眠があまり得られない状況。好きな時に好きなだけ床に就ける休日は
良いものの、結局そこで取り返すくらいしか対処法が無く、思うさま眠れる休日が
いつにも増して恋しく感じる今日この頃。

次に日用品補充するタイミングでその辺に効く薬の購入も検討したい。ただ、
いきなり睡眠導入剤とかは何か違うと思うので、もう少し間接的なところから探って
いこうと思う。

どこからでも

薬剤散布（科学の力）により一時は見かけなくなった虫が、また湧いてきた。
以前のヒメカツオブシムシの他、何やら羽アリのような虫まで増えている。
また屍の山を築くことになるのも含め、色々と気が重い。
しかし本当にこいつらどこから湧いているのというのか。

話は変わり、最近ニュースで『コロナ禍で○○がブームの兆し』という文言を
見かけたが、コロナ禍と○○に関連性が見当たらず、いわゆる言った者勝ちの
ハッタリ売り込みではなかろうかと思われた。
これを利用して、色々なものがブームになりそうな予感。この前も書いたように
ここ最近、流行り廃れの乱高下が昔に比して著しいのは、こういった売り込み口上が
そこかしこで行われている結果なのかも知れない。

それにしても、ネットのニュースポータルで取り沙汰されている記事の多くが、
ひどく下らないものばかりで、本当にこんなものが世の人に真面目に受け入れられて
いるのか、頭を抱えたくなる。エロ漫画やスポーツ新聞のような、冗談の分かる
大人に向けての娯楽という体裁であったのならば問題はないが、普通に万人に向けて
これが広められているのであれば、ちょっとまずい気がする。

反省の色だけ

世の中の慣習なのか日本だけの慣習なのか、何かしらやらかした時に
『責任を取って辞任する』というのは、結局のところ責任を取っていない
ような気がしてならない。
本当にその当事者が責任というものを持っていたのであれば、同じような
やらかしを二度と起こさないように奔走して、その成果を世に示すまでが
その責任の範囲内だと思うし、そもそも本人自ら任を退く意思を見せても
意味がなく、本来は上司が裁定を下す必要があることも含め、結局のところ
世間の指弾をかわして、世の人の留飲を下げさせるための、頭を挿げ替え
ましたという一種のパフォーマンスと言うか、とどのつまり茶番や見世物の類である。

実際問題、辞任とか辞職したとか言っても、その組織から完全に干されたとは
言ってないし、何かしら他の名誉役職とかに収まって、実質何も変わっていない
可能性だって大いにあるから、本当に何の中身もないパフォーマンスと言える。

大体何かやらかした人間が狼狽して頭を下げる様子を見て、留飲を下げる側も
どうかと思うが、昔は貧しい人にとっての娯楽が罪人の公開処刑だったということも
あると聞くから、今後そういう茶番はむしろ増えていくのかも知れないと思った。