ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

山崩し

2015年04月29日 23時34分07秒 | Weblog
何か良さげなものがあると、つい買ってしまうプラモデルであるが、
溜まる一方で一向に作成のめどが立っていない。
いきなり手間のかかる複雑なキットを組もうとするから、手をつけられ
ないのだろうと、気楽に組めそうなものを購入しても、それすら手をつけ
られないような状態のため、本格的に『老後の楽しみ』になりそうな
勢いである。

その昔、鳥山明氏がその単行本で、部屋に溜まったプラモデルの山をして
同じように『老後の楽しみ』と書いていたことが頭に浮かんだが、結局氏は
あの山を崩せているのだろうか。

作る暇がないというのが大きな理由ではあるが、他にも楽しい事が沢山
あるというのも大きく、しかもそれは徐々に増えていっていることでも
あるから、今部屋に着実に積まれていっているこの山を崩せるのは、
本当にいつの日になるのか見当が付かない。
時間が経ちすぎて、カーモデルのタイヤやデカールが劣化してダメに
なっている…とか、そういう事態も起こりそうで怖い。

そもそも制作する上での技術も、ガッカリするほど低下していそうである。
今ならゲートの処理すら失敗しそうな予感。
いざ山を崩す段階になったとしても、どこから崩していくかも重要に
なるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春日麗らかなれど風寒し

2015年04月27日 23時25分58秒 | Weblog
出勤の道すがらにある小学校が、今年から朝の掃除を始めたような様相を
見せていた。そこまでつぶさに観察していたわけではないので、実は昔
からやっていたとか、今年度から規模が大きくなっただけとかなのかも
知れないが、我々が小学生だった頃には掃除といえば帰り間際だったので、
色々と事情が変わったのだろうとアレコレ想像する。

例えば、授業前に軽く体を動かす事で集中力を上げる効果を期待している
のではなかろうかとか、一日あたりの授業時間が増えた関係で帰りが遅く
なる(塾などへ遅れる)のを防止するためではないか、とか、或いは
上記の関係で教員の帰りが遅くなるだろうから、そちらに対しての策では
なかろうか、とか色々思い浮かんできた。

ともあれ、昔と比べて、学ばなくても良かろうというものよりも、学んで
おいたほうが良かろうというものの方が多くなった関係で、小学生の
身空でも『忙しい』という言葉をそれなりの重みを伴って発せられるように
なっているのではないかと感じる。

学んでおいたほうが良いことは学んでおくことに越した事はないが、
それが今でなければならない、というようなものは実はそう多くない。
外見は何とも身奇麗になって、いかにも恵まれたような感じはするが、
個人的に今の小学生を見てもあまり羨ましいと感じない。
個人的に今を謳歌できているからそう思うのか、或いは…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

臭み消し

2015年04月26日 23時24分56秒 | Weblog
あれからも体調の好不調を繰り返し、今も油断するとすぐに喉がいかれる
という生殺しの状態。昼暑く夜寒いという季節柄に体が付いていけないだけ
で、じき慣れるものならば良いが、変な病気になっていないよう願いたい。

そのような中で、神羅万象シリーズの画集と銘打たれた本が届いた。
何か通販限定とのことであるが、確かに内容(印刷や装丁)が豪華では
あるものの絵がやや少なく、余計なテキストで水増しした感が否めない。
イラスト担当者のこだわりだとは思うが、少々厳選し過ぎではないかと
感じる。

この画集の目玉である線画ラフなどは特に、日の目を見せるに忍びない
ものだったとしても、もう少し出して欲しかったと思えてならない。
例えばゲームの設定資料本などは、かなり些細な設定画までもをさらい
尽くしているのが多く、ものによっては読み手をして食傷を起こすレベルの
ものまであるが、そこまで行かずとももう少し出して欲しかった。
収録されている原画がどれも良いものであるだけに、ひとしおである。

線画ラフに需要があると知れた途端に懸賞のネタにするなど、本来言語道断
であり、出し惜しみなどせず、画集も限定にせず、堂々と全部盛りにして
出せば良かろうと思うのだが、チラ見せで興味を引きつつ、出し惜しみの
補完部分に金を出させるやり方に最近は味を占めている感がある。
おそらくは販売側の戦術であろうが、実に悲しむべき事である。

そこかしこから金の匂いがして、大変に不快である。もっと隠せと言いたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修羅養生

2015年04月22日 23時36分39秒 | Weblog
今週も性懲りなく寝込む。
この季節、夜更けに寒くなるのは学生時代に経験済みであり、まさに
その時のことがフラッシュバックする寒さであったのだが、朝に起きても
寒さが抜けない。そこでようやくこの寒さが寒気であることに気が付き、
ついでに喉がパリパリだとくれば、めでたく病人の一丁上がりという寸法
である。

風邪薬の類は丁度切らしており、ついでに一日篭りきるための糧秣を
補給しようと、店が開くであろう9時頃を見計らって決死の買出しを行うが、
近所の薬局が軒並み10時開店で、無念の不発に終わる。
仕方がないので、昼頃に時間をずらしたが、しんどい気分で往く身空を
よそに、世間の何と緩やかで穏やかなことか。
朦朧とした足取りより、なお遅い歩みの近所の婦人に『なぜもっと早く
歩けないのか』と心の中で叫びを上げる一場面もあったが、普段目にする
事のなかった、日常の風景がそこにはあった。

穏やかに緩やかに生きていくのと、せっかちにあくせく生きていくのとでは
どっちが体感的に早く老いるのであろうか。

などと思索に耽ったり、買ってあった文庫本を読んだり、先日購入した
アーム付きタブレット書見台をフル活用するといった、まるで花が咲かん
ばかりの病人ライフに関しては、残念ながら見送りとなった。

とにかく食って、薬を飲んで、寝るという、養生に全精力を注ぎ込んだ
ため、そんな余裕などなかった。
春の日差しも毛布が一枚増えたのと変わらんッ。(つまり寝る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一口乗る

2015年04月20日 23時04分25秒 | Weblog
『一万時間コミットすれば世界レベルになれる』という旨の言葉が、少し
前に話題なっていたが、その中での“コミット”という語が引っかかった。
ここで下手に“努力”とか“練習”という語を用いずに、わざわざ
“コミット”という(おそらく原文通りの)横文字を出してきたという
事は、一語に訳し切れない意味を含む語であるからであろうと思うに至る。

実際ウェブやウェブ辞書などでその意味を調べてみると、複数の、しかも
細かい条件付きの意味を持っている語であったが、乱暴かつフィーリングで
『大きな(公的な)流れに己(の持つ責任の大半)を乗せる※後戻り不可』
というような感じ、と半ば勝手に解釈した。
身を、委ねる、捧げる、尽くすというような訳もあるだろうが、個人的には
もっとのっぴきならない感じを含んでいるように感じる。
それが話されている地域の人に違うと言われたらそれまでであるが。

なので、冒頭の行については10000時間というハードルがまず目立つものの、
コミットすることも容易ではないという点まで含めて、この表現にした
のではないかと思われる。
この論法で行くと、例えば週刊連載を抱えている漫画家が、およそ日に
7時間働いたとして、4年休みなく続ける事ができたら達成、ということに
なる。※週刊連載にあっては全霊で望むほかないと個人的には考えている
ので、とにかく打ち込んでいるという前提。
単行本に換算するとおよそ24巻程度であろうか。

長期間全霊でことに臨むという類の仕事が他に思いつかなかったので、
これ以外のケースがどうなのか調べづらいのだが、これだけ見ると概ね
合っているように感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花の咲く野にありて

2015年04月19日 22時56分43秒 | Weblog
世間ではもうゴールデンウィークの雰囲気を漂わせており、少々困惑する。
待ち遠しい気持ちは分かるが、あまり早いうちから気にかけていても、
それまでの期間が消化試合的になるのと、仕事上の関係で二週間先の予定は
いかようにも変わり得るということが身についてしまっているため、
何となくどういうことをするか決めておく程度にすることにする。

さておき、大分暖かくなってきたということで、近所のショッピングモール
のような場所へ出向くが、想像以上に若者が多く、少々驚くと共に、
己自身がもはや若者でないことに気付かされる。
いかに家の近くが老人ばかりなのかを痛感することしきりであるが、
気を取り直して、そんな若い連中を観察してみると、着ているものの
方向性というかセンスがかなりアニメ寄りになっていると感じる。
アニメ寄りというのも不適切(自分自身が子供の頃ものび太くんスタイル
だったので)だが、何と言うか、ファンシーでリリカルな感じが増した。
という感じだろうか。

ともあれ、この華やかさに思わずスケッチブックを片手に訪れたくなるが、
色々社会的にまずいので思い止まるべきであろう。残念である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

療法

2015年04月16日 23時26分20秒 | Weblog
先日の体調不良は花粉症ではなく、鼻風邪をこじらせただけのようで、
それも集中的に養生した成果か、ひとまず回復した。はずである。

以前にも書いているかも知れないが、風邪を引いたときの療養法は、
食欲が優れなくても、6分目程度には食事を摂る→風邪薬とビタミン補給
出来るものを飲む→枕元にポカリのような手軽に水分補給できるものを
置いておく→少し暑いくらいの状態で、十分過ぎる程度の時間寝る

大体いつもこの方法である。大体途中で目が覚め、不思議なことに二日とも
同じ時間に同じ回数であったから、何かの因果関係があるかも知れない。

そして長い時間眠っているので、当然長い夢を見るがこれもやはりという
ように悪夢やろくでもない夢ばかりを見る。
覚えている限りでも一晩で三回くらい死んでいる。夢の中だけでも美女に
介抱されたいものであるが、そう言えば普段も夢に美女が出てくる事など、
ましてやイイ事にまで発展する事などあったためしがない。

しかし、この途中で目を覚ました時に補給する水分の、何と美味いことよ。
うっかりすると病み付きになりかねぬが、さすがに本末転倒か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナやカゼ

2015年04月14日 22時20分24秒 | Weblog
週末から目の間から鼻にかけてが熱っぽく、鼻風邪を引いたと思われる。
のどの痛みや食欲の減退、発熱はないので、そこまでひどい状態ではない
ものの、なかなか回復せず悶々とする。
風邪の対策を行い、先日はかなり早い時間に就寝したが、あまり良く
ならず、花粉症などの可能性も疑い始めている。

とりあえず今日もさっさと寝ることにする。

以前ここに書いたように、人間眠りに落ちた時に抵抗力が激減するため、
人の多い環境下でまどろむのは想像以上に危険であると思われる。
今の症状が風邪によるものと仮定した上での、さらに仮定になるが、
おそらくこの風邪は電車でもらってきたものであろう。ここ最近帰りの
電車で眠ってしまうことが多かった。

皆々様も、どうかお気をつけて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコ供養塔

2015年04月12日 22時05分39秒 | Weblog
日々不満ばかりを書き連ねている感のある『神羅万象チョコ』であるが、
今回の弾も残念ながらその不満は解消されるどころか増した状態に
なっており、飼い馴らされた奴隷の自負ある身空にあっても、この酷さには
閉口を禁じ得ない。

例えば、以前までの弾では一箱(20個入り)を買えば、大体4枚のキラカード
が出ていたのが、今回は一箱あたり3枚しか出ない。手付かずの箱の状態
から並んだ五個を買えば一枚は必ずキラカードが入っていたのが、今回は
六個買わないと入っていない。
そしてそのキラカードが今回は12種類あり、全部揃えるのも一苦労という
完全にコレクター向けの(客を舐めた)売り方に、このビジネスモデルは
既に崩壊しているのではなかろうかという疑念がわく。

今回の弾の懸賞システムはカード以外のものもラインナップされており、
カード系のみならば合計75、それ以外のものは合計90ポイントで手に入る。
(ちなみに1ポイントは一個分と計算して頂きたい。)
ここから概ね推測される事は、カードの最低限の収集を目的とした、比較的
ライトなコレクターのこの弾における予想購入枚数が75±10程度という
ことで、関連グッズなども揃えたいと欲するコアなコレクターの場合は
165程度ということになる。
そもそもきまぐれ程度に購入する層や経済力に乏しい子供の場合は精々
30前後と予想される。

弾ごとのインターバルである三ヶ月間にこれだけの量を買わせる前提で
ようやくこの商品が成り立っているのだとすれば、明らかに単価の計算が
おかしいと言わざるを得ない。客をして一個100円を払って得るだけの
価値や魅力が既に無いからである。
より具体的に言うと、ハズレありの100円くじを維持するには困難な
レベルにまで、アタリの確率(と価値)が低下しているということである。

このあたりのバランスは、条件によっていかようにも変動し得る、難しい
ものであるが、概ねそれをつかんでしまえばしばらく使っていけるもの
でもあり、神羅万象シリーズが試行錯誤の上で築き上げてきた財産の
一つであったと言えよう。ただ、それも6年目くらいから怪しくなり、
自ら確立した価値のかく乱とも取れるような行動を続けた結果、そこが
麻痺したのか、回を追う毎にマゾコレクター御用達のシステムに成り
果てている。
とは言え、これでもビックリマンよりは良心的な展開であるから恐ろしい。
もしかしたら、内部の人間が昨今のえげつない仕様を通す際に、
『ビックリマン2000よりはずっと良心的ですから!』とか言っていた
かも知れない。

シリーズが進み固定客が付くようになると、とかく仕掛ける側はバブリー
な戦略を立てたがるが、それは大きな間違いであって、買い手が求めて
いるのは常に一定以上の価値であるということである。
徒に表向きの額面を吊り上げても、本質的な価値が据え置きならば、
相対的にそのものの価値は低下する。

ともあれ、神羅万象の中の人たちにあっては、もっと初心に帰って
諸々のシステムを構築し直して欲しいと願って止まない次第である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とどまる

2015年04月11日 23時23分01秒 | Weblog
用済みとなった旧サービスのモデムなどの機器の回収工事のため、再度
人を招くこととなる。無論何の手立てなしで臨む訳も無く、呼吸器を
患うほどに掃除をした上ではあったが、やってきた担当者の帰りたい
オーラが半端ではなく、やることを最低限やった後、大変速やかに帰って
いった。確かにもてなすつもりなどは無かったが、失礼の無いようには
整えてきたつもりであった為に、少々肩透かしのような気分を味わう。

話は前後して、その掃除の際に完全にミイラ化したGの字を発見してしまい、
ゾーマ城でオルテガを発見した時のような気持ちになる。強靭にして
しぶとい代名詞の奴らをして、この部屋にあっては永らえる事は出来ず、
薄気味悪いほどに原型を留めた姿も、分解者の不在を示す素材に他ならない。

ある意味ここは死の世界なのではなかろうか、という想像も浮かび、
来客の多くが帰りたいオーラを放出するのも、それならばむべなりと思う。
とりあえず、掃除の甲斐はあって、ほんの少しだけものを置くスペースが
新たに都合できた。重畳重畳。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする