汚水と毒水

自宅でPCをつけていると、ふと訪れる手持無沙汰な時間にまとめサイトを
見てしまう癖をどうにかしたいと考える。
有用な内容のものも結構あるにはあるが、読んだ後に思考が腐りそうな
どうしようもないものの数がかなりあるので、正直無駄が多過ぎる。

普段つい読んでしまうような、そういったダメな記事はタイトルだけで
満足するようにして、少しでも有用な記事を読むか、趣味に費やす時間か、
睡眠時間に充てたい。
元々ここまで時間の使い方をどうにかせねばと思ったのも、最近になって
睡眠時間の足りなさが身に染みるようになってきたからである。

心身の健康維持はもちろんのこと、原因たるジャンク情報がもたらす認識の
歪みが、睡眠不足等による気の緩みによって制御できなくなり、社会的立場を
危うくする危険性も跳ね上がる。

毒も喰らえば薬も喰らう、そんな度量が重要だとばかりに、情報のえり好みを
あまりしてこなかったが、さすがに泥水は（年齢的に）害にしかならぬと
気が付いた。つまりはそんな話。

普通であるために

何だか最近昼でも夜でも、自宅や職場の近くでもパトカーの
サイレンの音をよく聞くようになった。時期的に暖かくなって、
新学期や高校、大学デビューを果たした、若気の至った連中が
騒がしいだけなのかも知れないが、色々と物騒な話が毎日の
ように飛び込んできているので、少し不安になる。

不安といえば、年金についても最近になって実質破綻したことを
認めたような発言があり、そこについてはある程度予想は出来て
いたが、どうせ更なる税金地獄でしゃぶられるのだろうと考えると
不安は拭い切れない。

こういう時に楽して何とかしようと浅知恵で動くと破滅へ
まっしぐらなので、最低限騙されない程度の知恵をつけたらあとは
真面目に働いてコツコツとやっていく方が良いのであろう。
ギャンブルは（まず負けるので）するな、というのは我が家の
家訓でもある。年金システムが半ばギャンブル化したのは、もう
結構前の話であるが、その時点ですべきことは決まっていたのだ。

蓄えが特段ある訳でも無し、いざという時のための手技を鍛えて
おくのが良いのであろう。最後にものを言うのはアナログだ。

昔の夢は今の幻

休日は真夏かというような暑さで、今年初のアイスを食べたり、
冷房を回したりしたのであるが、いかんせん急激な変化に体が
ついて来れなかったのか、腹が五月雨の如く下る。
そんな状況にもめげず、未だに出しっぱなしだった足元の暖房器具を
しまい込み、扇風機を新たに備え付けて、これからの暑さに
備えることとする。

そして先日潰れる気配があったと書いていたコンビニであるが、
実際に見に行ったらきれいさっぱり潰れていた。個人的には何かと
重宝していたので、悲しみもひとしお。

そして一部で話題の『キン肉マン』の学研の図鑑を購入。
企画的にはネタに近いのであろうが、内容が完全に全力投球レベルの
本気で、読んでいて圧倒されるほどであった。聞けば件の図鑑の
編集者がかなり熱烈なキン肉マンファンだということで、この熱の
入り具合もむべなりと感じる。

少し前に梅田の百貨店でもキン肉マン関連のコラボブースが用意されて
いたりで、色々な所で"キン肉マン大好き少年"の種子が実を結んだ
ような例が散見され、キン肉マンという作品の影響力の強さを思い知る。
かくいう自分自身もこの図鑑を初回限定版で購入しているくらいには、
キン肉マンに対しては未だに並々ならぬ思いがある。
思い出補正、というのも多少はあるだろうが、やはりこの作品の持つ
魅力によるものが大きいのではなかろうかと思わずにはいられない。

ただし『闘将！！拉麺男』、テメーは駄目だ。
同じ作者繋がりなら『グルマンくん』もアウト。

肉体的新年

この季節に心身の平衡を崩しがちになるのは、四月に入って
一気に肉体が冬から脱して、半ば総入れ替えをしたかのように
切り替わるからではないかと思うに至る。

以前に一月から三月にかけて、時間の感覚が加速するのは、
一年が四月でリセットされるためという説を立てた。
であれば、四月から季節が遠くなっていくほど時間の感覚が
相対的に短くなることの説明がつく。

普通に生活していれば次の日は前の日の延長で、今の連続で
しかないから、ある季節に心身が劇的に入れ替わるというのは
どうにも実感の湧き難いものであろう。
しかし、オカルトじみてはいるが、上で挙げたような事例を
鑑みるに、四月くらいで大掛かりな変化があると考えた方が
しっくりくる。
そしてその変化は後天的な生活習慣がもたらしたものなのか、
それとももう少し大掛かりな、季節に依存するものなのか、
もっと風呂敷を広げた、人間の習性にまで関わるものなのか、
仮説の上の想像ではあるが、少々気になる所である。

秘すれど消えず

先日古本屋に寄った際に、ふと目に留まり衝動買いしたのが『春画』の本。
現代のエロ書籍ではなく、元の江戸時代の春画を解説した本である。

普段からとかくエロ文化関連には目がない身空で、そういう場合は実用に
供するのではなく、知的好奇心を満たすのが目的になるが、実際掲載
されているものを見ても、特段エロい気持ちにはならない。

江戸期の絵と言えばいわゆる浮世絵から想像されるような、様式化された
もので、春画においてもそれは変わらない。実際の形象をつぶさに捉えた
絵ではなく、個々人の記憶からイメージを想起させるきっかけとしての
記号の集合体という印象で、なればこそ現代の、そういったイメージの
土壌が形成されていない者が見ても今一つと感じてしまうのであろう。
掲載されていたものも、直截的な描写で劣情を刺激するのではなく、シチュ
エーションや会話等のやりとりからエロスを漂わせるようなものが多く、
特筆する点としては、基本着衣で、胸の露出がかなり少なく、
この辺りは現代のエロとかなり趣が異なっていて興味深い。

とは言え、今のアニメ絵も記号の集合という点では似たようなもので、
おそらく数百年後の人が見ても、現代の人が春画を見たような感想ないしは
感覚を抱くのではなかろうか。

その他、春画が多くが（木）版画であるのだが、『毛』の表現に当たって、
彫り師の腕が後世の追随を許さないレベルで高く、故に復刻版が劣化コピーと
化すようなエピソードもあり、日本人の心の奥底の変態性に誇らしさを覚える。

そして、件の本は美術書扱いであるため、消しなどは当然入っていない訳で
あったが、あと数百年したら、今のエロ絵たちの無粋な消しやモザイクも
外れるのであろうか。
数百年といわず、すぐにでもその辺は外して欲しいが。

巡り巡る街

いつもAmazonの受け取りに重宝していたコンビニが、何やら
潰れそうな気配を濃厚に漂わせている。
コンビニ興亡のサイクルが短いことは十分承知の上であったが、
それにしても早すぎる。一体何があったというのか。

休日の習慣となった散歩をしていて思うのは、昨年の夏くらいに
かけての地震から台風のコンボによる被害以降、まるで破壊の風が
吹き抜けたように色々な建物が取り壊されたり、色々な店が潰れて
いったということ。もちろん災害による直接の被害を受けていない
ものもかなりの数が含まれていたし、かなり個人的な主観により印象が
書き換えられているとは思うが、どうにもそんな気がしてならない。

跡地は空き地のままではなく、大体すぐに何かしら新しい建物が
作られていくので、分かりやすく死に向かっている感じは無い。
ただ、活気のようなものは確実に失われていっている。
とりあえず、新しい受取先を見つけねばなるまい。

夏の入り口

時々涼しい時もあるが、間違いなく夏に向かっていると感じる今日この頃。
そろそろアイスが欲しくなる時期であるが、初夏から秋頃までの、ちょうど
個人的にアイスが食べたくなる時期に限って好みのアイスが出ないのは
何なのか。
冬から春くらいにコンビニのアイスコーナーで見かけて『これは夏になったら
是非とも食べたい』と思うようなものに限って夏まで残ったためしがない。
今やアイスは年間を通じて消費されるものという認識で、季節により求められる
物が変わるというのは大いに理解が出来るが、なぜかくも偏るのか。

結局ジャイアントコーンとかいつでもどこでも買えるような鉄板大安定の
ものを買う羽目に陥る。人生でアイスを美味しく食べられる回数などかなり限られて
いるであろうに、これは少し悲しい。ジャイアントコーン好きだけど。

そして、去年の夏に引き続き今年もやって参りました『ソバ天国』。
濃縮そばつゆも購入して準備は万端、であるが、去年お世話になったお手軽袋そばが
近所のスーパーで売り切れ状態で手に入らず、悲しみに暮れる。
さりとてそばつゆの足は速い。普通の袋そばで当面はやりくりしていくつもりである。

しかし、茹でなくてもいい袋そばって改めて便利だと痛感する。そば美味い。

そこは折れない

アナログ絵の作業において、もはや欠くべからざる存在となった
水色のシャーペン芯であるが、先日文具屋に立ち寄った際に新しいのが
出ていたので思わず購入する。
とは言え、調べてみると結構前に出ていたもので、現在愛用の水色芯が
まだ残っている状態のため、スルーしていたのかも知れない。
その昔から使っているものは10本入りで200円だったが、今回購入したのは
20本入りで同じ値段で、安かろう悪かろうではないことを祈りつつ
現在手ごたえを試しているところである。

カラー芯と言えば折れやすさがまず第一に上がる程で、実際に0.7ｍｍ芯で
あっても通常の黒鉛芯に比べて格段に折れやすい。
ひどい時にはペンをノックして繰り出されてくるその途中で折れる。
しかもカラー芯は通常の芯に比べて蝋っぽいためか詰まりやすく、軸先の
パイプとの間に摩擦を生じやすく、それによって上に書いたような
ノックするだけで折れる現象の確率を上げる。
これに関してはペン先の作りがカッチリしている製図用のシャーペンを供する
ことでかなり緩和されたが、それでも結構な頻度で折れる。

今使っている水色芯の愛用の理由は折れにくさからではなく、描き心地と
色の適度な薄さに依るところが大きいので、これで折れにくければと
思ったことは数知れない。（あと、これはペンの都合であるが"余り"が結構
多く、8割程度で替えざるを得なくなるのがつらい）

新しく購入したそれに関して、描き心地と色に関しては全く問題なしという
状況。あとはひどく折れやすいという事態にさえ陥らなければ、実用テストと
してクリアと言って良いだろう。そして、今のところまだ折れていない。
まだ使い始めて数日程度であるが、もう少し使ってみて、良さそうであれば
大人買いを検討しようと思う。

どういう訳かこの手の文具は地味に更新が激しく、すぐにモデルチェンジしたり
絶版になったりするから、気に入ったものはなるべく大量買いしておかねばならぬ。

しまっちゃう人間

自宅の湿度計が『LO』を示すほどの五月晴れをよそに、溜まりに
溜まった神羅万象チョコのカード整理を行う。
ここまでに1、2、5、10、12、13章がファイリング完了していたが、
今回9、11、14章の残りをまとめた。
ついでに未入手のカードをしっかり記録しておくことにする。

今までにも何度か書いてきたように、神羅万象チョコのシングル売りを
扱っている店は極端に少なく、あっても望みのものが並んでいるとは
限らない。よしんば出会えたとして、持っていないカードについても、
総数が総数なだけに記憶がかなりあやしいために、今更かよと思いつつ
スマホにメモをつけていった。何だか珍しくスマホを有効活用している
ような気がするが、こういう時にデジタルは便利だ。

ともあれ、ファイリングを行うことで『持っているはず』という思い込みで
見えなくなっていたものが明るみに出され、意外な抜けが発見されたり
して、もっと早くから記録をつけておけばよかったと少し後悔する。

果たしてファイリングを終え、並んだカードを眺めて悦に浸る。
今回まとめた9章、11章であるが、イラストレーターが"ノッている"感の
ある9章に対して、11章の後半の息切れ感が物悲しい。と言うか、
11章以降の主人公の存在感がかなり薄い印象で、次に控える最終章に
ちゃんと収録されるのかという不安がつのる。

そして最終章が出るまでに残るカードをファイリングできるのか。
残すところは3、4、6、7、8章であるが、その中でも7、8章はカード枚数が
他に比べて多く厄介である。まとめるためのファイル代も結構な額に
上りつつあるが、ゴールは見えているので、もうあとちょっと。

後始末

連休明けから少々飛ばし気味だったので、ペース配分を考えねば
と思う今日この頃。月曜が休みだったおかげで、今週は一日少ないのが
地味に有難い。先日書いたように、購入したいものが色々あり、その他
トイレットペーパーのような日用品も底をつきかけている状況で、
早く買い物をしなければと思いつつもなかなかそれが叶わずにここまで
来てしまった。

ゴミも随分溜まってきた。休み中に溜まった段ボール箱を一括処分して
気が緩んでいたらこれである。多分他にも色々何とかしなければならない
案件がありそうで、その量によっては次の休日中に捌き切れないかも知れぬ。

とりあえず、尽きそうなものに関しては節約を心掛けつつ休日を待つ。