淀みなく流す

よくよく考えてみると平日は終日デスクワークで、足を曲げたまま長時間
あまり動かさないため、血行がひどく悪くなっているのではないか。

散歩でたまに足を動かすと色々と体調が良くなったりするのも、足が
第二の心臓と言われていることから、その動きによって血行が促進される
ためではなかろうか。また、養命酒で体調が改善する理由の一つには、
手足の末端の血行を良くするためとも言われている。
それだけが理由という訳ではなかろうが、血行を良くすることは健康に
大きく結びついているのではなかろうか。デスクワークを続けている類の
職業の人は比較的若くして健康を損ねやすいという話もあるから、同じ
傾向の働き方をしている身空としては、これを気にせずにはいられない。

散歩のための時間を毎日は確保できないので、どうにかして脚をうまく
動かして、歩いた時と同じような働きをしたことに出来ないか、寝る前
等に模索している。多分実際に歩かなくても、ある程度体の血行を促進
させられるようなアクションがあるだろうという目論見。
今の所足を伸ばした状態で爪先を上下させ、足首を足首の力だけで動かす
のが良さそうな手応え。

垢は垢として

休日に何となく思い立ってへそのごま取りをしたが、どこにこんなのが仕舞われて
いたのかと驚くほどの大物が取れてご満悦。
大阪に来てからは土に接する機会が大幅に減ったせいなのか、ゴマの色も黒から
白に変わった。加齢とか他の理由もあるかも知れないが、性質は殆ど変わらないので、
かように嬉々として語るようなものでもあるまい。それはそれとして、あの臭いは
ちょっと癖になるので、成長の遅さにもどかしさを感じなくもない。

それに関連して調べてみたら、へそのごまパックなるものが出ているということを知る。
グラビアアイドルとか、へそをクローズアップされる人達はあんな大変な掃除を
どうやっているのかかねがね気になっていたが、一つ謎が解けたような心地であった。

ともあれ、へそのごまと並んで大物が取れると嬉しいものに耳垢と鼻毛があるが、
鼻毛も定期的に刈っているはずなのに、どうやってかかる苦難を乗り越えてここまで
育ったのかと感心するほど長く育ったものが出てくる。
叶うならばそんな栄誉あるものたちを手元に保存しておきたいと願うのが人情、
もしくは個人的感情であるが、間違いなく後で見た時にセルフドン引きするやつなので、
実行に移したことはない。多分思い出だけで充分。

金にはならないが

コンビニで限定のカップ麺とやらが出るとかで行列ができるとか、平和なのか
貧しいのか良く分からない世の中になったと感じる今日この頃。当然のように
近所のセブンでも完売御礼であったが、コンビニはいかなる季節であっても
何かしらコラボやら限定の品が出ているのであるから、本当に話題欲しさで
買っているのではないかと思われてならない。
しかも大体そういった話題の品は転売の対象になるから、一般の人からすると
迷惑この上ない。

ここ最近のものの売れ方や流行り具合を見るに、SNSとかで一気に話題になり、
その尻馬に乗って我も我もと乗っかって、あっという間に大きな渦になり、
しかし熱が冷めれれば一気に引いていくというような感がある。
流行るだけの何かがあることは必須であるから、往々にして良いものである
のであるが、それにしても些か不自然と言うか、不健全な伸び方のように思われて
ならない。そう思うのは未だにアナログ志向の抜け切らない古さ故か。

流行りのおかげでそれに触れる機会を得て、そこから興味の間口が広まった、
そいうのであれば実に健全だが、周囲に話を合わせるために流行りに乗っかる
というのはどうにも尻軽に過ぎる。何と言うか、流行りのアニメのエロ話を
節操無く描いている同人作家のようななりふり構わなさを感じる。
生きるため、にしてももう少し敬意とか愛とかないのか、と思う。

結局ダラダラ

ここ最近、明け方ころに一度目が覚めてしまうようになり、睡眠における
満足度が絶賛低下中。季節の変わり目などとはもはや言ってられないほど、
夏に向かって邁進中のこの時期であるから、不安要素は何も思い当たらない。
一体何が問題なのであろうか。特に生活習慣も変えていないが、もう少し
色々やってみることとする。

話は変わり、アニメの『ダンジョン飯』が放映されて久しいが、初めの数話を
見たきりで、予約録画分が溜まりに溜まっている体たらく。
ちょっと前まではゲームばかりやっていたので、仕方がなかったところも
あったが、ゲームが一段落した今でも結局見ていないので処置無しである。
夏からは『キン肉マン』の新アニメシリーズが始まるようで、予約録画を
検討しているが、この調子では録画はするが結局見なかったと言う惨事に
至りかねない。何とかしたいと言っても、心にゆとりがなく、そのゆとりは
有り余るほどの時間によってようやくもたらされるものであるから、
もはや正攻法ではどうにもならないと言って良い。
何か奇策じみた、荒療治に近い方法のみが現状の打開策なのかも知れない。

身の丈に合わせる

気が付けば随分とフィギュアも高くなり、ものによっては4万円を超えるものも
普通に見られるようになってきた。しかし折よくと言うべきか、そんな高額フィギュア
に欲しいものがあまり無い。大体が必要以上にでかかったり、バニーや思い入れの無い
ゲームのキャラだったりで、同にも食指が動かない。
高いから欲しくなくなったのか、物欲などをそそらない造形だから欲しくなくなったのか、
無用の散財を喜ぶべきか、塗装のクオリティばかり上がって、造形的なクオリティが大して
上がらない、停滞した有様を悲しむべきか、色々と分からない。
もしかしたら、今の経済力のある層の趣向がでかい系のバニーで、それに阿った結果が
今のフィギュア界隈なのかも知れない。

ともあれ、結局そんな自身のわがままな要求に応え得るのは、プラモデルという所に
落ち着いているのが現状であるが、そこもいつまで楽園であるのかは分からない。
高額化とそれに伴う体の一部の巨大化やバニー偏重という名のイナゴの大群が如き破滅の
波がいつ来るのか分からないのだ。
デジタルスカルプトという手もあるけど、何かプラモ作る以上にやる気が湧かない。
せいぜい局部の立体確認程度。実に勿体ない気がしてならない。

立ってるだけ

日中暑かったからといって、アイスを適当に食べると腹を壊してひどい目に遭うと
今更のように知った。概ね暖かくなってきたとは言え、たまに来る気温の谷部分に
ちょうど乗っかってしまって腹の具合やや体調を崩してしまった可能性もある。
なので、クーラー回すような季節になるまではアイスは自粛することに。
さもないと、ただでさえ貴重な休日の、結構な割合が腹痛で寝込んだ時間で占められて
しまうという事態に陥る。
あと、休日の前日まではアレやろうコレやろうと考えているのであるが、いざその日に
なると、そもそも布団から這い出るのすら億劫になって、そうこうしている内に
日は傾き夜が更ける。それを二回繰り返すとあら不思議、いつものしんどい日常が
御復活と来たもんだ。

何と言うか、自然回復するボスのHPを削り切れていないような、そんな感じ。
日々の生活がジリ貧状態で、人並みの健康と経済力が一応あるのがせめてもの救い。
やることも含めて、それらがあるだけでも有難いと思いつつ、どっちがボスなのか
分からない戦いにまた身を投じるのである。

何でも良いのであれば

そろそろ本腰を入れてリュックを探してみるが、どうにも良いのが見つからない。
値段は良いがどれも微妙にでかい。背負うだけならば良いが、電車で座る時に
膝の上に置くには少々大き過ぎる。どうにか小さめのものを探そうにも、どの品も
大容量とかノートPCも余裕で入るとか、大きさばかりを売りにしていて、ついでに
商品写真からでは大きさが推し量れなかったりで、うんざりしてくる始末。
このままでは埒があかないと思い、普通のネット検索で調べることにしたら
ようやく良さそうなものが見つかる。

見つけた品は名の知れたブランドなのか、結構な値のするものであったが、なればこそ
使い心地や耐久性には信頼が置けよう。ここ最近まともに旅行などしていないので、
その分で浮いたお金をそこに投じるのも悪くない。
今回の件で気付いたのは、Amazonでざっと探して見つかるものは、なべて安くてでかくて
ざっくりした作りのものだという事。それなり以上のものを探したいのであれば、
ブランドを調べて、その中から探した方が良いという事。
別にPCとか入らなくても良いので、もっと小さめのやつも探してみたい。
『何でもよい』で済まされないものを得たいと欲するならば、楽には済まされないのだ。

体に合っていない

連休もとっくに終わったというのに、未だに連休の時の生活サイクルが
抜けきっていない。サラリーマン生活がもう人生の半分くらいの年月を
占めるようになってしまったが、それでも何かちょっとしたきっかけで
休みの時の生活サイクルに戻るのであるから、むしろそっちが素であると
言わざるを得ない。生きるための銭を稼ぐためとは言え、そんな無理を
よくもここまで続けてこれたものだと自賛せずにはいられない。

そんな訳で、いつも以上に気力が湧かず、折からの気温の乱高下でさらに
具合が悪くなり、とどめとばかりに本調子となった新年度のあれこれが怒涛の
如く押し寄せてきて、激流に揉まれる木の葉の如く翻弄される日々。
寝る時間を多く取りたいが、気になる事がとめどなく湧いてきて、結局
床に就くのはいつもの時間。つまり眠い。
湧いてくるのが不安とかそういうものではないのがせめてもの救いではあるが、
ともかく1年くらい何もかもほったらかしてダラダラ生活してみたい欲求に
駆られることしきり。

至っていない

『ドラゴンズドグマ2』というゲームを先日ようやくクリアする。
本作は賛否の分かれる内容で、個人的にもマイナス点が明らかに勝るという
感想であったが、何がそんなに悪いのかを備忘録的に記していきたい。

・ストーリーが破綻している
　基本的に移動の自由度が非常に高い本作であるが、一応クリアのために
辿るべきストーリ仕立ての道のようなものが用意されている。
しかし、その道が例えるならば高速に乗って西に向かっていたと思ったら、
下道で南に向かっていた、というような感じでいきなり脱線して戻ってこないと
いった調子で、詰まる所報われない。

・UIが不便極まる
　重量制限および職毎の装備制限が厳しい本作では、店でのアイテム購入や倉庫の
出し入れはかなり頻繁に行う作業であるが、それに伴う装備のUIが非常に良くない。
ソートの項目数が少ない上に実用的ではない、倉庫の出し入れと装備画面が繋がって
いない等、数時間ゲームプレイすればすぐに浮かんでくるであろう問題にすら対処
できていない。ついでにマップやその他の表示も見づらく、企画書通り作ったものの、
そこから全くチューニングしていないとしか思えない有様。

・至る所で見られる底意地の悪さ
　クエストとかで何かを要求されても、その時にはそれが何なのか分からず、クエスト
詳細を調べることで全容が判明するという謎仕様。要するに『アレやって』と言われて、
アレが何なのかは本人から語られない。『そこに行きたいので護衛して』と言われて、
はいと答えるまではどこに向かうのか分からない。クエストの発生条件が時間限定とか、
周りに人がいないとかの特殊なもののくせにヒントがほぼ無いとか、これに限らず終始
似たようなものがそこかしこに見られる。攻略情報を用いること、もしくは周回プレイ
（長時間プレイ）を前提にしているのかも知れないが、これは便利とか不便とか以前の
問題だと思う。

大きなものとしては大体こんな感じ。ともかくゲームのデザインがあまり練りきられて
おらず、端々で"これって意味あったのか"とか"これやらなければ良かった"というような、
共食い的な自家否定仕様に直面し、やる気を削がれていく。
多分ゲームとしての体裁が整ってから、ろくにチューニングする時間がなかったのでは
ないかという予測が立つが、そんなものをユーザーに押し付けてはいけない。
アップデートやDLCでも、もはや処置なしといった箇所も多いが、出来るだけ何とか
改善する意思は見せて欲しい。とは言えフルプライスで完全版とか出されたらさすがにキレる。

必須栄養素

『野望の王国』を『男組』の転生後日譚として考えると、何か味わい深い感じが
する今日この頃。単純にメインキャラ二名の造型が似通っているのと、原作者が
一緒という所から湧いて出た妄想であるが、思えば男組も20年以上前にちょっと
通して読んだ程度なので、思い出補正があることも否めない。

そうこうしていたら『蛮勇引力』を久し振りに読みたくなってくる。
これも強引に解釈すれば男二匹の反逆物語と言えなくもない。ともかく、こういった
劇画からしか摂取出来ない栄養素が確かに存在するのであって、未だに帰宅時の
電車の中で飽きもせず野望の王国を何周もしている身空からすれば、それは決して
偽薬ではなく、実在する"元気の素"なのである。

それと同系統のものを体が欲しているという事は、つまりはそういう事である。
そして『蛮勇引力』を買った。