ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

河豚と毒キノコと谷

2007年02月28日 23時48分53秒 | Weblog
ぼくは河豚を食べられるようにした人と、毒キノコを分類した人達を
尊敬しています。いずれにおいても想像を絶する犠牲の上の成果と言えましょう。

のっけから唐突ですが、『不気味の谷現象』という言葉に最近興味を
覚えました。
不気味の谷とは地名ではありません。元々はロボット工学の言葉です。
“人間を模したもの”に対する人間の好感度は、それがより人間らしさを
増すにつれ上昇するといいます。
しかし、ある一定のラインを超えてしまうと、好感どころか人間でないもの以上
の嫌悪感に変化してしまうそうで、さらにそれを超えた『ほぼ人間』に
達すれば嫌悪感は解消されるそうです。(そこまで現実に達したものは無く、
あくまで理論の話)
それにより描かれるグラフのラインを指して『不気味の谷』と呼ぶ訳です。

最近はCGやロボットなどの表現技術や機械的技術が向上し、人間の
有史以来の野望たる、神の領域に足を踏み入れる―人間を無から創造する事
が見えてきた感があります。多くの人が様々な方法で『人造人間』の
人間らしさを競いあっています。

ただ、個人的にはまだまだ人間に『不気味の谷』を超える事は出来ない
と思っています。ピクサーの映画のように、CGで人間を表現するに
あたっても、多分のデフォルメを織り交ぜて現実的ではないが、現実味のある
絵作りをするのが賢いやり方ではないかと。

しかし、多くの業界では半ば無謀とも言える『不気味の谷』を超える為の
決死のジャンプが日々行われています。
実際に多大な犠牲が既に築かれ、しかしそこから得たものもまた多く、
やがては人類は『不気味の谷』を超える事に成功するでしょう。

つまり、現在は河豚の食べ方や毒キノコの分類などが進行中の状態と
言えるわけです。人々の、後世に残る挑戦の歴史の今まさに只中に
我々はいる訳です。ただ、こういうものは企業が売り物でやるべきではなく、
研究室の中だけか、デモンストレーションの為だけに作るとかに
留めるべきだと、正直なところ思います。

今は『死なない程度の毒キノコを仕方なく供している』所が非常に多く
見受けられる感があるので。
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麗らかの裏に

2007年02月27日 23時13分30秒 | Weblog
ここ数日の早すぎる春の予感に何だか体がついてこない。
まだ心の準備が…という感じ。

個人的にはまだ冬でいいと思うのに、季節はもう春を匂わせている。
一日の殆どを屋内で過ごしている身にとって、季節感などとうに
退化した感覚ではあるのだけど、どうにも具合が悪い。

やるべき事も多いのにこう暖かいと、すぐに眠気が訪れる。
これもよくない。

時間が止まって欲しいとは言わないけど、せめてまだ寒いままでいて欲しい。
人間ってわがままですね。
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多分杞憂

2007年02月26日 23時43分49秒 | Weblog
よく通っていた(エロ)サイトが軒並み閉鎖の憂き目にあっていて、
時の流れを痛感する。
このまま転げ落ちる石のように、時が加速してゆくのなら、
今から日一日を噛み締めるように生きなければならないのだろう。

こういう事を言うのは、もしかしたらまだ早すぎるのかも知れないけど、
『死』というものがもうすぐそこまで真実味をもって迫ってきている事を
無視できない時期になってきている気がする。

徒に慌てるのは良くないと思うけど、何だかそう思うとじっとしていられない。
さりとてオーバーワークに耐えうるほど身も心もタフではない。

この加速する時間の流れに慣れてしまえばいいのかなあ。

…何かよく解らなくなってきたので終了。悩んだら描く。これに尽きる。
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薬の品定めはしないと思う

2007年02月25日 23時26分38秒 | 絵関係
折角の休日なので、言う事を聞かない体に鞭打ち買い物へ。

とは言っても、いつものようにおもちゃと本を見て終わりなのだけど。
その途中、某漫画専門店にて、件の『絶海可憐チルドレン』最新巻を
平積みにしてある本から束で掴み、厳選した後に購入している人を
見かけた。傍から見ている人間にとっては、どこがどう違うのか解らない。
落丁や裁断ミスなどの不良品がそうたくさんある訳でもあるまいに。
そもそも本などと言うものは、読む事をメインとするものなら尚更、
読めればそれでいいとぼくは思う。
読むに当たっての不都合、例えば染みがあるとか、ページが抜けているとか、
台詞に墨が入っているとか、そういうのが無いなら割とどうでもいいと感じる。
なので、カバーがないとか、文庫版と豪華版が混在していても平気。

もっとも、画集とかに関しては全部が満足な状態でないとちょっと困る。
それでも買うときに厳選はしないなあ。

さておき、今回の絵です。
前回がセーラー服だったので、今回はブレザーという実に安直な流れですが
どうか勘弁。今日本屋で買ってきた資料本が制服関係のものだったので、
練習がてらと言うのが本音だったりします。ポーズも当然元ネタあり。

でも、(画風にもよるでしょうが)現実世界の人間がポーズとっている
写真とかから漫画的体型にコンバートするのは意外に大変な気がします。
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首が回らない

2007年02月24日 23時50分12秒 | 絵関係
本屋へ行ったら『ヴィンランド・サガ』『クロスロオド』
『絶対可憐チルドレン』の各最新巻が出ていたので購入。でも、実は
まだじっくりとは読んでいません。

感想はしばらくお待ちください。もっとも、それを期待している人が
果たして何人いるのか不明ですが。

あと、友人に『モンスターハンターポータブル2nd』を「やらないか」と
誘われたのですが、ぼくはPSPを買う経済的余裕すら微妙な状態なので
大変に悩んでいます。せめてPSPで他に面白いソフトがたくさんあれば
いいのですが、はっきり言ってロクなものが無い。何だアレは。

で、今回の絵です。本家の方の更新もめっきり疎かになってしまって
いましたが、体調など個人的な理由です。大目に見てくださると助かります。
今後もペースに波が出る事になるでしょうが、コンスタントに更新
していく方針は変えないつもりですので、どうか宜しく願います。

そのような訳はさておき、セーラー服を描いてみました。
単に三つ編みを描いてみたかっただけなのですが、意外と苦戦。
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こんな時もある。

2007年02月22日 23時52分10秒 | Weblog
書く事も、描く時間も無いけど、せめてラフだけでも…。

本当にこんなので申し訳ないです。次回はまともなものを上げますので。
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生活設計

2007年02月21日 23時35分47秒 | Weblog
昨日、話に出ていた女子高生の絵を遅くまで描いていたら
眠れなくなり、実にしんどい思いを致しました。

適度に忙しいからこそ、趣味が自分の中でも重要性を帯びてくるの
だと思うのだけど、仕事に影響が出て欲しくない。
でも、一分でも長くペンを握っていたい。 ままならないものである。

さりとて休日は寝ている時間の方が多かったり、結局は意志が薄弱な
だけなのではないかとも思う。

眠かったり、体調が芳しくない時に描いた絵はあとから見ると酷いものだったり
するので、やはり無理をせずやっていくのが一番のようにも思うのだけど、
そこら辺のバランスが未だに上手く取れない。
前よりはうまくなったかも知れないけど。

まあ、考える余裕があるなら描いて、無理だと思ったら寝れば良いだけなのかな。
時間を上手く使いたい。
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届かないからこその

2007年02月20日 23時42分33秒 | Weblog
今日は主に女子高生とかの制服について話をしました。
話し相手の人はセーラー服が好きと言っていたのだけど、ぼくは
ブレザーの方がより好きである。理由は多分、学生時分の学区内にセーラー服が
制服の学校が無かったからだと思う。
あとはネクタイとか、ベストとか、スカート捲った時にブラウスの裾が
出るところとかが大変よろしいと感じるのですが、まあともかく。

その後何のかんのと激論を繰り広げ、
至った結論は、全体の良さを誇るセーラー服に対して、オプションの良さで
追随するブレザー、と言う感じ。

その後、ブルマーの良さについても話していたけど、
やはりぼくはジャージの方がより好きなので、また話が過熱してしまう。

それにしても、ブルマー好きの人はなぜその生地にまで言及する
ケースが非常に多いのだろうか。「ポリエステルの肌触りが良いんだよー」
とか言う具合に。
でも、よく考えてみると、これまでの人生にブルマーって触った事が無い。
実は結構多くの人がその感触など知らないのではないか。とさえ思う。

しかし、そんなに良い感触なのでしょうか。
いや、今更触りたいなどとは思いませんが。
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根は無くとも花は咲くが

2007年02月19日 23時50分12秒 | Weblog
今日ひょんな事から『ゑのさんはどんな絵が目標ですか?』という
趣旨の質問を受け、予想外に狼狽する。

社会上の体面とか、これまで築き上げてきた色々な何かを気にして
『まーアレだよチミ』風に茶を濁しつつ、ヒーローっぽいのとか描きたいよね
と言うような無難な回答に留まってしまった。
※その質問した人は、ぼくがここでこうしてこのような絵を描いてる事を
知りません。

さすがにリアルに顔を出している(逃げ場の無い)状況で、
『女性に変わる前の女の子の持つ、あの微妙な体型とか雰囲気を極めたい』なんて
言えるほどの決意と覚悟はまだありませんでした。

でも、描きたいものは何かと問われて、具体的に即答出来なかった事と合わせて
少なからずショックを受けました。つい先日夢がどうのとか言っていたけど、
具体的な目標が無いのもまた、絵空事の夢想に等しい訳なのです。

何でも描きたいとか、描きたいものは山ほどあるから、全部が楽しく、
その中から選ぶなんて出来ないとか、色々言えそうだけど、
よく考えてみると実はどれも結構あやふやな考えで、甘い事に気付く。

なので、今後はもっと確固たる意志をもって上記のような女の子を
描いていこうと思います。他のテーマはその進行上で見つけていこうかと。

もっとも、傍目にはそんなに変わらないと思います。
何というか、気持ちの問題。
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休日の目覚め

2007年02月18日 23時37分13秒 | 絵関係
今朝は爆睡を決め込むつもりだったのだけど、なぜか八時に
目が覚めてしまう。
そう、日曜朝に仮面ライダーを見る習慣が付いている為だ。
思えばヒビキの頃から朝起きるようにしていたので、当然と言えば
当然と言えるかも知れない。
で、せっかく起きてしまったのだからと言う事で、洗濯のついでに見る事にする。

仮面ライダー電王はこのまま行くと後半面白くなりそうな予感はしたけど、
変身時に人格や声が変わってしまうのが何ともしっくり来ない。
いずれはあのヘタレ主人公が成長して、ヒーローらしいヒーローになるのかも
知れないけど。今回はそんな成長の片鱗を見せていたので、良かったです。

プリキュアは黄色い人がメンバー入りしていました。
見た感じ大小合わせたお友達に人気が出そうな予感がしました。五人
の内、下にスパッツ穿いていないのは彼女だけだそうです。
全然気付きませんでしたが。あと、変身する時に髪の毛が大変な事に
なっており、笑いそうになりました。さらに言うと『レモネード』は
無いと思います。
また、某サイトで指摘があったのですが、現在未登場の水を使う青い人
(登場はしているけど、メンバー入りしていない)がOPで
決めポーズをするカットで、ちょっとまずい所から水が出ていて心配になりました。

と言う訳で今回の絵は今週の『プリキュア』見ていて、主人公が
「悪を滅ぼすのが夢」と言っていた事からアイデアを得て描きました。

多分後半で、それは夢ではなく不甲斐ない自分への免罪符だという事に
気付いて(能力も結局貰い物なので)本当の夢を見つけ、
パワーアップするのでしょうけど。

まあそんな甘い話は今回は抜きで、前に話したようなラスボス化した
主人公をイメージしています。デザインもオリジナルを踏襲しています。
この人は『夢の為に夢を終わらせない』とか言いつつ、残りの四人に
戦いを挑む訳です。

彼女はある日思ってしまった訳です。強く願えば夢は叶う。しかし
夢が叶ってしまった後に何が残るのだろう?
自分は夢の為に生きてきた。故に人生と夢は同義と言えよう。
しかし夢が終わった今、ただ灰色の現実がその腹を晒し、心には
虚無が巣穴をあける。夢が終わらなければいい。終わらせなければいい。
夢の為に。共に戦った夢の残滓たる仲間にその身ごと夢を終わらせてもらおう。
夢の為に。戦いが、夢が、やがては終わるものならば、せめてこの身と共に
終わりたい。その幕引き役が仲間達ならばこれ程の幸せは無いだろう。
さあ。夢はまだ、これからだ。

…なんてのを妄想しました。本当にこんな感じになったらDVD買います。
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