ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

泥より生じ

2012年06月30日 23時49分27秒 | Weblog
終電を逃し、いつもタクシーを拾う場所まで歩いたものの、そこに
タクシーの姿はなく、そうこうして歩いているうちに気がつけば家の前。

夏の始まりを感じさせる、やや蒸す夜の街道を一人ぶらりと歩くのは
我ながら風流だと時折思うが、そんな中でも仕事のことばかり考えていた
ので、風流も息抜き程度の扱いでしかない。

帰宅し、近所のコンビニで買った、学生の時分と変わらないような安い酒と
そのつまみを雑に放り込み、ゴミ箱のような部屋を家と思い込んでいる
この有様を実に可笑しいと一人ほくそ笑む、いつもの週末でした。
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つまりは好みの問題

2012年06月29日 02時24分56秒 | Weblog
ひさしぶりに普段使っている狐の方ではなく、馬の方のウェブブラウザで
ネットを見ようとしたら、回線エラーを出した。狐の時には当然出なかった
問題で、馬ブラウザの時代が終わった事を痛感した。

世界のどこかでは、そんな馬ブラウザをこそ至上と捉え、手足のように
愛用する人もいるだろうが、個人的にはどういう訳かこの手のPCツールに
そのような愛着はあまり沸かない。不便や手間を愛する気持ちが無い訳ない
どころか、不便が大好きな人間と自負してはいるが、デジタルで待たされ
たり、扱いづらいのは許容できない。

アナログの不便を解消する為の技術を身につけるのは、抵抗はないが、
デジタルの不便を解消する為の技術を身につけるのが億劫だと感じて
いるところが、おそらくは大きい。そんな暇あったら、より便利なツール
を探した方が良かろう、という発想。つまりは短気。

アナログの不便さは、使用回数を重ねればかなりのレベルまで何とか
なるというのもあるかも知れない。或いは、10年使ってても未だにミス
タイプを頻発するという、キーボードというデバイスとの相性の悪さか。
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何の日

2012年06月28日 02時54分29秒 | Weblog
普段は座れるはずの朝の通勤電車で、しかも人の多く降りる駅を通過して
なお座れず、給料日とかの関係でこんな日もあるものか、と思っていたら
今日はとかく“立たされる”事に縁のあった一日となった。
無論、廊下に立たされた、とかはない。

こじつけと言えばそれまでであるが、本当にこんな日もあるのだなあ、と
思う程度。他には特に何も無かったし。
明日は何の日か。
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投資または奉仕

2012年06月27日 02時28分42秒 | Weblog
某通販サイトでもめぼしい物はあらかた買ってしまい、何とも張りのない
生活を送っていた中、久しぶりの荷物があり、これで週末までやっていける
と希望を胸に灯す今日この頃。そんな件のブツは、通販での購入では
無いため、コンビニでの受取ができないのが難点。本当に休日を待たねば
ならない。まだ今週も半ばだというのに、である。

それにしても、某通販サイトで欲しいものをあらかた購入したと冒頭で
書いたが、一般の人の想像するような貴族や何かのような豪快な金の
使い方などはしておらず、恐らく今まで使った額も数十万の域に収まる
レベルである。つまりは大変に貧相と言える。

これが身を粉にして働くサラリーマンの生活だというのだから、実に
張りがない。他の人はきっともっと有意義に経済への奉仕を行っている、
と思うよ。
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なくして気付く

2012年06月26日 02時21分30秒 | Weblog
つい買いそびれて、実際に無いことに気づいた時に後悔するという
流れを何度か繰り返し、ようやく日用品の買い足しに成功する。

土曜に洗濯用洗剤と頭痛薬を補充して、気が抜けていたのか、歯磨き粉と
糊がなくなっていた事を忘れ、特に歯磨き粉とは朝から熱闘を演じる
ハメに陥った。

日用品の侮れないところは、単純でありながら代替が困難なものばかり
という点で、普段呼吸をするように当たり前の、ありふれたもののように
錯覚させられた中では殊更気づきにくい。そして、いざ無いという事に
気がついて慌てふためく訳である。

もう一つ地味ながら侮れないのが、買っておいたという錯覚である。
実際には無かったり、有ったり、別の場所に仕舞っただけだったりと、
結局のところ忘れているだけなのだが、これもかなり良く陥る事例である。
おかげで、当分頭痛薬には困らなくなった。
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往く道の

2012年06月24日 23時49分06秒 | Weblog
実家の両親から手紙が届く。食に始まる様々な生活について案じられて
おり、定番のような『そろそろイイ人でも見つけて…』という行もあり、
微笑ましい気持ちになったりもした。現実的には笑えない状態であるが。

この状況に関して、環境に依るところがあると言えなくもないが、実際は
個人の性格に依るところの方が大きいと感じる。色々と平たく言えば、
『ロクデナシ』という一語に尽きる。

『へうげもの』という漫画での天下人、豊臣秀吉は人を見る目安として、
その人間の手を見る―曰く、“目は嘘をつけるが手は嘘をつけない”と
いう方法を用いていたが、これは実にもっともだと思う。

パッと見はそれなりなものの、よく見ると爪を噛む癖が抜けずにボロボロに
なった我が手の何とアレな事か。そしてコレがどうにも直せず、隠せも
しないときている。
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減りもせず失いもせず

2012年06月22日 02時53分36秒 | Weblog
朝起きたらあわや遅刻という時間で焦る。目覚ましは正常に機能した
形跡があったので、完全に聞こえていなかったようだ。恐ろしい話である。

結局顔を洗いながら歯を磨きつつ服を着替え、最低限度の身だしなみで
急行したため、事無きを得た。しかし、帰りには大雨で傘をさしていたにも
かかわらず、結構雨に濡れ、散々な一日だったと振り返るに至る。

部屋に居着いていると思われるGの字を仕留める事も、未だ叶わず。
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動物の王国

2012年06月21日 02時00分07秒 | Weblog
先日帰り道の途中で何かをくわえたイタチに遭遇した。もしかしたら
フェレットかも知れないが、とりあえずくわえていたのはネズミだろう。
前にも書いたかもしれないが、イタチに出会うという体験は、大阪に来る
まで無かった。東京の僻地と呼ばれそうな場所で生まれ育ってはいるが、
野生の哺乳類はほとんどおらず、例えばタヌキが出没したら市報に載る
ようなレベルであった。(明治の頃はカワウソが居たとか何とか)

現在の実家でも『キツネやカモシカが出た』と両親が手紙に書いてきたり、
学生の頃は大学の近くでハクビシンを見たという同級生もいたりと、
ある程度の遭遇できる環境下にいたりしたことはあったが、ぼく自身は
その手の大型哺乳類にはとんと縁がないようだ。

まあ、北海道あたりをぶらり旅している時にヒグマに出会う、というような
事態にならない事を考えると、むしろ有難い。

その他の哺乳類…鹿や猿に猪、穴熊にアライグマ、アザラシに鯨…
どれも動物園や水族館以外で出会ったことはないなあ。
そんな状態だから、狼もカワウソももう居ないだろうという話になるのかも
知れぬ。
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ボーナスステージ

2012年06月20日 02時55分18秒 | Weblog
台風接近の為、不意の早めな帰宅となったのだが、悲しい哉、何を
したらいいのか分からず結局ゲームをしている。

こういった突発的な余暇や自由に対して、どこまでできるのかが人と
しての豊かさと言うか、人生の楽しみ度合いなのかも知れないと
ぼんやり思った次第です。長期休暇の時も、結局それをエンジョイする
為のエンジンが温まるまでに数日を要したので、推して知るべしと
言えなくもないが、お前はどれだけ仕事人間なんだ、と自問した今日この頃。
他人以上に出来るわけでも、責任や甲斐を感じているわけでもないのに。
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風向き

2012年06月19日 02時35分34秒 | Weblog
ここのところ急激に蒸し暑くなってきたので、地層から扇風機を発掘する。
去年の夏はまだゴミの堆積がひどく、発掘を早々に諦めクーラーをつけて
いたが、今年は節電という風潮もあり、なるべくこれで耐えていこうと思う。

既に『強風』で回しているのに、この物足りなさ。自覚せぬままに
すっかり文明ジャンキーと成り果てておる。実家に居た頃は、年に2~3日
クーラーを回す程度で何とかしていたのだけど、まったく慣れとは恐ろしい
ものである。

それとは全く関係なく、ふと『高校生の時に美大進学を選ばなかったら』と
いう前提で半生をシミュレートしてみたら、色々と泣けてくる結果に
なったので忘れることにする。歴史における『たられば』がいかに
ナンセンスかを改めて知ることになった。何回も書いている気がするが、
どうしてこうなった?の問いには、なるべくしてなった。と答えるのみで
ある。
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