本屋の醍醐味の一つとして、棚にとりどりに陳列された本を眺めることが
あるが、本のジャンルによってメインで使われる表紙の色に傾向が結構偏って
いることに気付く。もちろん時代による流行りなどもあるだろうが、例えば
女児向けのライトノベルではとにかく蛍光ピンクが目に刺さるほど使用されて
いるのに反し、男児向けの本では青やら黄色やら赤といった原色が乱舞している。
何気に落ち着いた色で纏めているのが、児童向けの絵本というのも面白い。
あとは表紙ではきつい色は使っていないが、帯には使っているというケースも
見られ、平積みされている本では帯にどぎつい色をあまり使っていない、という
ジャンルもあった。売り場の雰囲気は書店側でデザインしたものであろうが、
帯の色には書店側の意思は及ばないと思われるので、偶然ではないと思われる。
そうなってくるといきおい連想されるのがエロ漫画であり、件の単行本表紙は
とかく蛍光ピンクと肌色、そしてそのカウンターとしてシアンが多用されるという
のがもはや様式美となっている印象であるが、全然関係ないはずの小学生女児向け
位のライトノベルや占い的な本の色遣いを二倍くらい濃くしたものに近いという、
奇妙な偶然。
ただ、本の表紙のデザインにおいて蛍光ピンクというのは、非常に分かりやすい
誘因効果をもたらすために、定番化している感もあるから、あとはその蛍光ピンクを
より際立たせるために濃い色を配するか、馴染ませるためにパステルカラーで周りを
固めるなどといった料理の仕方でまた大分変ったものになる。
とは言え、エロ漫画を筆頭に蛍光ピンクは雑に使われ過ぎというのが正直な感想。
最近では買う側は最初から欲しいと決めているか、ある程度中身の評判を知った上で
買うことが多いだろうから、いわゆるジャケ買いなどというものは多分期待できまい。
そうなってくると色々な作家が、各々の趣向を凝らして、ワガママなデザインの
表紙をあれやこれやと世に出して、目くるめく世界になる…かと思いきや、
実際本屋を見てみてもそこまで攻めたデザインの表紙はあまり多くない。
上記の件で、もしかして表紙にあまり力を割く必要は無いと判断されているのだろうか。
そうだとしたらこれほど悲しいことはない。
個人的にはデジタル殺しのホロ素材とか、半透明素材とか、箔押しとかをもっと使って
くれても良い。
あるが、本のジャンルによってメインで使われる表紙の色に傾向が結構偏って
いることに気付く。もちろん時代による流行りなどもあるだろうが、例えば
女児向けのライトノベルではとにかく蛍光ピンクが目に刺さるほど使用されて
いるのに反し、男児向けの本では青やら黄色やら赤といった原色が乱舞している。
何気に落ち着いた色で纏めているのが、児童向けの絵本というのも面白い。
あとは表紙ではきつい色は使っていないが、帯には使っているというケースも
見られ、平積みされている本では帯にどぎつい色をあまり使っていない、という
ジャンルもあった。売り場の雰囲気は書店側でデザインしたものであろうが、
帯の色には書店側の意思は及ばないと思われるので、偶然ではないと思われる。
そうなってくるといきおい連想されるのがエロ漫画であり、件の単行本表紙は
とかく蛍光ピンクと肌色、そしてそのカウンターとしてシアンが多用されるという
のがもはや様式美となっている印象であるが、全然関係ないはずの小学生女児向け
位のライトノベルや占い的な本の色遣いを二倍くらい濃くしたものに近いという、
奇妙な偶然。
ただ、本の表紙のデザインにおいて蛍光ピンクというのは、非常に分かりやすい
誘因効果をもたらすために、定番化している感もあるから、あとはその蛍光ピンクを
より際立たせるために濃い色を配するか、馴染ませるためにパステルカラーで周りを
固めるなどといった料理の仕方でまた大分変ったものになる。
とは言え、エロ漫画を筆頭に蛍光ピンクは雑に使われ過ぎというのが正直な感想。
最近では買う側は最初から欲しいと決めているか、ある程度中身の評判を知った上で
買うことが多いだろうから、いわゆるジャケ買いなどというものは多分期待できまい。
そうなってくると色々な作家が、各々の趣向を凝らして、ワガママなデザインの
表紙をあれやこれやと世に出して、目くるめく世界になる…かと思いきや、
実際本屋を見てみてもそこまで攻めたデザインの表紙はあまり多くない。
上記の件で、もしかして表紙にあまり力を割く必要は無いと判断されているのだろうか。
そうだとしたらこれほど悲しいことはない。
個人的にはデジタル殺しのホロ素材とか、半透明素材とか、箔押しとかをもっと使って
くれても良い。