ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

大晦日

2006年12月31日 07時33分59秒 | 絵関係
さて、今年も最後の日となりました。

今年を振り返って一番大きかった事は、当ブログ及び倉庫の開設では
ないかと思います。個人的には何も無かったのかと言うと何もありませんでした。
良くも悪くも平穏無事な一年間であったと言えましょう。
世間的には色々あったと思うのですが、特に覚えていません。

労働者にとって地獄になる、残業代が支払われない法案が出てきたのは
覚えていますが。とにかく、明るい未来を予感させるものはありませんでした。

そんな訳で、今年最後の洗濯、掃除、散髪などをして蕎麦食べて来年を待ちます。

そして今年最後にアップするこの絵ですが、前回からの流れで、『油絵具娘』
の一人、クサカベちゃんです。
以前にも書いたように、クサカベの油絵具は姉妹品が多く存在します。
純正クサカベブランドのものであと2シリーズが存在しており、『ミノー』、
『ギルド』と銘打たれています。
コンセプトとしては、濃い目で練り調子も固い一般向けな
『クサカベ専門家用油絵具』、それより色は濃く、やや柔らかく透明度のある
『ミノー』、採算度外視の高級油絵具『ギルド』というようになっている
ようです。ギルドは残念ながら使った事がありませんが。

クサカベにあって普及品ともいえる『クサカベ専門家用油絵具』はグレー系の
色が非常に豊富な為か、予備校生などにとってはやや地味な印象で捉えられている
感じがあります。予備校によってはグレー系の色をあらかじめ用意する事に
難色を示すところもあるとかないとか。
しかし実際にはかなりの色材を利用した絵具がラインナップされており、
ビスマスバナジウムイエローや、コバルトクロム青、ペリレン赤など、
比較的他社では使われていない顔料による色を取り入れており、注目に値します。
また、蛍光色が多く用意されているのも大きなポイントです。
油絵の技法がもはや古典の枠に留まるものではないという事を、
絵具をもって示しているかのようです。

サンプルとしてもこの蛍光色『ルミナスレッド』を使用しました。
ただ、これらの蛍光色には大きいチューブのものが存在しない物があるという
唯一の欠点があります。もう美大受験まで日がありませんが、予備校生の方
は参考になりましたでしょうか。どうでしょうか。

そんなところで、皆様良いお年を。
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勿体無いオバケ

2006年12月30日 21時53分36秒 | Weblog
年末なので、大きい買い物をと思い、家電量販店へ行く。
未だに購入していなかったプリンターやMP3プレイヤー、
ポータブルDVDプレイヤーなどを色々見たけど、散々迷い熟考した挙句、
アニメDVD一巻を買うに留まった。
お金が無い訳ではない。需要と場所が無い。それだけなのだ。

葉書の宛名くらいしか今のところ出力を要するものは無いし、外で音楽を聞く
習慣も無い。値段も言うほど高くもないけど(全部買うのは無理)必要でもないもの
を買ったところで、ただでさえ狭い部屋を徒に狭くするだけで意味が無い。

もともとぼくはものを捨てる事が出来ない人間で、古いものを捨て、新しいものを
順次購入し入れ替えていくと言う、今時の消費型生活スタイルはどうにも
受け入れられない。だったら、本当に必要になるまでモノを買わない方がいい。
そう思う訳なんです。

買うにしても求めるものは、一に頑丈さ、二に汎用性(互換性がどれだけあるか)
三にサポート期間の長さなのです。

そういえば携帯も五年近く替えていない。バッテリー入れ替えで復活しないかなあ。
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心が溶けた。

2006年12月29日 21時08分09秒 | 絵関係
急激な寒さと、暖房の暖かさ、そして仕事から解放された事により、
その一日をほぼ病人のように寝て過ごす。 駄目だこりゃ。

ちょいと近くの友人の所まで飲みに行ってきます。それにしても寒いなあ。

で、今回の絵(昨日描いた)ですが、前に書いていた『油絵具娘』の一人、
『HOC(ホルベインオイルカラー)ちゃん』です。
やはり前に述べたようにホルベインの油絵具はアマチュアからプロまで非常に
幅広く一般的に利用されています。そして日本の他社(クサカベ、マツダ)のように
姉妹品や普及品がほとんどありません。ようは一人っ子的な存在です。
そんな事からスタンダードな女の子キャラのイメージで描いています。

そして今回の色のサンプルは標準的なホルベイン油絵具の中にあって異彩を
放つ、『アンティークブルーNo・1』にしました。
この色は全国的に見ても珍しい日本の『岩絵具』を色材として用いた絵具で、
独特の使用感(ざらつきがあり、利きが弱い)から固定ファンも多いとか何とか。
そして他の絵具と比べ、値段が高いことも注目の的となっています。
(油絵具は色:素材の違いに応じてそれぞれの値段が大きく違います)
ホルベイン油絵具の中にはこの色以外にも注目に値する色がいくつかありますが、
とりあえず今回はこれで。
前述した国内3メーカーのうち金銀を出しているのも
ホルベインだけだったような気がします。使い勝手は悪いですが。

個人的には『イエローオーカーペールナチュラル』や『テールベルトベローナ』
を愛用していました。でも、これらの色って何か地味なんですね。
というより、名前を聞いて色を想像できる人が果たして何人いるのか。

美術系の予備校で油絵をやっている方などは参考にどうぞ。
ならないような気もしますが。
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近いが見えない

2006年12月28日 23時54分38秒 | Weblog
今日は会社も仕事納めで、珍しく早い時間に解放されたので、折角だからと
駅ビル内のおもちゃ屋へ足を運ぶ。

普通に見たことのある人(社員)がいっぱい居て、買い物をする気分が萎えた。
続いて本屋に行ってもやはり同じ状態で、とりあえず『PLUTO』4巻を
買い、足早にその場を去る。
やはり会社の最寄駅では具合が悪すぎる。みんな考える事は同じなのだから。

普段はシャッター街と思っていた商店街も、時間が早いので普通の商店街として
機能しており、家から歩いて数分の所のはずなのにいたく新鮮な気持ちになる。

ふとそこのおもちゃ屋で『S.I.C仮面ライダーブレイド』を見つけたので
即購入する。割とこのシリーズはすぐに売切れてしまうので困る事が
多かったのだけど、今回は確保に成功。くねくねさせて遊びます。
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ぬるい。

2006年12月27日 23時17分26秒 | Weblog
今日は朝から暖かかったせいか、年末である気がしなかった。

それにしてもついこの間まで去年だった気がしてならない。
密度の薄い、もしくは単調な繰り返しの毎日のためなのか。

自分はまだやれると思っていても、環境がそれを許さなかったり、後進に
脅かされたりと、歳は本当に取りたくない。ただ歳を取るだけならば、
さして老いる事はないと思うのだけど、そこの所がいかんともし難い。

とりあえず、今年もあと数日とはいえ、何かをしでかす位の心構えで行こうと思った。
ノロウイルスとかも流行っているみたいだし。

まだだ。まだ攻めていける。
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いらない知識を役立てよう

2006年12月26日 23時50分46秒 | Weblog
随分前からだと思うけど、巷に擬人化娘が流行している気がする。
OSとか兵器とか、食べ物だとかありとあらゆるものに擬人化の波は及び、
もはや誰にも理解できない域にまで達した感があります。

遅ればせながら、ぼくも持てる無駄知識を発揮できる領域で
擬人化可能なものは何か考えてみたのですが、そこで浮かんできたのが
『油絵具』。マニアックですね。ここを御覧になっている方で、油絵を嗜んでいる、
もしくは嗜んでいた人は果しているのか、と言う位。

ぼくはかつて美術系予備校で油画系をやっており、そこでの友人が
画材マニアだったこともあり、人並みよりは幾分かのマニアックな知識を
持ち合わせている自負があります。

とりあえずパッと浮かんだ内容。
・ホルベイン:そつが無く万人向け。優等生的外見。委員長みたいなイメージ。
・クサカベ:姉のせいでやや地味だけど底力がある。おとなしい図書委員的イメージ。
・マツダ(スーパー):上品な帰国子女的イメージ。ちょっと融通が利かない。
・クサカベ(ミノー)上記のクサカベの姉。ちょっと弱めな印象だけど感受性が高い。
・クサカベ(ギルド)同上。一部の隙も無い女帝。もはや接する人を選ぶレベル。
・文房堂:とても地味な印象。絵具以外が強力で、変化球投手的イメージ。
・ニュートン:海外(英国)より来日した女王。包容力、カリスマ共に最強。


他のメーカーのは(ラウニー、ヴァンゴッホ等)使った事が無いので
よく分かりません。とりあえず思いついた印象。
『これは違うんじゃないか?』とか『これはもっとアレだよ!』とか
ありましたら是非ご意見よろしくお願いします。大変な喜びをもって歓迎します。

元の画材の方の質問も(知っている範囲内で)歓迎します。
ただ、知識が数年前のものなのでそこはご容赦を。

まあ、画材やそれにまつわる技法は数年程度では激変しないとは思いますが。
まして油絵は古典と呼べるほどの由緒あるものなので。

あ、ちなみにぼく自身、油絵はかなり苦手です。難しいですよ…。
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駆け込み

2006年12月25日 23時42分37秒 | 絵関係
メリークリスマス。

とは言っても、もう数分で終わりですが。いつもこんな駆け込みで
本当に申し訳ないです。

駆け込みと言えば、今回の絵もそうです。
これ、倉庫の看板用に昨日急遽描いたものなんですが、サクッと片して
済まそうとしたら予想外に時間がかかって、お陰様で本日寝不足なり。

しかもアップロードしたらドットが詰まってパッとせずガッカリ。
こんなのだったらもっとあっさり描いとくんでした…。

そんな訳で次の看板は新年用の予定ですが、あっさり味で行きます。

今回のは折角描いたのでこっちにも載せます。本当は倉庫専用に
しようと思っていたんですが。 出来れば倉庫と合わせて御覧になって下さい。

プレゼント…?さすがにそこまでの余裕は…。すみません。
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ある冬の休日

2006年12月24日 23時41分50秒 | 絵関係
先日は同僚と数人で映画『007カジノ・ロワイヤル』を観に行ってきました。
『007』シリーズの予備知識は皆無に等しいぼくにとって、ジェームス・ボンドは
無敵で知的で素敵なクールアンドタフガイだと思っていたんですが、
本作のそれは割とそうではない感じの人物像でした。それでも充分格好いい感じで、
どんでん返しの連続とも言える展開と相俟って、良いエンターテインメントだったと
思えました。
ただ、個人的にはそういった使い捨てのジェットコースターのような作品よりも、
観た後も胸に残るような作品が好みなのですが。

で、その後生まれて初めてもんじゃ焼きを食べました。
これも焼き伸ばして作った焦げを片端から食べていくと言う実に
エンターテインメント性に溢れた食べ物だと思いました。美味かったというよりは
楽しかったという感じでしょうか。鍋とかと並んで親睦を深めるにはいい
素材だと思います。そういうのが必要な方は是非。

今日は今日でクリスマス前日の混雑する街に買い物へ行く。当然単独行。
『げんしけん』最終巻と『チャンピオンRED』を購入する。
どちらもオマケ付き。特に『げんしけん』のは特装版(値段が高い)で、
著名作家によるトリビュート冊子が付いているという代物。
鳴子ハナハルさんの名前があったので買いました。決定的でした。

他には『PLUTO』4巻が出ていたけどこちらは特装版のみで通常版が
なかったので、それが出るまでパスする事にしました。

それからそば屋でそば食って帰った。そば美味いっす。

で、今回の絵ですが、何となく青い色を使って描いてみたくなったので。
あと、眼鏡も。前者の試みは描いているうちに明らかに脱線してしまったので、
また後日に描き直します。青は個人的に苦手な色なんです。

人間の色覚でも『青』と感じる色領域はもっとも狭いと何かで聞いたような
気がするし。(ちなみに赤が一番広かった気がする)
まあ、関係ない話か…。
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アニメを観てキャラを見ず

2006年12月22日 23時35分48秒 | Weblog
同期の人と『アニメでグッと来た女の子は誰か』という、実に
オタク風な話をした。思えば、こんなにコテコテの話題は久しくしておらず、
ともすれば初めてなのではないかと思えるほどでありました。

そのせいなのか何なのか、回答に窮し、始めのうちは何もキャラが浮かんでこなかった。
あんなに普段からアニメを見ているのに、である。

とりあえず出たのが『くじアン』の上石神井蓮子(字が正しいかは不明)という
マニアックなものであったことからも、ぼくの狼狽ぶりが偲ばれましょう。

次に『ノエイン』の上乃木ハルカと言った所で意気投合。
男たちは分かり合ったのであった。しかし結局カラスとアトリが最もかっこいいと
言う事と、『ノエイン』面白いよね、という結論に落ち着く。
女の子の話じゃあ無かったのか。

※カラス、アトリ共に『ノエイン』の登場人物(男)。

しばらくしてから続々と良いと思ったキャラが浮かんできた。
『エウレカセブン』のエウレカ(眉毛が無い頃)とか、『ローゼンメイデン』の
蒼星石など。しかし、一枚もそれらのキャラの絵も描いてないし、今後も
描かないかも知れないので、役に立たないような気がした。

キャラ絵って本当に苦手なんです。
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一里塚

2006年12月21日 23時46分28秒 | Weblog
当ブログも気付けば半年を過ぎました。
飽き性のぼくがここまで続けてこれたのは、ひとえに皆様の応援が
あったからこそだと思います。この調子で今後も頑張ります。

思えば半年前、ちょうどこのブログを始める少し前に無印良品の『単行本ノート』
に絵を描き始めたのですが、それも残すところあと数ページとなりました。
そう考えると半年という時の重みを感じてやみません。

もっとも、中身はそんなに進歩していません、まあこうして動かぬ証拠として
残るだけ危機感があって良いのかも知れませんが。
つーか、もっと描かなきゃいかんよね…。

ついでに言うと、ノートに描いた絵の九割九分九厘が女の子です。
さらに言うと服を描くのが面倒なので、大抵下着、もしくは裸。

習作だからというのもあるけど、上に書いたような内容から、死んでも他人には
見せられません。墓と一緒に入れる前に焼却して欲しいくらいです。

それでも描く事自体は楽しいので続けます。

いつか人に見せても問題ないくらいのものが描ける事を目指しつつ、
今は恥を敢えて世に残す日々です。

皆様におきましては、今後とも厳しく見守って欲しいと願う次第でございます。
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