ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

物の怪

2010年01月17日 23時25分28秒 | Weblog
現代妖怪 『黒大蛇』

人智を超えた、往々にして自然の驚異を古来より人は“龍”として畏れ敬ってきた。
この項で述べるそれは、人が生み出したものではあるが、人の手に負えるものでは無く、
さりとて壊滅的な厄災をもたらす訳ではない事から、龍に次ぐいわば“亜龍”たる存在と
して“蛇”と呼ぶべきであるとし『オロチ』の名を贈るものとする。

さて、この妖怪は別名を『長蛇』ともいい、季節の別なく現れるが、その出現地域には
偏りがあり、巨大催事場周辺が住処ではないかという説が有力である。
その体は別名の示すとおり長大を極めるが、その頭は多くの場合、何かしらの“モノ”
で(余談ながら尻尾には立て札が)ある。
正体は別の妖怪“黒山”という研究もあり、生息地域や生態に多くの類似点が指摘されて
いるが、件の妖怪はそれの別の姿で、ヒトの良識が、綿より糸をつむぐが如く長大な蛇体
を形成すると言う説がある。その説を信用するならば、人の良識やモラルが却って現代妖怪
を生み出すという、何とも言えぬ皮肉な話である。或いは、かの黒山がそれらの良識や
モラルをもってしてようやく“蛇”としてニギミタマ化する程、強大な存在なのかも知れない。

実際、この黒大蛇は人に対する直接的な害を持たない。知らずにこの妖怪に取り込まれた
人々が、『不和』という心の毒を打ち込まれたという報告もあるが、致死量には至らず、
大人の場合の死亡例は殆ど無い。しかしながら、体の小さい子供となると話は別で、症状が
重篤化し生涯に渡る心的後遺症(トラウマ)を残す例が散見されるため、大人は子供の
状態から目を離さず、危険を察知したなら直ちに手当てを施す事が望ましい。

                       ―民明書房刊『現代妖怪の系譜』 より抜粋

…異常に長い前置きでしたが、結論から言って『次世代ワールドホビーフェア』に
気まぐれで行ってきました。そんなに大した事無かろうと高を括っていたら大火傷。
入場だけで一時間くらい並ぶ事に。並んでいる最中にひそかに目当ての『神羅万象チョコ』
の先行販売分が終了。やや暗い気持ちになるが、会場限定配布のカードは余裕で貰えたので
一安心する。何だか四月から『ゼクスファクター』という名前で、学園能力ファイト系の
お話になるとか何とか。キラカードとほのかなエロス漂う女の子が出る限り買うので、
個人的にはとても楽しみです。
コメント
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