無意識の欲求か

部屋の明かりをつけたまま寝ていたらしく、しかもそのことに起きてすぐに
気が付かないという体たらく。疲れているのかも知れない。

去年までの感覚であれば、もう世間では夏休みムードが漂い始める頃合いであるが、
さすがにというか今年はそのようなことは無く、未だに七月の初めのような雰囲気で、
ただでさえおかしかった季節感がさらにおかしくなっている。
没頭できるタイプの趣味のためか、時間が恐ろしい早さで過ぎ去っていき、
Amazonをはじめとした買い物を最近ほとんどしていないように感じる。
気付かないうちに物欲が暴走しないように、またはいざ欲しくなった時に無くなっている
などということがないように、欲しいものは積極的に買っていかねばならぬ。

ただしフイギュアは除く。検討に検討を重ねて購入までの審査をかなり重くした。
何と言ってもとにかく高い。

あと、そういえば最近おまけ付きウエハースの類でめぼしいものが無く、全然買っていない。
机の上に適当に積んでいた神羅万象のカードを片付けて、随分広くなったものであるが、
そこからシールやカードの類がまるで増えていない。

もしかしたらその辺りの欲求不満が蓄積しているのかも知れぬ。
何か無理やりにでも収集欲を満たす何かに手を出さねばならぬのか。

粘るように

おろして間もないのに、いつの間にやら欠けているデザインナイフの先端の
行方に思いを馳せてはいけない。　多分、根本的に刃物の扱いが荒いのだと思う。
おおよそ刃と呼べるものが付いているものを、今までどれほど潰して来たか数知れない。

そのような訳であいもかわらず、帰宅してはプラモを作り、二歩進んで一歩戻るような、
そんな進行を続けている毎日。作っていく度に新たな問題が噴出するが、それでも
ギリギリ致命打には至らずに進んでいけているという、そんな状況。
穴埋めや肉盛りまで、とかく修正に便利なエポキシパテも、使う頻度が増し、その度に
練っているのが億劫になったので、ある程度練った後に使う分だけ切り出して、残りは
冷凍庫に保存する作戦を実行。大分捗るようになった。
タミヤの速硬化型エポキシパテが三日経ってもまだ余裕で使える。

大昔、実家の冷凍庫で試した時は、12時間硬化型のエポキシパテ（タミヤの青箱）でも
三日くらいで使えなくなった記憶があったが、今の冷凍庫は高性能になったものである。
本来の用途で活用しているとはおおよそ言い難い状態ではあるが。

パッとしない

外に出られないことは分かっていても、雨ばかりになると追い打ちのように
感じられ、振り返れば精彩を欠いたような連休になってしまった。
友人とZoomで飲み会をしたり、それなりに充実はしていたが、やはりプラモを
完成させられなかったのが大きい。作っている最中にどうにも気に入らない場所が
出てきて、それを手直ししようとしてドツボに嵌ったパターンである。
件のキットは単純に組むだけならパーツの分割など、実に巧みに出来ていると
感じるが、ちょっと手直ししようとすると途端にそれらが障壁となって立ちはだかり
難易度がやたらに上がるイメージである。
あるモールドを削り落としたら、それに付随して3パーツ以上の修正を結構な
工作精度で要求されるような、そんな感じ。

という訳で無念ではあるが、目標であった完成には至れず。
こういう時に次のキットを作り始めて並列化することで効率化を図れまいか、と
思ってしまうが、大体ろくなことにならなさそうな上、あくまで趣味でやっている
ことでもあるので却下。

作るためにつくるもの

プラモデルを作って一日が終わる。
ここ最近でようやくわかったことは、1/20は思いの外小さいということと、
エナジードリンクで集中力が増すということ、プラペーパーは折り曲げて
接着剤を付けるとちぎれるということといった、至極他愛ないことばかりである。

個人的にはものすごく小さいと感じる0.3mmのピンバイスを用いた工作でも
一般的なプラモデル制作勢からすると普通の作業というから、この世界は怪物
ばかりだと感じてやまない。

思えば小学生の時分、プラモデルの教本として買ってもらった今は亡き
ケイブンシャの百科シリーズにも、至極普通の流れで真鍮線で軸打ちとか書か
れていたから、推して知るべしである。とは言え、あの本によって今に至るまで
役立つ知識が得られたことは確信しており、バラバラになるまで読んで、ある
程度の内容を未だに覚えて活用しているくらいには良書であった。
これに限らず、ケイブンシャの百科シリーズをデジタルとかで再販しても良い
のではないかと思う。版権ものも多かったから難しいものもあると思うが、
前述のプラモ入門は今でも十分通用する。

個人的に現在優秀だと感じるプラモ制作テキストは、何気に吉本のプラモデル部の
人達の動画だと思っている。

基本的筋力

家に籠っている割にテレビは全く見ていなかったので、梅雨がどうなったのか
とか、海の日とか体育の日がどうのとかそういう話はまるで知らずにいた今日この頃。
大体いつも祝日かどうか疑わしい日はスマホのカレンダーアプリで確認しているので、
多少祝日が変動してもどうということは無いのである。
そしてそれはそれとして、職場において長らく会議などをやっていなかった関係からか、
文字を書く能力がかなり鈍っていることが判明し、愕然とする。
歩く筋肉と自転車を漕ぐ筋肉が別であるように、絵を描く筋肉と字を書く筋肉は
別物で、書くべき文字は浮かぶものの、手がそれに追いつかず、しかも力加減を忘れかけて
いるために、巷でよく言うミミズののたくったような字にしかならないという体たらく。

後から確認できるようにと書いているのに、判読不能のものを書いてどうするのだ、と
やや自己嫌悪に陥りつつも、書いたばかりの自分のメモに注釈を添えるという無様な対応で
とりあえずその場を凌ぐ。
今こうして日記をつけているので、文や漢字が出てこないという最悪の事態は免れているが、
基本的なことだからといっても、しばらく怠けているとすぐに抜け落ちていくというのは
身に染みて理解できた。
往々にして体は所作を覚えていてくれているのであるが、それを行う力が伴わない。
こういうのは年のせいにしたくなるのだろうが、多分違う。

それでも前には進む

久し振りに友人と会って話す。何てことのない他愛ない会話であったが、
仕事以外で人と話すのは数か月ぶりくらいだったためか、帰宅してからひどく
脳が疲労した感を覚えてそのまま寝てしまった。
街ゆく人がここ最近で急に増えたのも、むべなりと言う話で、つまりはみんな
限界に近かったのだろう。

次の日には首尾よく回復したので、プラモ制作に勤しむ。
ここまででバラバラの状態で詰めていたものを一気に組み上げ、結構形になってくる。
ちなみに作成中のブツは『PLAMAX minimum factory ネーネ』で、
前回作ったバーニーの前の弾のものであるが、このシリーズの第一弾ということで、
気合が入っているもののこなれていない所もあって、色々バーニーより大変だった。




あと残っているのは髪と、帽子の合い具合の調整。色々な完成写真や作例を見ると、微妙に
帽子の位置が高いので修正したい。
なお、前回のバーニーも帽子が少し浮いている感じで、その辺りのリベンジ的なものもある。
前髪とか他の髪は今回もプラペーパーで工作する予定。と言うか前髪のパーツは
アレコレやっているうちにダメにしてしまったので、後には引けない。
あと、これだけ他のシリーズのものと台座のサイズが違うのでそこも合わせたい。

書いてみると結構まだやることが残っているが、もうちょっと。のはず。

暗雲去らず

何となく街ゆく人の数が増えてきたような気がする。
短い晴天の時間だったからなのか、色々としびれを切らしたのか、夏ということで
開放的になったのか、単に偶然か分からないが、そんな中でもむしろ外出の危険度は
また上がり始めているようなので、相変わらず油断が出来ない。
もし危険度が振り切れて、再度緊急事態宣言となった時に、社会はそれを乗り切る
ことが出来るのであろうか。さすがにもう一度長期間の自宅待機となったら色々
立ち直れないのではないかと思う。

否、これでもし仮に収束したとしても、結局元の生活には当分戻れないのではないか。
とりあえず、明るい話題が欲しい。

夢だからといって

色々未消化のゲームがあるものの、『bloodstained curse of the moon 2』が出て
いたので、購入、プレイする。
この手の気軽にプレイできるタイプのゲームは、さあやるぞというような意気込みが
特に必要なく、開発側もそれを理解してかカジュアルモードが搭載されているために、
息抜きにちょっと遊んで、明日に引きずるような謎も悔しさもなく止められるような
もので、実に具合が良い。

連敗に次ぐ連敗で悔しさでなかなか寝付けずに次の日に障るというような、そんな
ことは全くなく、ゲームの楽しさってこういうものだったということを思い返させて
くれるような、そんな作品だと感じた。まだクリアしてないけど。
ゲームと遊び手との距離感について、人それぞれで、そうあって然るべきであるが、
個人的には、あくまで現実とは断絶されていて、一人で行うもので、ゲームを終了
したらきっちりと現実に戻るべきものと考えている。

そういう意味では、能動的に見る夢のようなものという感じかも知れない。
現実と隔絶されているからこそ正しく機能するというような、そういう点も似ている。
疲れている時にひどい夢を見るとしんどくなるように、逃避先であるゲームの中でも
打ちのめされるとか、そんな思いはしたくない。

目が向けば手が動く

隙あらば雨が降るこの時期に、何とか日曜は持ちこたえてくれたので、洗濯物や
プラモの塗装などをここぞとばかりに行う。換気がてらに窓を開ければ遠くから
セミの声が聞こえ、夏の訪れを実感する。が、思えばもう七月の半ば頃なので立派な
夏のはずであるのだが、やはりどうにも感覚がずれたままになっているらしい。

巷では新型コロナの揺り返しという話もあり、休日であっても深夜の買い出し以外には
外出しないという生活は変わらず、したがって何か心がときめくような新しい出来事など
はまるで起きていない。とにかくプラモと粛々と向き合うばかりの毎日である。
ゲームですら、上手くいかない時とかは心がささくれて平静を乱されるため、それを嫌って
プレイを避ける始末。モンハンで新しいモンスターが配信されたとか言っても、ちょっと
プレイしてみて、これはあかんやつやとなったら速やかにPS4を落とす。

そこまで時間を費やし、集中力も絶え絶えになりながら進めているものの、なぜか終わりが
未だに見えてこない。基本パーツにばらした状態で下地処理や塗装を行っているので、
なかなか組めず、それがそう思う原因なのかも知れないが、生来の凝り性と、ヘッドルーペ
獲得による細部への進出が進行を鈍化させている可能性も高い。
画面の解像度が上がって、手が遅くなってしまう絵描きのような、そんな感じ。

思えば趣味で描いている絵も、それを嫌って敢えて画面サイズは小さめのままで描いていた。
多分ちょっとした病気のようなものなのだと思う。無論治す気はないが。

開けられない

ヘッドルーペを使用しての作業が板に付き始めてくると、今度は肉眼での作業が
ひどくおぼつかなくなって来て、何かにつけて拡大して見ておかないと不安に駆られる
という今日この頃。そしてその作業中にワイヤレスイヤホンを装着していると、
目と耳をふさがれたような、まるで自分の体ではないような不思議な感覚に襲われる。
これでマスクを装着したならば完全武装といった出で立ちであるが、さすがに息を
殺すほどの精密作業ではないので、まだその域には至っていない。

さておき、ここ最近は明け方に大雨と風の音に起こされたり、天気予報に飛び飛びで
雷雨のマークが入っていたりと、何とも落ち着かない天候で、おちおち窓を開けて
寝ることも出来ない状態である。大掛かりな換気も出来ないので、ラッカー系の
塗料も使えない。と言うか、湿度がかなり高いので、ある程度以上の面積の塗装が
出来ない状態で、もっぱら水性塗料でチマチマやっている。

塗装もそうであるが、洗濯物をからりと干したいので、休日は何としても晴れて欲しいと
願うばかりである。と言うか、今年の梅雨ってどうなったのか。