エロ漫画についての話。
度々なされる話として、エロ漫画にストーリーは必要なのかというものがあるが、
実際テンプレ的な筋書きだけ用意して、仕掛けとキャラで差を出していくという
方法でも良いのでは無かろうかとふと思った。
筋書きが同じでも、当然使えるページは限られているので、どの場面をピックアップ
するかだけでも作家性は十分に発揮されるだろうし、一口に『幼馴染で世話焼きの
妙に体形がエロいヒロイン』というキャラ造形であっても、作家によって結構な差が
生じると思われるし、エロ漫画的にはそこよりも重点を置くポイントがいくつもあるので、
解釈の差を味わう楽しみすら生まれ得る。
それこそ収録作品の筋書きが全て統一されたエロ漫画ムック本とかを実験的に
出してみたら面白いのではなかろうかと思った次第である。もう既にやっている
可能性はあるが。
エロ漫画をざっと見て、上手いなと思う作家さんに共通する点として、構図やアングル、
表情の多彩さ(全てのコマで同じポーズや表情が無いくらいの勢い)、背景の丁寧な
描写の二つがあると個人的には考える。
一般誌の漫画のように絵はアレだが話が面白い人や、止め絵がもの凄く上手いが構図や
表情のレパートリーが少ないというような人はそもそもエロ漫画の世界にはあまり見られない。
話が良く出来過ぎていてエロがおまけになってしまっている感すらある作品や、話が
はっちゃけ過ぎてエロさよりも笑いが勝ってしまうというものもあるが、この辺りは少数派で
あるし、結局のところ絵が上手いのは大前提になっている。
エロとはいえ、漫画においてストーリーは決して軽んじてはいけない要素であるのは
分かるが、演劇でも脚本が同じでも演出や役者が変われば内容が一変するように、
既にある、良く出来た筋書きをあの手この手で料理するのは既に確立された嗜み方であって、
決して蔑ろにする行為ではないと考える。
結局話を作る労力は変わらない可能性があるが、話を作るのが苦手な人でもある程度描ける
可能性もある。ちょっと見てみたい。
度々なされる話として、エロ漫画にストーリーは必要なのかというものがあるが、
実際テンプレ的な筋書きだけ用意して、仕掛けとキャラで差を出していくという
方法でも良いのでは無かろうかとふと思った。
筋書きが同じでも、当然使えるページは限られているので、どの場面をピックアップ
するかだけでも作家性は十分に発揮されるだろうし、一口に『幼馴染で世話焼きの
妙に体形がエロいヒロイン』というキャラ造形であっても、作家によって結構な差が
生じると思われるし、エロ漫画的にはそこよりも重点を置くポイントがいくつもあるので、
解釈の差を味わう楽しみすら生まれ得る。
それこそ収録作品の筋書きが全て統一されたエロ漫画ムック本とかを実験的に
出してみたら面白いのではなかろうかと思った次第である。もう既にやっている
可能性はあるが。
エロ漫画をざっと見て、上手いなと思う作家さんに共通する点として、構図やアングル、
表情の多彩さ(全てのコマで同じポーズや表情が無いくらいの勢い)、背景の丁寧な
描写の二つがあると個人的には考える。
一般誌の漫画のように絵はアレだが話が面白い人や、止め絵がもの凄く上手いが構図や
表情のレパートリーが少ないというような人はそもそもエロ漫画の世界にはあまり見られない。
話が良く出来過ぎていてエロがおまけになってしまっている感すらある作品や、話が
はっちゃけ過ぎてエロさよりも笑いが勝ってしまうというものもあるが、この辺りは少数派で
あるし、結局のところ絵が上手いのは大前提になっている。
エロとはいえ、漫画においてストーリーは決して軽んじてはいけない要素であるのは
分かるが、演劇でも脚本が同じでも演出や役者が変われば内容が一変するように、
既にある、良く出来た筋書きをあの手この手で料理するのは既に確立された嗜み方であって、
決して蔑ろにする行為ではないと考える。
結局話を作る労力は変わらない可能性があるが、話を作るのが苦手な人でもある程度描ける
可能性もある。ちょっと見てみたい。