ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

知恵の力

2022年07月31日 23時54分22秒 | Weblog
休日だ、ということでかねてより計画していた殺虫剤散布を実行する。
こういった部屋全体を対象にするような広域の殺虫剤と言えば、かつては
バルサンのような燻蒸タイプのイメージがあり、ガス検知器の誤動作を
予防しておいたり、食器の類はどけておいたり、動作中は部屋から出なければ
ならなかったりと、とかく大掛かりな為に面倒という印象であった。

昔住んていた所では、夏場に虫が闖入してくる事も多く、ベランダの鉢植えから
アリが湧いて部屋に列をなしていたりということもしばしばあったが、
カツオブシムシのような虫が湧いたことが無く、いきおい広域の殺虫剤の使用
経験もなかったため、古い印象のままイメージが固定されていたことは否めない。

薬局で色々と物色していると、昨今では部屋の四隅に向けて噴霧するだけで、
ガス検知器や食器の類に覆いを用意しておくというようなことはしなくても良い
というお手軽仕様で、技術的進歩を感じずにはいられなかった。
ただ、一応念のため食器の類は避けてから殺虫剤を撒くこととした。

果たして虫はいなくなったのかというと、ゼロには出来ていないようであった。
ただ、明らかに数は減っていたり、風呂場で死体がたくさん見つかったり、
一定の効果はあったようで一安心する。何ならもう一発かましても良いかも知れぬ。
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どれも今更

2022年07月28日 23時43分05秒 | Weblog
一日のうちで最もスッキリとカタルシスを味わう瞬間は朝風呂から上がって
外気に触れた時で、つまりその後の仕事は消化試合という、そんな日々。

話は変わり、学生時代から20年以上着てきた部屋着のジャージを新調する。
もはや紐は失われ、ゴムは死に、ポケットは抜け、裾はボロボロで、股の辺りも
所々破れているという、ほとんどボロ布を腰に巻いているのと大差ない状態で
あったが、そんな状態にあっても一定の着心地をここまで維持し続けたのは
さすが名にし負うadidasと言えよう。

そんな訳で二代目のジャージも長く着れることを願ってadidasのものを購入。
先日届いたそれを着てみて、最近のジャージの肌触りを感じつつ、ちょっと
きつめの腰回りにもう少し運動をしなければという気持ちを抱いたりした。

あと、部屋に沸いている虫であるが、見つけては仕留めを繰り返し、その死骸を
一つ所に集めていたら、ちょっとした小塚になっていて、色々後悔する。
仕留めるにしても、大体高所の壁に張り付いているのを、靴ベラで潰して
いるのであるが、そんな面倒かつ壁を傷めそうな方法を取らずとも、適当な
テープを付けた棒で貼り付けて、そのままゴミ箱へ送る方が色々と都合が良い
のではなかろうかと思い至る。休日にはさすがに殺虫剤を購入する腹積もりなので、
今更感は否めないが。
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きれいに偏れ

2022年07月26日 23時55分06秒 | Weblog
世の中には白や黒で測り切れないものばかりで、大体はグレーで構成されて
いると言って良く、絵を描く上でも何かと間を取りたがる身空であるが、
ここの所そんな多種多様のグレーやら白やら黒やらを、どれも皆まとめて
50%グレーにしようとする手合いが現れたように思える。

絶対なる1としてその灰色を掲げる彼らは、世の多様性であるとか、微妙さを
すべて否定する存在と言えよう。多分面倒なことを考えるのに疲れたのだろう。
疲れたり虐げられたりして思考が弱っている手合いは、安易な方向に傾きがちで、
ついでに言うと飛躍しがちである。とにかくお手軽かつ思い付きで良さそうな
方向に飛びつくという訳である。そう考えると、絶対的な1であるとか、真理という
言葉はいかにも好まれそうなものと言える。無論そんなものなど無いのであるが。

些か話が脱線するが、昔某ゲームで提唱されていた『無』というものが何なのか、
いまいちピンと来なかったのであるが、こうして考えてみると、白も黒もない
全てのありとあらゆるものを全てごった煮にして平均化して押し潰した、完全な
灰色(に帰すること)こそが、無の正体だったのではなかろうかと思えてくる。

中間や中庸、バランスの取れた状態や環境は、我々にとって安心をもたらすもので
あるが、それだけだと動けない。思うに、万物に動きをもたらすものは偏りであって、
それなくしてこの世を生きているとは言い難い。
ゆえに偏りを受け入れることが肝要であろう。もし、そこに不安があったとしても
他者をもってそれを補完すればよろしかろう。
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科学の力

2022年07月24日 23時48分35秒 | Weblog
先日増えたという話をした件の虫であるが、土曜くらいにさすがに笑えない
程になっていて、目に入れば即殺すという修羅モードに切り替えて対応する。
そんな中で奴らの生態についても些かの知見が深まり、例えば明るい所が好きで
昼行性という触れ込みであるものの、家で見かけるのは決まって夜からである
ということ。これは一番大量発生(しているように感じられる)洗面所が、日の
差さない所で、そこで終日灯りをつけていて観察したからである。

しかし、良く集まる場所が即ち発生源に近いという考えはもしかしたら捨てた方が
良いのかも知れず、洗面所以外でも歩き回っているのを割と普通に見かける。
そうこうしているうちにもおそらく幼虫はどこかで人知れず増えているであろうから、
文明の利器、人類の英知たる薬の力で事態を収束させるつもりである。
自宅には子供もペットも居ないので、広範囲に広がるタイプのを使ってみる予定。

居住エリアで見かける頻度が低い今のうちに決めるのがよろしかろう。
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王の一手

2022年07月21日 23時46分39秒 | Weblog
スーパーで再び『ウマ娘』のカード付き菓子を見かけるようになった。
どうやら大幅増産をかけたのであろう。売れる要素に加え不満要素を可能な
限り削るという万全の布陣にもはや敵なしといった所であろう。
そして再販分からは何と前回唯一挙げた不満点である、外袋開封時にカードの
入っている内袋を諸共に割いてしまう可能性があるという点が解消されていた。

具体的には内袋の縁がギザギザではなく直線的になっていた。もしかしたら
コスト削減の方策なのかも知れないが、まさかの僅かな欠点までもが解消という
王者の行動に脱帽である。これはもうバカ売れすると断言できる。

ガオロードもこれに倣えとばかりに色々と改善やら何やらやってくれることを期待。
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別にセーフ

2022年07月19日 23時41分17秒 | Weblog
またやにわに虫が増えだした。虫といってもGの字では無いので相当に
気楽なもので、主はヒメカツオブシムシである。ただこれも例えば
潰した時に匂いや色が出たり、衛生害虫的な所があったりしたらもっと本腰を
入れて殲滅にかかっていただろうことを考えると、こういう不快害虫の線引き
というものはひどくギリギリなものであると思われた。

さておき、そんな奴らであるが、調べてみるとヒメの方は動物性の乾物(繊維)
を専食としているらしく、思い当たるのはウールの服やらシルクのネクタイの他
には自身の毛やら何やら位しか思い当たらない。のんびり構えているのもそのためで、
これがヒメマルになると植物性繊維もいける口になるらしく、つまりは本がやられる
可能性があった。しかし幸いにしてヒメマルの方は一匹も見かけていない。

やつらを主に見かけるのは洗面所の近辺。明かりをつけていると何故かよく出てくる。
よく虫を集める灯りとしては、白熱灯や蛍光灯が挙げられるが、洗面所の明かりは
LEDなので、紫外線ではなく単純に明るい場所を目当てに集まっているようだ。
実際蛍光灯を点けている居住エリアでは一日数匹程度見かけるものの、そこまで
多く見られないから、やはり紫外線は関係なく、あとは気温が影響している程度と
思われる。
それにしてもどこから湧いているのか。個人的に奴らの幼虫のよくいる場所の
イメージとしては、ホコリやら毛やらが溜まって暗い、部屋の隅に家具や床板の隙間
で、さりとてそんなに一つ所に群れを成す訳ではない、という感じ。
ただ、実際に幼虫がいる所は見ていないので、身の毛がよだつほど大量の幼虫が
人知れず育っているという可能性も捨てきれない。
それでも食われて困るものが沢山ある訳でも無く、潰しても毒も匂いも色も無く、
体についてきたり同衾してくるわけでも、ましてや噛んだり刺したりしてくる訳でも無し。

考えてみると割と『まあいいや』と思えてくるのであるが、これも彼らの生存戦略
なのかと考えると、なかなかに侮れない奴と思えてくる。
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休む

2022年07月17日 23時50分01秒 | Weblog
連休になると途端に生活リズムが夜型に転落する今日この頃。
加えて疲れていても長くは寝られなくなっているという関係から、
夜が明けたばかりの早朝に目を覚ます。ここから二度寝と洒落込もうにも
実は深夜に一度目を覚ましてからの二度寝した結果がこれだったので、
腹を括って早朝の買い出しに出かける。

世間的には夏休みが始まったばかりという感じの季節であろうか、
記憶の奥底に押し込まれた懐かしさのような感覚が蘇ってくる。これで
ラジオ体操どこからか聞こえてきたならば完璧であったが、最近では
もう廃れた習慣なのだろうか。とりあえず明日も休みという安心感は大きく、
思えば結構久し振りの連休ということで、結局寝てばかりとは言え
何かウキウキしている。今夜も晩酌だ。
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部屋に人あり

2022年07月14日 23時55分51秒 | Weblog
自宅のモデムの点検に来た人を部屋に通したが、どことなく
『ヤベー奴の部屋に来てしまった』という雰囲気を醸し出していて、よくよく
冷静になって部屋を見渡してみれば、割と憚りなくエロ関係のアレコレが
出しっぱなしになっていた。
とは言え、いわゆる俗に言う所のオカズ的なものや道具的なものは表に出して
おらず、資料として出しているアクションフィギュアが乱痴気騒ぎしているとか、
服が外れるタイプのフィギュアを剥き身で飾っていたりしている状態である。

なればこそ個人的な感覚では別に何と言うことはないというものであったのだが、
あまりにも客観的な見地が甘かったのは否めない。
これまた個人的な感覚ではゴミも大したことはないというレベルであるが、
世間一般のそれにおいてはドン引きする可能性もやはり否めないので、
次に人が来る時にはもう少しちゃんとしておこうと思う。

予備校から学生時代にかけて、結構色々な人の荒れた部屋を見てきた身としては、
今の部屋でも十分過ぎる程と感じるのであるが、最近の若い人はみんな部屋を
すごくきれいに保っているものなのだろうか。
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捨て時

2022年07月12日 23時49分06秒 | Weblog
割と仕事の忙しい状況下で、家に帰ってもゲームやっていたりすると、
日々の出来事など泡沫のようにほとんど残らないという恐ろしい現実。
しかもゲームで寝る時間が削られて、仕事のパフォーマンスが出ずに残業
時間が伸びるという夢のような悪循環。『ゲームは一日一時間』という
標語を知っている人は、思えばもれなく四十路前後で、今の若い人には
おそらくまるで通じずに鼻で笑われること請け合いの古の概念。

ふとしたきっかけで、合間合間に身の周りの慣れ親しんだあれこれや、
知識の底にへばりつく言い慣わされてきたような言葉の数々を省みれば、
どれもこれも賞味期限切れで腐るどころか完全に干からびて虫もわかない、
岩の如くに変じた燃えるゴミであったりする。

しかし幸いは、そんな遺物をゴミと断じることの出来る価値観がまだこの身に
備わっていることで、ゴミをゴミと感じるうちにとっとと始末しておきたい
今日この頃。多分この手の概念的な遺物は後生大事に抱えていても宝に
なる事などまず無く、せいぜい本とかに纏めることで価値が生まれる可能性が
出るくらいなので、本腰を入れて守ろうと思わないのであれば固執する意味は
なかろう。
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多分仕様

2022年07月10日 23時36分39秒 | Weblog
先週末は色々あって、疲労が来るところまで来たのか、生まれて初めて
閃輝暗点というものを体験した。初めは視界に折り畳んだような段差が
生じ、次第にその折線が虹色を伴って拡大していくという、そんな感じ。
いかんせん初の体験なので、かなりの不安があり、すわ重大な病変の兆候か
とも思って調べてみたが、片頭痛の延長で疲れからくるものということで一安心。
一応週末の晩酌は控えて、速やかに寝ることとした。

しかし不思議なのは、件の閃輝暗点は円状に折り畳まれた部分は視界が欠ける
事になるのであるが、主に欠けるのは文字で、絵は微妙に補完されるのか
『ジョジョ』のザ・ハンドを食らった物体のような、適当に穴を埋めたような感じ
になっていた。欠けた部分が白とか黒で塗り潰されるわけではなく、現状取得
出来得る情報で埋め合わせがされるという感じである。
例えばyoutubeでよく観ているゆっくり解説系の動画の場合、タイトルや文字は
一部が欠けて完全に背景と同化するに対し、ゆっくりの人達のようなシンプルな造形の
絵は注意深く見ないとおかしい所が分からないような状態。
それらも結局視界のどこにあるのかに依存するので、目を少しでも動かすと
見え方が変わってしまうこともあり、気が付くのに少し時間がかかった。

件の閃輝暗点は脳内の血流に変化が起きた時に生じるものらしいが、それも含めて
遍く目に入るものは、相当に補正が掛かった状態で視覚として認識されるのだと
実感せずにはいられなかった。正しいとかそうでないとか、そういったことを
論じるのがバカバカしくなるほどに、色々と良いように捻じ曲げられているのであろう。
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