自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

崑ちゃん90歳  4  崑ちゃんの健康習慣

2022-08-11 05:54:40 | 図書メモ


素敵な高齢者の生活習慣からは、たくさんの学びがあります。
例えば、
p.49 筋トレ
   (以前は死・寝たきりへの不安が色々あったが)
   筋トレで得た筋肉が、ぼくにとてつもない自信を与え、
   その結果、得体の知れない不安も具体的な恐怖も
   消滅してしまいました。

   猫背で、ヨタヨタ歩いていた86歳の老人が、90歳の今、
   胸を張って背筋を伸ばし、大股の速足で歩いています。
   息切れもなくなり、肺が二つ揃っている人に負けない
   だけの肺活量を誇っています。

p.50 ぼくは今、筋トレに忙しくて、
   その成果を喜ぶことにも忙しくて、筋肉痛に耐える、
   身もだえするような快感を味わうのにも忙しい

   そやから、考えても答えの出ない不安や恐怖に怯えている
   ひまがない
のかもしれません。

   「この調子なら、自分の死ぬ日まで自分の脚で歩きつづけられるやろうし、
   毎日おいしくごはんを食べて、まわりを笑わせながら楽しくすごせる
   なによりも、100歳まで仕事を続けられるかもしれないし、
   続けたいと考えるようになりました。


私は正直、筋トレが大嫌いです。
でも、上記のような話を見ると、、、う~~む、
やっぱり<苦しくても、身悶えする快感を求めるべきか?>
と、悩んでしまうほど、崑ちゃんの考えは魅力的です。

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崑ちゃん90歳  3  若々しい脳を保つ「かきくけこ」

2022-08-10 05:38:54 | 健康法


p.147 脳生理学者・大島清氏の言葉

   若々しい脳を保つのに必要なのは、
   ①「感動」 ②「興味」 ③「工夫」 ④「健康」 ⑤「恋」
   だと書いています。

私はミュージカルをやっている時は、①ち③は必ず感じています。
健康法の教室関係では、生徒さんたちの不調や病気に興味を持ち、
図書館やネットで内容を把握するようにしています。

⑤の「恋」に関しては自信がありません。
「バレエに恋してる」「あんこを載せたサツマイモに恋してる」
などという表現がありますが、ちょっと違う・・・・・

もちろん、若い頃は「ときめき」「ワクワクどきどき」があって
わなわなしていた感情があったし、どんな状態かも覚えているので、
今は「それが無い」状態がダメなのか・・・・・どうかが分かりません。

ポリアモリーという言葉に惹かれて、何冊か読んだ思い出はあっても、
「日本においては、無理そう」という結論に。
崑ちゃんが
p.147 90歳になった今も僕は瑤子さん(妻)に恋をしています。
   (中略)若いべっぴんさんに対しても
p.148 大島先生の「こ」の字を思いっきり実践してますがな、
   瑤子さんには内緒やけど。

というくだりは、男女の違いのせいなのか、、、、と思います。
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崑ちゃん90歳  2  義母の葛藤(?)

2022-08-09 05:39:18 | 推薦図書
下の写真は河口湖畔・大石公園にて満開のクレオメ


昨日の続きです。
p.164 ぼくは幼くして父を失い、「チフスの子」と言って
   石を投げられ、実の母とも別れて、キツい義母のもとで
   どつかれながら大きくなったわけです。

鼓膜が傷ついて難聴になるほど殴られる日々なんて、信じ難いです。
最後まで理解できないのは、
p.177にあるように「(義母は滅茶苦茶な言動を繰り広げながらも)
   ぼくのことをすごく好いてくれていた。だから、ぼくも
   義母のことが好きでした。でも、しょっちゅう叩かれたから
   好きではなかった。好きだけど、好きではなくて、でも、
   嫌いではありませんでした。」

p.178 ぼくの義母に対する想いは複雑ですが、義母は自分では
   子どもが産めなかったこともあって、ぼくのことも、
   そして、ぼくの息子たちのことも、ものすごくかわいがって
   くれました。

   義母は結局のところ、情の深い、矛盾に満ちた、
   愛すべき人間だったのでしょう。

相前後しますが、さらに不可思議な文章も。
p.112 ぼくには義母に対して、憎しみや恨みといった感情は
   ふしぎとありません。傍目には鬼ババアみたいな義母ですが、
   実は、ぼくを心から熱烈に愛してくれていました。

   子どもながらに、ぼくは義母に叩かれながらも、
   深く愛されていることに気づいていたのかもしれません。

「愛情が溢れているのに、どつきまわす毎日」というのは
どういう心理状況なのか、興味は沸きます。
戦時下に上官が下級士官や兵卒を殴りまくったり、
教師が「気に入らない生徒」をいじめぬいたり、という話と
共通点があるのか、ないのか?

いずれにしても、現在の崑ちゃんは素敵な奥さんと共に
幸せに暮らしていて、義母さんを恨んでいないのは偉いです。
色々な苦しみを克服するために使った「笑い」という武器が
崑ちゃんを大成させてくれたようです。

「苦労は買ってでも、せよ!」なのでしょう。
それを切り抜ける努力の先に幸せがあるのだから。
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崑ちゃん90歳 今が一番、健康です!   大村 崑・著  2021/11

2022-08-08 16:57:41 | 健康法


いやぁ、面白かったです。
ブログ読者の方々にはご一読をお勧めします。

86歳まで、「よれよろ・病弱・無気力爺さんそのもの」だった
著者がライザップで筋トレを始めたら3年半で見違えるほど変わった!
という体験談です。

崑ちゃんの語り口も楽しくて、あっという間に読めました。
筋トレを勧めた奥さんが賢かった、ライザップのトレーナーとの
相性が良かった、、、等々様々な要因がありそうですが、
事実なので、説得力があります。

私は別の目的でジムに通って勉強を続けています。
ジム通いは、お金がかかるし、家から往復の時間がかかる上に、
気に入ったクラスの時間帯にも縛られます。

それでも2年間、通い続けた理由は、
①体操(含:ダンスやヨガ、水泳など)指導者としての喋り方、
  切り口、本人の魅力などが非常に参考になる。

②「コンディショニング」というクラスではテニスボールや
  バランスボールやポールの使い方を教われる。
  これは自力整体教室でもとても役立っています。

③メンバーのバラエティー・・・・・
  私自身も「変わり者」の方ですが、色々な意味で色々な人が居て、
  眺めているだけでも面白いです。特に、プロのモデルさんなどは、
  信じられないくらい美しくて、若くて(皮膚や全身が!)、
  まるでバービー人形みたい・・・・・

  「神様、、、不公平だわよっ!!!」と叫びたいくらいですが、
  ないものねだりは止めて、その人から学べる点を楽しみます。

人生で一度もジムに行ったことがない方は、無料体験だけでも挑戦して、
今まで知らなかった世界に触れることをお勧めします。
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最強のアンチエイジング  3  腸脳相関とメタボ報酬系

2022-08-07 05:40:02 | 健康法


p.147 なぜ中年になると人は太りやすくなるのか
   加齢に伴い、筋肉量や褐色脂肪細胞が減る
   それにプラスして脂肪細胞が仲間を呼びやすくなる


   脂肪細胞は自分の仲間を探したがるので、
   人間が運動するのをやめさせて怠けさせ、
   どんどん脂肪細胞が増えるようなことをします。
   高脂肪依存症です。

   (中略)なぜ脂肪細胞は自分の仲間を探したがるのか。
   これこそ腸脳相関が原因です。

   脳の視床下部にメタボ報酬系という、食べ物と密接に関係している
   組織があります。人はものを食べると「嬉しい!」と感じます。
   そこで報酬として身体を活性化させ、いろいろな基礎代謝に
   影響します。

   そのメタボ報酬系による欲求で食べたものが悪さをするのです。
p.148 悪さというのは、動物性脂肪ばかりを食べることによって
   メタボ報酬系の細胞にERストレス(小胞体ストレス:
   Endoplasmic reticulum stress)という負荷がかかり、細胞の負担に
   なってきます。すると運動したくなくなります。

   ER(小胞体)は細胞内に入ってきた古いタンパク質を分解する
   ところです。そこにたくさんの脂肪が入ってくると、
   分解しきれなくなって負担になります。それがERストレスです。

   また、ERは動物性脂肪がさらに好きになるという悪さもします。
   ですから肉などの脂肪分を食べれば食べるほど、動物性脂肪が
   好きになります。(中略)動物性脂肪だけで育てたラットは
   動物性脂肪の多い餌ばかりを好んで食べるようになり、
   加えてそのネズミは怠け者になります。回し車のような
   遊び場をつくってあげても、まるで回転数が上がりません。

   若いころであれば筋肉量や褐色脂肪細胞がそれなりにあるので、
   ERストレスを抱えても「即・肥満」という状態になりづらい
   ですが、中高年になるとERストレスに対する”抵抗力”が
   弱いので、いわゆる中年太りになりやすいのです。

この辺の理論は、数年前から勝間和代さんが紹介していました。
さすが、情報が早いし、すぐに実行されていることがスゴイです。
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最強のアンチエイジング  3  朝食を食べる? 食べない?

2022-08-06 05:50:29 | 健康法


これは中々悩ましい問題です。
この本の著者も朝食推進派で、セカンドミール効果について
調査しています。

p.114 セカンドミール効果とは、
   GI値の提唱者であるジェンキンス博士が1982年に
   発表した概念で、朝の食事(ファーストミール)が
   昼の食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響する
   というもの

   研究でわかったことは、
   きちんと朝食を摂ると昼ごはんの後に血糖値が上がりにくい
   ということ。(逆にいうと、朝食を摂らないと昼食後に
   血糖スパイクを起こしやすい
、ということ)

ご存知のように、自力整体整食法では「朝食(午前中)は水分だけ」で、
「12時を過ぎたら、6~7時までは何を食べてもよい」となっています。

自力整体は整体と整食法、整心法の3つを同時に実行して初めて
効果が出るものですから、「朝食問題」だけ議論するのはナンセンス。
私を含めて多くの人が自力整体の考え方で健康になったことも事実です。

「〇〇がイイから」といって、「自分に都合のイイ部分だけ実行」して、
あれは効いたの効かないの、、、と言うのは間違いです。
やるなら、提唱者の説明をよく理解して、疑わずに実行すること。
ただ、妄信的に突き進まないで、常に自分の身体の声も聴き、
体調も見ながら行います。

肝心なのは、健康をゲットした暁には、自分や家族に合った食生活を
デザインできることです。なので、現在の私は朝に具だくさんの味噌汁、
ヨーグルトや果物、コーヒーを楽しみ、昼は「おつまみ程度」。
夕食(5時半~6時半)はたっぷり食べる毎日です。
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最強のアンチエイジング  2  ウォーキングは食前?食後?

2022-08-05 09:23:23 | 健康料理

上のイラストは、紹介中の本とは関係なく、8/2に紹介した「うんどう」の一部です。

p.68 ウォーキングは食前と食後のどちらに効果があるか
   先に糖分を摂取した被験者にウォーキングをしてもらうと、
   血糖値と中性脂肪が下がることが分かった。
   (中略)とくに糖化ストレスの高い人、食後高血糖になる
   ような人は食後に歩いたほうが効果が高い
でしょう。

   しかし、じつは、食前にウォーキングした方が
   食後の血統が上がりにくいという逆のデータも存在する

私の知人で以下のような女性がいました。
「運動した後にタンパク質を摂ると効率的に筋肉になるんですって」
「だから、散歩に行った後、大急ぎで牛乳をガブ飲みするの」

そのまたずっと昔は、「親が死んでも食休み」という言葉もありました。
胃袋が消化のために動いている間は、静かに横になっていた時代ですね。
でも、「食後すぐ横になると牛になる」という話も同時に存在していました。

私はジム通いを始める前は、結構、夕食後に散歩に行っていました。
今はジムでしっかり運動しているので、夕食後は眠くて動けません。
これも、人により、好きに決めて良さそうです。
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最強のアンチエイジング   米井嘉一・著  2019/3

2022-08-04 05:38:19 | 図書メモ


書籍のタイトルに「最強」が闊歩する時代ですが、
内容は、そんなに違う気がしません。

この本で面白かった概念は、
p.64 パイレーツの法則
   ビジネスの世界でも「2:8の法則」とも呼ばれ、
   よく知られているもの。
   ●2割の社員が8割の利益を稼ぐ
   ●2割の顧客が8割の売り上げに寄与する
p.65 ●2割のアリが8割の食料を調達する
   といった法則で、
   全体の10に対してまんべんなく対応するのでなく、
   その中心となる「2」に目を向けようということ

   パイレーツとは海賊のことで、海賊がどこかの島を
   占領しようとするときには、敵の兵隊が10人いた場合、
   一番強そうな2人をまずやっつける。そうすると敵は
   戦意を失い、島の占領は8割方成功したのと同じだ、という話。

著者が言いたいのは、ビジネスの話でなく、健康法のことなので、
以下の話に続きます。
   (私たちは)効果的な2割に目を向けるのではなく、
   自分のやりやすいところ、好きなことばかりをやって
   しまいます。

   (中略)本当はそうではなく、客観的に自己評価するか、
   あるいは誰か第三者に、
   「あなたはここが弱点だから、その弱点に注目すべきだ」
   と指摘してもらい、それをやったほうが効果が上がるはず

確かに、、、私たちは「嫌いなことは先延ばし。または避けて通りがち」
でも、「好きだから、ストレスにならず、長続きする」という点も。
私は後者です。どちらが良いかは、選択した本人が最期の時にわかること、
または分からないまま逝ってしまうかも?

私は、色々な視点や考え方を知った上で、選択することが大切と考えます。
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腸がすべて  F.L.アダムスキー 著   2020/12

2022-08-03 21:57:25 | 図書メモ


いつぞや<美魔女ともだち>が教えてくれた概念の大元の本です。
その時教わったのは、「ファストフードとスローフードを同時に
食べるのは良くない」程度でしたが、色々わかってきました。

著者はイタリア在住フランス国籍の自然療法士でオステオパシスト。
1988年にドイツの代替医療専門医の国家資格を取得。
ローマとミラノに診療所をもち、企業へのコンサルタントや
美容学校などでの指導を行う。
専門医国家資格とあるので医師免許はお持ちの様子。

しかし、、、。著者の年齢はネットを見回しても、現れません。
写真は、そこそこ出てきます。若々しさという点では、今一つ。
「105歳で、こんな感じ」というならば、
「おぉ~、結構効果がありそうね」と思えますけど・・・・・。

説明の仕方で気に入ったのは、
p.45 腸のタテの流れとヨコの流れを知ろう

タテとは、口から取り込んだ食物を大腸の終わりまで下ろし、
   不必要な成分や有害な成分を体から取り去ること。
ヨコとは、身体が消化によって蓄えたい物質を取り込み、
   血液中に存在する有毒な物質を除去する働き。

この表現は目新しくて良いと思います。

肝心のファストとスローの分類に関しては、
日本人の食卓には馴染みのない食材も多く、日和見食材もあり、
考えるだけで面倒くさいのです。

納得できる点は、p.110にあるように、
   食事と食事の間を最低限4時間空ける
つまり、間食をしないで、完璧に空腹になってから食べる。
これだと、当たり前過ぎ(?)
でも、その「当たり前」が皆、出来ないんですよね~
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「うんどう」教室  西城眞人・著   2012/11

2022-08-02 05:47:47 | 健康法


結構古い本ですが、分かりやすく、あっという間に読めます。
高齢者のグループ指導者にお勧めです。

高齢者が運動する必要性を説く論点は、
p.14 高齢になると、脳と筋肉の連携が悪くなって
   若い頃のようにうまく使えなくなる

p.21 フィジカル・モラリティの必要性
   健康を維持することは、世の中(社会)を救う
   =高齢者がしっかりした姿勢で身体的道徳性を保てば、
   世の中の精神的道徳性も保たれる

運動自体はとても簡単なモノばかりですが、コツがあります。
その五箇条は、
p.70 ①正確におこなうこと

   ②呼吸をしながらおこなうこと

   ③使っている筋肉を意識すること

   ④ゆっくりと動かすこと

   ⑤無理して動かさないこと

あ~、なんて・・・・・普遍的なこれらの言葉!
今だって、言われている(私も毎日使っている!)同じ言葉です。
それらを一日の中で、いかに効率よく楽しく実践させるか?

著者はネーミングで
p.72 ①おはよううんどう(全身ケガ予防)
     大きな5つの関節をまわして
     血行促進。朝、起きたばかりの硬い身体を刺激。

p.82 ②つまずかないうんどう(すり足歩行・つまずき・転倒の予防)

p.90 ③かいだんうんどう(失禁予防・足腰の保持)

p.98 ④ふらつかないうんどう(ふらつき・転倒の予防、腰の負担軽減)

p.106 ⑤全身のびのびうんどう(疲労回復、肩こりや腰痛の予防・改善)

p.114 ⑥ありがとううんどう(ストレッチとツボ刺激で整理運動)
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