自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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最強のアンチエイジング  3  腸脳相関とメタボ報酬系

2022-08-07 05:40:02 | 健康法


p.147 なぜ中年になると人は太りやすくなるのか
   加齢に伴い、筋肉量や褐色脂肪細胞が減る
   それにプラスして脂肪細胞が仲間を呼びやすくなる


   脂肪細胞は自分の仲間を探したがるので、
   人間が運動するのをやめさせて怠けさせ、
   どんどん脂肪細胞が増えるようなことをします。
   高脂肪依存症です。

   (中略)なぜ脂肪細胞は自分の仲間を探したがるのか。
   これこそ腸脳相関が原因です。

   脳の視床下部にメタボ報酬系という、食べ物と密接に関係している
   組織があります。人はものを食べると「嬉しい!」と感じます。
   そこで報酬として身体を活性化させ、いろいろな基礎代謝に
   影響します。

   そのメタボ報酬系による欲求で食べたものが悪さをするのです。
p.148 悪さというのは、動物性脂肪ばかりを食べることによって
   メタボ報酬系の細胞にERストレス(小胞体ストレス:
   Endoplasmic reticulum stress)という負荷がかかり、細胞の負担に
   なってきます。すると運動したくなくなります。

   ER(小胞体)は細胞内に入ってきた古いタンパク質を分解する
   ところです。そこにたくさんの脂肪が入ってくると、
   分解しきれなくなって負担になります。それがERストレスです。

   また、ERは動物性脂肪がさらに好きになるという悪さもします。
   ですから肉などの脂肪分を食べれば食べるほど、動物性脂肪が
   好きになります。(中略)動物性脂肪だけで育てたラットは
   動物性脂肪の多い餌ばかりを好んで食べるようになり、
   加えてそのネズミは怠け者になります。回し車のような
   遊び場をつくってあげても、まるで回転数が上がりません。

   若いころであれば筋肉量や褐色脂肪細胞がそれなりにあるので、
   ERストレスを抱えても「即・肥満」という状態になりづらい
   ですが、中高年になるとERストレスに対する”抵抗力”が
   弱いので、いわゆる中年太りになりやすいのです。

この辺の理論は、数年前から勝間和代さんが紹介していました。
さすが、情報が早いし、すぐに実行されていることがスゴイです。
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