我がミュージカル研究会のもう一つの奇跡は、この青年。
フィリピンの国費留学生から東工大の准教授になった研究者です。
私が彼と知り合ったきっかけは、洗足池のラジオ体操です。
私はリタイア後で、早朝散歩に行き、ラジオ体操に邁進。
彼は留学生仲間と一緒に毎朝、走っていました。
最初は朝の挨拶をするくらいでした。
ところが2011年東日本大震災勃発を機に何かを発信したくなり、
地域のコーラス仲間やバレエ仲間に声をかけてミュー研がスタート。
ミュージカルへの夢が湧き、彼にも声をかけたら二つ返事。
私も夫もISASという研究機関に勤めていましたから、
学生さんたちの忙しさや、指導教官の厳しい目を熟知。
いつまで続けてくれるかなぁ?と心配していました。
(だって年寄りの中の唯一人の若者だし・・・・・)
一番心配したのは、彼が博士号をとった直後。
アメリカなどに就職してしまうのでは?と、ワナワナ。
でも、その能力と英語Nativeの実力、人柄の良さで教官になり、
忙しい研究生活を続けています。
驚くのは、日本人研究者との大きな違いです。
Work Life Balanceが確立していて、自分の時間を大切にしています。
音楽も好きだし、登山やボルダリング、マラソンなども。
そんな忙しくて、よくミュー研のステージに立てるわね?と思われそうですね。
実は、彼は毎火曜日の朝、30分だけ我が家に練習に来てくれ、
歌や台詞、ダンスの振り付けなどに取り組んでくれているのです。
(天性の美声、勘の良さがあるので、これで十分!なのです。)
ミュー研の全体練習に参加できるのは月に1回の土曜日だけですが、
皆と打ち解け、楽しんでいてくれる!
本当に素晴らしいミュー研の宝なのです。
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