自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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100歳まで歩くには、椎間板をゆるめるしかない!   酒井慎太郎・著 2018/11

2022-09-01 06:06:33 | 操体法


これも結構古い本ですが、最近は生徒さん本人やご家族で
脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、椎間板ヘルニアなどの悩みが
多く聞かれるので、勉強しようとおもいました。

概要は、
p.4  椎間板は「背骨のひとつひとつに挟まっている座布団」
   (中略)背骨は24個の椎骨(頸椎7,胸椎12、腰椎5)が
   連なっている。

   椎間板は椎骨と椎骨のつなぎ目に座布団のように挟まっている
   やわらかい組織、背骨を柔軟に動かしつつ、背骨にかかる
   荷重や衝撃の負担をクッションのように和らげている

p.5  ところが、椎間板の老化は10代後半から始まり、
   トシとともに硬くなり、少しずつ押し潰されてくる

   (中略)その結果、椎間板ヘルニア、ぎっくり腰、
   脊柱管狭窄症や膝痛などの不調です。

椎間板は累積疲労により、消耗していき、傷んだ部分は治せない!
だから、椎間板を消耗させない生活と手当が必要なのです。

著者のお勧めは
p.99 ①「後ろ重心」の正しい姿勢を身につける
   ②「寝返りゴロゴロ体操」を習慣にする
   ③「仙腸関節のテニスボール体操」をしゅうかんにする
   ④「椎間板ストレッチ」を行う
   ⑤「椎間板ウォーク」を身につける

ウォーキングで腰を捻る(p.151)のは、高齢者には難しいかもしれません。
①~④は、私は既に習慣になっているし、指導も簡単です。

体操指導者として心に留めておくべき情報は、
p.162 ジャンプする運動は椎間板によくない
   =縦の衝撃は椎間板の疲弊を招く
   ロデオ競技にように予測不能な衝撃を繰り返し腰にかけること
   高い所から飛び降りることなどもよくない

p.166 サイクリングなど、前傾姿勢を保つスポーツはよくない
   ボクシング、スピードスケート、ホッケー、サーフィンなども 
そこまで言われては、私の好きな卓球やテニスもダメ?

p.170 水中ウォーキングや水泳もNG?
   水中では浮力によって体の重みが3分の1になり、
   椎間板にかかる荷重負担は少なくなる。が、、、
   水中での運動には「体が冷えやすい」という大きな問題がある。
   
バレエは美しい姿勢を保つにはベストの運動ですが、
ジャンプがあるので、負担は大きいのかもしれません。
ま、あれがダメ、これもダメと言っていては、人生の楽しみが
減ってしまいますから、色々な情報を理解して、ケアを怠らないこと。
「知らなかった」と言って後悔することは避けたいですね。


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