自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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脳の毒を出す食事   白澤卓二・著   2021/1

2024-07-30 05:40:16 | 健康法

裏表紙にある著者の専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、

アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。

現在のタイトルは、御茶ノ水健康長寿クリニック院長、千葉大学予防医学講座客員教授、

日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、

アンチエイジングサイエンスCEOも務める。

 

たくさんの著書があり、私は何冊も読んで、影響を受けている方です。

私が実践している食べ方で、一番顕著な(?)影響があったのは、

「小麦製品摂取は止めた方が良い」というお薦めです。

 

もう何年も前から、テニス選手・ジョコビッチのグルテンフリー論等で

「知る人ぞ知る」有名な説(だと私は思っています)なのに、

一向に社会的に浸透しない現実は何なのでしょう?

 

麻薬に近い「小麦製品の美味しさ」「価格の安さ」「催常習性」

等々の理由で、巷には美味しく安いパンやパスタ、ラーメンが溢れ、

それに群がる人の人数は一向に減りません。

 

そもそも、美味しいパンやパスタが大好きな人々に

「それ、本当は健康に悪いらしいわよ」なんて、私でも言い難いです。

生徒さんで肥満や身体の不調に悩んでいる方には、紹介していますが。

 

ま、私のブログを読んでくださる方々は「食のリテラシー」に興味を

持たれているでしょうし、とっくにご存知かもしれません。でも、

ご存じない方々もあると思うので、以下にその理論を抜き書きしておきます。

 

p.70 アメリカでベストセラーになり私(著者・白澤氏)が翻訳を手がけた

  「小麦は食べるな」(日本文芸社)という本があります。

   その中でも現代の小麦は収穫量を増やすために品種改良や

   遺伝子移入を重ねたもので、この1世紀で収穫量が十倍に

   なったとされています。

p.71 しかも現代の小麦は放っておくと実をつけることができず、

   化学肥料を与え、殺虫剤で守られているのです。

   日本で消費されている小麦粉の多くは輸入小麦ですから

   皆さんも無意識のうちに現代の小麦を大量に食べているかも

   しれません。

   私はこのことを知った十年以上前から、白いパンを食べていません。

   現代小麦の危険性を知る前は普通に食べていて、今でもふと白い

   パンを食べたいなと思うことはありますが、知識が邪魔をして

   食べられません。

 

   パンやパスタが美味しいのにはわけがある

   さらに悪いことにグルテンには依存性があります。グルテンが胃で

   分解されると麻薬のような働きをもつ物質に変化します。

   それが脳内に侵入すると、「めっちゃ美味しい!」と脳を高揚させます。

   このとき、脳を喜ばせているのは暴走したドーパミンです。

   ドーパミンはやる気を出す脳内物質として知られていますが、

   暴走すると神経を攻撃する毒となり、神経細胞を殺してしまうのです。

 

私自身も、この本(「小麦は食べるな」)やジョコビッチ氏の本を読んで以来、

小麦製品摂取は激減しました。それ以前は毎日のようにホームベーカリーで

リッチなくるみパン(1斤に100gも!)を焼き、持ち寄りパーティーなどに

持参すれば花形になり、とても喜ばれたものです。でも、パンは焼かなくなり、

甘味は発酵小豆や高カカオチョコレートなどに変化しました。

 

もちろん小麦製品であるうどんやパスタ、ラーメン、ケーキ、クッキーなども

自分で料理することは激減。でも、頂きものは「有難く、少量ずつ」または

冷凍しておいて、食べ過ぎないように味わいます。

 

昨年亡くなった我が夫も、そして多くの普通の(アレルギーでない)日本国民も

「大好きな、美味しいモノを我慢してまで長生きしたくない」

ということなのでしょう。

 

色々な情報を知った上での選択なら、「どうぞお好きに!」です。

では、こういった書物や情報に触れない子供や高齢者は???

などと思い、やっぱり憂鬱になってしまう私です。

 

 

 

コメント
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