自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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病気の9割は歩くだけで治る! Part 2  長尾和弘・著 2018/12

2019-07-31 05:30:54 | 推薦図書




歩くことの効用とか、歩き方に関しては、私自身も研究しているので、
本書に載っている内容に目新しさはありません。

でも、公衆衛生的説得力は素晴らしいし、何より気に入っているのは
著者・長尾医師のスタンス(立ち位置)です。

P.177 薬漬け医療の裏に 製薬マネーの影あり。

   自分の体を守るのは自分自身。

   薬原理主義で、歩行と食事の大切さを理解できない医者には

   「無視」という薬を。



P.171 結局、歩くことで病気が治ったら医者が困るのです。
   高い薬を売りたい製薬企業が困るのはもちろんですが、
   (中略)P.174 薬漬けの医療に慣れた医者は、
   その習慣を変えることができません。

   薬を出すことが絶対に善だと信じ込んでいるからです。
   どこか信仰のようなもの。

P.175 ほんの数年前まで、日本で使われている4種類の抗認知症薬は
   「段階的に薬の量を増やしていかなければならない」という
   「増量規定」なるものまでありました。

   (中略)P.176 増量前には(症状が)落ち着いていたのに、
   増えた途端に暴れだした患者さんをたくさん見て来ました。

   増量規定は2016年6月に撤廃されましたが、
   いまだに最高量を処方されたまま「適量」を探されることもなく、
   薬害認知症に陥っているケースがまだまだあります。


   因みに、フランスでは4つの抗認知症治療薬は
   すべて「効果が不十分」として、2018年8月より
   医療保険の適用から外されました。



以下は私の個人的意見ですが、
お医者さんたちは、製薬企業からお金をもらってもイイけれど、
3年に1回くらい医師免許の再試験を受けて欲しいです。

海外の論文をちゃんと読みこなし、最新情報に基づいた診療をして欲しい。
コメント
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