自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「ひざ痛を自分で治す本」 大谷内輝夫・著 2011/12

2015-12-02 15:35:23 | 介護




著者は25歳の時、突然、網膜色素変性症という難病に襲われ、
後に完全失明されたそうです。その辺の経緯と、治療院の開業、
軌道に乗るまでの苦労話など、興味深く、勉強になります。

P.36 著者が考え出した「ゆうきプログラム」という体操を
自分で毎日行うことで、<治すのは患者自身>という点も好きです。

   運動をすることで、骨の変形自体が治るわけではありません。
   ただし、骨は変形したままでも、
   痛みを軽減、解消することはできます。

   関節を支える筋肉や靱帯、関節包を柔軟にし、
   アライメント(骨や筋肉、靱帯などの整合性)を調整することで、
   変形したひざの働きをカバーする。


P.60 4つの治療法の柱
 
   1.荷重点調整法:Applied kinesiology(応用運動機能力学)に
            基づき、筋肉や骨のalignmentに着目したもの。

   2.筋力間バランス法:強い筋肉と弱い筋肉のバランスをとる
            運動療法。例えば屈筋vs伸筋。膝でいえば、
            大腿二頭筋(ハムストリングス)と大腿直筋。

   3.靱帯調整法:靱帯(関節の骨と骨とを結ぶ線維状の組織)をほぐし
           関節の可動域を高め、痛みを緩和させる。
           方法は<関節を支点にして8の字を描く>

   4.関節腔拡大法:関節の隙間(腔)は、線維膜と滑膜の二層からなり
           関節の接合部全体をくるんでいる。内側の滑膜から
           関節内液が分泌され、関節腔を満たしている。
           これにより、関節軟骨の細胞に栄養を供給したり、
           関節にかかる圧力が和らげらたりしている。

           関節腔拡大法は、関節内液の循環を高めるのが目的。

P.96以降、いくつかの体操が写真入で紹介されています。
どれも簡単そうで、私にとっては馴染みの深いものがたくさんあります。
やってみたい方は、本を買うなり、youtubeなどでチェックしてください。
私も暫く幾つかに挑戦して、高齢者体操に取り入れてみようと思います。

コメント
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