自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

ベニバナイチヤクソウを巡る 珍道中 ③

2012-07-20 08:37:11 | 登山&Trekking
  

毛木平は千曲川源流のそばにあります。
傍には金峰山登山口の廻目平があり、
百名山初心者にとっては手近な瑞牆山もあるので
十年くらい前には何度も通った地域です。

それが、敗因?
3時過ぎ、行楽渋滞が一段落した頃を見計らって東京を出発。
スイスイと川上村まで行ったは良いのですが、

<廻目平入り口>の道路標識に、疑いも持たず進行。
思い出の駐車場あたりの花を探せど、一輪も、
不思議なことに、咲きガラさえ見当たらず。

道路を鹿の親子が横切っていたので、ひょっとして「食害??」など
色々心配しながらウロウロ歩き回ること1時間。
尾瀬のキスゲも食害で散々だそうだから
「そんな悪いことをする鹿なんて、駆除した方が……」などと思ったり、

そういえば、この駐車場も<すっかり作り変えられて>いるから
開発の時に、あの花の群落を潰してしまったの??……
「あんな素晴らしい自然を壊すなんて、行政がやることかしら??」
などなど、嫌な想像ばかりが浮かんできます。

**********************

日も暮れて薄暗くなり、探すのを諦めて
その駐車場で寝ようと決めたとき、夫が素っ頓狂な声。

「思い出した! ここは廻目平で、目的地は毛木平なんだから、
 紅花一薬草の群落は無くて当たり前だよ!!」

oh, noooooooo!

というわけで、大慌てで毛木平に移動したら、
昔通りの駐車場脇にありました。残念ながら花の時期が終り、
茶色の咲きガラばかりでしたが、夢の大群落は健在でした。

ハッキリしたのは、勘違い・思い込み行動でウロウロした
私と夫の耄碌(モウロク)ぶり。
あ~ぁ、こういうトシのとりかたは嫌ですねぇ。

上の写真は15年前、未だ百名山巡りを始める前の私。
木綿のブラウスの長い裾をヒラヒラさせて、初心者そのもの。

下の写真はその頃に撮った高山植物。
何もかもが新鮮で、植物図鑑を飽かず眺めていた時代です。









コメント (1)
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