Side Steps' Today

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フォアグラ日記

2005年06月03日 | フォアグラ日記
浅瀬川(ちゃんこ鍋)
チームの歓送迎会で、13名にて本郷三丁目、東大赤門前のちゃんこ鍋屋。ご多分に漏れず、その名は関取の名。13人で2つの鍋を囲むが、鳥スープ+鶏肉+野菜という具合で、非常にあっさり。柚子胡椒を付けて食べるタイプのちゃんこ屋は経験済みながらも、ここでは一味唐辛子しかなく、味にも潔さ。コースは最低価格のものをオーダーするが、これは鍋に薩摩揚げが付くもので、これにて充分。薩摩揚げは山芋成分多く、ふわふわとした従来にない食感。事前の情報収集にて「鍋の具は貧相、雑炊の量は暴力的」とあり、かつ「女将のご指導にて頂く」と見るや、また「ご指導系か...(ため息)」とも思うが、場所柄学生を相手にしているからか、非常なるサッパリとした客あしらい、逆にアトラクション的に楽しめる要素あり。「具が貧相」については、確かに1人前の量が少なく、我々も4人前を追加したが、ビビりながらも意を決して女将と交渉にいった後輩によれば、「4人前で充分!」と一喝され、それ以上のオーダーは許されなかったとのこと。しかもその追加注文分を持ってきた時の御言葉「あんたたち飢えているのね~」等に一座爆笑、完全にアトラクションの一部と化している。時に、揮発するスープを薬缶(やかん)で注ぎ足しにくるが、そのスープは「コレだけ売ってくれ、っていう人もいるのよ~、失礼よね~」とタレるだけのことはある上品さ、女将が放置していったその薬缶に直口でラッパ飲みしてもイイ内容と思慮。最後の雑炊は確かに暴力的な量、鍋を取る小鉢に個々が3杯してまだ余るが、ここでも「残したら(料金)割り増し!」と一喝され、必死に食す。満足して低価格(かなり飲んで一人4000円)、しかも刺激的な毒舌アトラクション付き。名店。