心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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新しい病院での診察でした

2016年08月19日 | 母のこと
今日、母にとって初めての病院。
いつもより早めにと思っていたのですが、それでも車で10分か15分ぐらいのところにある病院に着くと駐車場は結構埋まっていて、駐車できないと困る! という考えが頭をよぎりました。
初めての場所はネットで地図を検証していたのですが、橋を渡ってすぐの交差点・・・ だと思って曲がった途端、すぐもう一つ先に信号があるのに気が付き、
「あー、あっちの方が正しかったかもしれない!」と。
「でもどこかで曲がれるかもしれないから」と言いながら先に進んでいると
「やっぱりこっちで正解だったわ」と目の前に目指す病院が。

まったくわたしってこういうのが苦手。
でもちゃんと目的地に着いたのでよしとしましょう(笑)。

結構大きな病院でした。
今までかかっていた病院とはシステムが違っていると思うと、どきどきします。
受付の方が丁寧に教えてくださって、しかも病院内も広々とした感じ。母の方を見るとちょっと緊張している様子。そりゃそうです。一体どんな先生が見てくれるのかと思うと気が気じゃないでしょう。

予約外でしたので、かなり待たされるのかと思ったのですが、案外早く見ていただくことができました。お医者様はまだ若い感じの方。話し方も早くわたしは理解できるのですが、母は早く話すと聞きとれないらしくそのことを伝えると看護士さんが
「西と東の言葉は違うものね」と笑っていいました。そうか、先生は違うところの出身なんだ、こっちの方言もわからないだろうなあって思ったのでした。
それでもきちんとわかるように話してくださって、安心しました。次回の診察時にはあれこれと検査があるということを知らせ、今日はとりあえずこれまでと同じお薬のまま。
最近は容体も落ち着いているので、母も焦ってはいないようです。

診察終了後、待っている間に昔通っていた病院の話をする母。
「あそこの先生で、白い服の前のボタンをはずしたままで病院の中を歩く先生がいてな。その人がまたいい男で、ほらドラマのお医者さん役に出てくるようなハンサムな先生。背が高くていい男で、その先生が院内を歩いていると母さんみたいな人たちが皆見ていたもんだよ。その先生がな、母さんが喘息で二度運び込まれたときに、二度目は入院しないで通院したいって言って二週間だったか通ったときがあったんだよ。その最後の日に、○○さん、良くなってよかった、本当に心配しましたよ、夜中に救急車でやってこないかと毎日心配しましたよ、って言ってくれたんだよ」
遠くを見るまなざしで語る母。
「あのとき、本当に涙が出るほど嬉しかったねぇ。お医者さんってこんな風に思ってくれているんだって思ってねぇ」

ふと思い出したように
「あの先生、どこにいるんだろうねぇ」と言うので
「その先生の名前覚えていないの?」と聞くと
「昔のことだから忘れてしまったよ。いい男だってことは覚えているけど」と笑って答えました。

病院ってあまりいいことがない気がしますが、こういう思い出があるということもなんだかいいなと感じました。
そんな感じで戻ってきたふたりですが、わたしが薬をとりにいつものお店に行き、ついでに買い物を済ませて帰ってくるとベッドに寝ていた母。
「母さん、お昼は?」と聞くとびっくりした顔で目を覚まし
「あれ?なんだなんだ・・・ 今、あれなんだっけ」
とトンチンカンな言葉を。

とうとうやってきたか・・・ と思えたほどの受け答え。寝ぼけていた母。
少し横になろうと思っていたらそのまま寝込んだらしく、ついでに起きた途端にわたしが病院に連れていく朝だと思ったらしい。
はあ・・・ こんな風に時間感覚が寝て起きるとずれていくのかなあ。
これも年をとるってことなのかなぁと思いました。
でも、すぐ勘違いを調整できるよう誰かがそばで話しかけたりするって大事だとも思います。ますます母との時間が必要だと思えた瞬間でした。

夏が過ぎて行くのかな

2016年08月19日 | ほんのすこし
お盆が過ぎると夏が過ぎるなあといつも思うのですが、まだまだ暑さが残っていて、一体どうしたのだろうと思うこの頃。
あまりの暑さに体がまいってしまい、だるくてたまらない。
やるべきことも残っていて、少しも進まない。
今年は挑戦することを断念しようかとちょっと後ろ向きになっている自分がいる。
何度確認しても「いいのか?」という疑問ばかりが出てくる。

挑戦するということは諦めないということだけど、継続という文字にとらわれ過ぎている気もする。悩む自分がいること、あがく自分がいること、小さい自分がいること、そんなことを知らされる。

まあ確実にわかっていることがある。
力量がないということだ。
それでも出来たものは可愛い。
さて、どうするか・・・

夏の終わりに決めるのは自分なのだが、それを忘れてしまいそうな暑さの毎日だ。

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大文字焼きの日中。ゼロダテの会場でご対面。

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