本日は、ソウル市梨花洞『路上美術館』についてを報告します。
ある意味、私が今回の視察で一番見たかった場所であります。
写真の絵は、一般の家の壁に描かれたもの!
この『路上美術館』は、劇場が多く集まる街「大学路(テハンノ)」から「駱山(ナッサン)公園」にかけて歩くと、街のあちらこちらの家の壁や、階段、道などに出現します。(※大学路という地名は、以前はこの場所にソウル大学があったことからついた名前とのこと。)
出現という表現を使ったのは、一か所にまとまって存在するわけではなく、歩いていると突然現れる!といった感じなので、出現という言葉の方があっている気がします。
だから、次は何が出てくるのか、どこに現れるかなど好奇心をくすぐられる場所であります。
この『路上美術館』は、ソウル市における「駱山プロジェクト」という文化観光部の生活環境改善事業の一環であり、2006年9月に始まったものです。
そして、約70人の作家と子どもからお年寄りまでの住民による約80個もの作品が、街をキャンバスとして存在しています。
その結果、傾斜がきつく高台や坂や階段の多いタルトンネ(月の街)と呼ばれていたこの地域に多くの人が訪れ、芸術・文化の街として再生しました。月に届きそうなほど高いにあることから「月の街」と呼ばれていたが、「サントンネ(山の街)」とも言われる。
余談ですが、テレビで紹介されてからは、特に訪れる人が増えたそうで、喜ぶべきところではありますが、住民の中にはあまりにも人が来て自分の家が撮影スポットになってしまったことを疎ましく思い、絵を消してしまった人もいたそうです。
また、楽しんでいる住民の中には、絵を描き変えている人もいました。
ここから、私が探し出した作品を一部ご紹介しますね!(トップの写真も作品の一つです)
アジョシ(おじさん)が釣りをしています
ファンキーな猫
空中散歩の紳士と犬
草花の優しい絵
微笑ましい恋人たちの絵
路上美術館の中でも必ず取り上げられる花の階段
上から見るとこんな!!ここの階段は人気ドラマ「華麗なる遺産」でも使われた場所だそうです。この近辺には他にもこのドラマの撮影スポットがたくさんありますよォ
お次は、鳥の階段。今回の視察でもお世話になった朴さんとのツーショット!
.....魚!?
「恋人たち」のオブジェに入って、三角関係を作ってみました
ガスメーターがてんとう虫に!可愛すぎるぅ
ここは、生活感が溢れる街です。
こんな感じで。
でも、整理整頓されていない感がかえって情緒漂う素敵な街でした。
でも、でも暮すとなると、かなり足腰を鍛えないと厳しいかも.....
この日は、地下鉄で市内をまわっていたのですが、ここを後にする際は、
「朴さん、タクシーで行きましょう!」
と、かなり強固に行った私でした。
続く.....