元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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小川の災害ボランティア報告~福島県いわき市勿来地区へ~

2011年05月06日 05時05分24秒 | 小川けいこのプライベート日記
 

 (5月3日)19:00 八重洲南口から高速バスに乗車
       22:00いわきに到着。遅めの夕飯を取りビジネスホテルに宿泊。


 (5月4日)7:15起床。8:00にボランティアセンターへと出発。

       8:20ボランティアセンター着。8:30からの受付開始まで、受付の列に並ぶ。

       


       
       列の人数は、分単位で増えてゆく!


       8:45受付終了。ボランティアセンターが用意した用紙に名前、住所、電話、職業、資格等を記入し、ボランティア保険に加入手続きをする。
       

       防塵マスク、ゴーグル、水の提供あり。長靴の貸し出しもあるが、25センチ以上の物だけなので、女性の方はマイ長靴を用意した方が良い。

       
       ボランティアの服装の説明イラストあり。

       
       出発の前には仮設トイレへ!男性用3、女性用2.


       9:00 自分のボランティア内容の説明を受け、ボランティアセンターが用意したバス(地元企業や自治体が提供)にて現地へ向かう。


       9:30 作業開始。
       
       私の担当は、海岸清掃及び瓦礫の撤収作業。
       この日は快晴で、津波があったとは信じられないほどの穏やかな海。


       11:30 迎えのバスにて、昼の休憩のためボランティアセンターへ。

       
       12:00 手と長靴を洗い、うがいを済ませ13:00まで休憩。
             コンビニで買ったコロッケパンと唐揚げを食べて15分ほど仮眠。


       13:00 再度バスに乗り、午前中と同様の作業に戻る。

       
       午前中は細かいゴミ等を収集したが、午後はスコップやフォークなどを使用し大きな物の撤収作業がメイン。中には自前で電動ノコギリを持っている方があり、一同助かった場面も。


       15:30作業終了。

       
       かなりの量の瓦礫やゴミが。結集された人の力はすごい!   
  

       皆様お疲れ様でした!!



       ボランティアが終わり、帰るまで多少の時間があったので、被害にあった家屋を視察に行きました。

       


       


       原型を留めている家にも、「解体撤去」の張り紙が。
       実際に目の当りにすると、言葉もありませんでした。


 
 以上が、簡単ではありますが私のボランティア報告です。
 
 私は海岸での作業でしたが、他には田畑や個人宅等の作業の場があるそうです。ここで大切なことは、「自分は、こういう内容のボランティアをしたい」ではなく「与えられたボランティア、望まれたボランティアをする」ということであります。
 誰だって、被災地に赴き被災者の方に励ましの言葉を掛けたいとか、子どもたちと触れ合いたいという思いはあるでしょう。
 しかし、望まれてないことや、押し付けは決してしてはならないのです。今あちらこちらで起きている被災地サイドとボランティアに来た人のトラブルというのは、この辺を認識していないことから発生するのでしょう。
 
 実際に私も、被災者の方に話を聞いたりする機会があればとは思っていましたが、今回はその機会はありませんでした。あくまで、その日に指示を受けた海岸での作業のみでボランティアの1日が終わりましたが、それはそれで納得することが出来ました。

 大勢のボランティアに参加された方たちとは、数時間のお仲間でありましたが、「一致団結」した空気のなかで作業が出来ましたし、日本は頑張れる!という思いも新たにできましたから。


 ただ復興のスピードを速めるために、政治はもっとしっかりしなくては。
 国会議員も支援物資を届けたり視察に足を運ぶだけではなく、1日でもボランティアをするべきだと思う。その方が見えてくるものがあるから。

 私も、時間を見つけてまた参加したいと思います。



 3日の夜に夕食をとったレストランのオーナーが、

 「頑張って下さい!ではなくて、いっしょに頑張りましょう!という言葉がうれしいです。」が語っていたことが印象的でした。

災害ボランティア~番外編~

2011年05月06日 03時29分55秒 | 小川けいこのプライベート日記
 ボランティアとは直接関係はありませんが、いわき市を後にする際のお話を2つ。


 ①今年は出来が良かったはずのイチゴが、風評被害のため東京からは出荷を断られ、地元でも写真のようにきれいなイチゴ1パックが500円のところ、300円でしか売れず、さらにイチゴの栽培時期以外は小松菜の栽培が主力であるにも関わらず、こちらは出荷停止の規制がかかり「先行きが不安だ」と、農家の跡取り息子さんが話されていました。
 どうにかしたい思いにかられましたが、私には何も手助けをすることは出来ず、悔しい思いを抱えイチゴを2箱(8パック)購入して帰ってまいりました。


 既に、こういったケースが多数あるので、国は早急に補償や助成を行うべきでありますが、未だ具体的な動きが見えて来ません。
 現政権は問題多数ですが、私たち地元の地方議員は一番地域からの声が届くはずであり、地域の実情を把握しているはずなので、自分たちの選挙区選出の国会議員に、しつこい!ほど、必要と思われる様々な要請や要望活動をしなくてはなりません。(最も、今回の統一地方選挙で、民主党から離党したり、ギリギリで他党に鞍替えした元民主党議員が多数いるので、なかなか連携は難しいかもしれませんが.....


 私たち自民党は、国では野党の立場でありますが、ほとんどの地方自治体においては、与党であり区・都・国の連携と仲間意識は強い政党であるので、地に足を着けて活動してまいります。


 ところで、今回のイチゴのように風評被害の農産物についてですが、我が区でも8日の日曜日に福島県塙町の農産物販売会を行いますが(以前にブログでご紹介しました。)、多くの自治体での販売会を運搬費、準備費、場の提供を受け入れ側の自治体持ちで行うべきであります。

 また、イチゴを例にとると、区の洋菓子組合や和菓子組合に依頼して風評被害のイチゴを使い復興支援の「ショートケーキ」とか「イチゴ大福」などを販売し、その売り上げを寄付するという方法もあり!かも


 現在、支援物資については足りている被災地が殆どですので、今後は引き続きの義援金はもちろん、その他の経済的な支援が必要であります。
 私たち区レベルで出来ることからコツコツと.....です。



 ②ボランティアセンターのある敷地に、1本だけ八重桜の木があり満開の花を咲かせていました。

 

 

  また、津波に襲われた土地には一面のタンポポが! 

 

  我が会派の大先輩である関口和雄議員が挨拶の中で、良く使われる言葉があります。
 それは、

 「踏まれても、笑顔を返すタンポポの花」

 というものです。
 まさしく、日本の現状であります。

 頑張ろう日本!頑張ろう一緒に!!