元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

前練馬区議会議員小川けいこのホームページはこちら

お墓参り

2010年09月20日 22時46分40秒 | 小川けいこのプライベート日記
黄金色に近くなった田んぼは、祖父母が毎日見ている景色です。


お彼岸の入りの今日、祖父母のお墓参りに行って来ました。


一緒に住んでいた祖母は、生きていればこの9月で92歳です。
今日は、祖母の誕生日も兼ねて、祖母の好きだった紫色の「都忘れ」を墓前に供えました。


祖母は、私が2期目の時に亡くなりました。
祖母の死に目には立ち会うことは出来ました。
 その際に、祖母が私の到着を理解したのは確かですが、私の手を握ったまま、声を発しましたが、言葉にはなりませんでした。
 翌日の納棺まで、知らない人が見たら、おかしくなったのかと思うほど、一晩中祖母に会話をし続けましたが、答えてくれるはずもなく、何が言いたかったのかは永遠に聞くことは叶いません。


何年か前には、こんなこともありました。

寒い冬に私が車を運転していた時、お世話になった大先輩が歩いていらしたので、車を寄せて

「先生、ご自宅までお送りします。」

と、申し出たところ

「いいから、あんた新年会が忙しいんだから、早く行きなさい。また、遊びに来なさい。」

その後間もなくです。その先輩が亡くなられたのは。
最後の言葉まで、先輩らしく…

今でも、祖母の時同様に聞きたかったことが聞けず、言いたかったお礼などが言えず後悔が残っています。


このような思いは、多かれ少なかれ誰もがあるでしょう。

私自身、今の仕事は出会いが多い分、別れも多く経験します。


孝行したい時にいないのは、親だけではありません。


これからは、関わりのある全ての方に、今まで以上に感謝の言葉は照れずに口にしようと思いますし、お叱りも素直に受けようと思いますし、今日会うべきと思ったらちょっとくらい忙しくても、会いに行こうと思います。


お墓参りをしたせいか、秋だからか、歳のせいかちょっぴりセンチメンタルな思いになった小川でした。