12月 27日
いつもの床屋でした。
いつもは閑古鳥の床屋ですが、さすがに年末ということで、千客万来のよう
でした。
アタイが扉を開けたときには先客がいて、それからも何人かがやってきまし
た。なんですがぁ。全てがお客ではありません。
「弁当を食べさせて」と、やってきたのは信用金庫の営業担当者。(待合室
では食べられないので、奥の部屋で食べてました)
「イノシシの肉。臭みを取ってから料理して」と、オジサン。
「これ、持って来たから昼に食べて」と、菓子パンを持ってきた女性もいま
した。(20日過ぎあたりから昼休みを取る時間も無いほど忙しいそうです)
30分待ってアタイも散髪。
「今日のお客は病気の話ばかりよ」
「この店も客の年齢が上がっているんだからしかたないよ」
「1人目は人工肛門。2人目は痔ろう」
「下の病気ばかりだねぇ」
「3人目は心臓病でカテーテル」
「床屋さんはいつも元気で丈夫だよね」って言われるのよね。
「おねぇさんもアチコチ体が悪いじゃん」
「たまおちゃんは知ってるから。知らない人には『体が資本よ。悪いとこ
なんか無いわ』って言ってるわ」
「こないだある社長さんから予約のLINEをもらってたのに見るのを忘れ
てたのよ」
「予約は受けてないでしょ?」
「この時期は予約のほうがいいのよ。一度に多くの人がやってきても手が
まわらないから。その人は朝一番の予約を入れたかったみたい」
「そりゃそうだ。一人じゃどうやっても1日の人数が限られる。アタイ、
本当は明日来ようと思ってたんだけど」
「明日は予約でイッパイよ」
「じゃ、今日で正解だぁ」
「まぁ間の悪い人がいるのよ。いつもなら日に何度もLINEを確認する
のに、その日に限って店が忙しかったり、スマホが電池切れになったりして
気が付かなかったのよ。見つけたのは次の日」
「そりゃ怒るよね」
「そうなの。以前も忘れていたことがあって、平謝りしたんだけど、今回は
どうしようかと思って、たまおちゃんはどう思う?」
「連絡して謝るのが一番だよ」
「そうするわ」
「たまおちゃん、第九は?」
「中止。忘年会も新年会も無し」
「そうよね。でも庶民に自粛させておいて、自分たちは会食だって」
「会食も仕事のうち。なんだってさ」
てなことを言っているうちに散髪終了でした。(^^)/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます