たまおのページ

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みちつくり

2023年10月03日 | Weblog
 10月 3日

 道造りでした。

 こないだの林業ボランティア、1人がやっと通れるぐらいの道を山の斜面に
造る作業でした。
 山の奥とか上に行くためには作業道があると、とても楽というか便利なん
です。

 アタイたちが作業しているのは麓の町からそんなに遠くなくて標高も低い山
です。所有者から委託されて山の整備をしています。そんな山が何か所かある
んですが、事務所から車で10分~30分、遠くても40分ぐらいのところです。
 ではありますが、低い小さな山とはいいながら歩くと急斜面で、土や石で
滑りやすいんです。歩くのには注意が必要となります。

 で、この日の山。麓から200mぐらいまでは道が造ってあります。そこから
先に延ばしていきました。
 まずは材料作り。杉林をみまわして成長が遅れている細い杉を探し、それを
切り倒す。そして枝を掃ってから適当な長さに切る。同じ作業を繰り返して
何本かの細い丸太ができたら、実際の道づくり開始。

 あらかじめ道を造るルートを決めてあったので、道(幅50cmぐらい)と
なる場所の谷側(斜面の下側)に丸太を寝かせて土が流れないようにする。
 丸太と斜面(土)には隙間ができるので、そこには枯れかけた倒木や少し
大き目の石を探してきて隙間に埋め込む。
 それができたら山側(道とするところの斜面)を鍬で掘り起こしたり、
削ったりして道を平坦にする。

 昼休憩は駐車場まで下りて、平地で昼食。
 事務局の人が「おっ、生協の車が通った。オレの後輩が運転していた」
 「生協の宅配をしていたんですか?」
 「やってたけど、仕事がキツイから転職したんですよ」
 「ウチも生協の宅配を利用していますよ〇〇生協」
 「あそこは品数が少ないけど品質はいいですよ」

 イシーさんがスマホで電話していました。電話が終わったあと。
 「イシーさん。すごいですねスマホをハンズフリーで使うなんて」と、
事務局の人。(イシーさんは70代後半か80代前半に見える人)
 「仕事をしていたときはポケベル使ってたなぁ」
 「そうでしたね。ポケベルからガラケーですよね」

 んで午後の作業開始。
 山に入って道造りを始めようかと思っていたとき、イシーさんが切り株に
座って動かないんです。
 「あれ、イシーさんどうかしましたか?」と、指導員。
 「なんだか疲れたよ。昨日、コロナの注射したから少し熱があるし」
 「そういうときは林業ボランティアに来ちゃいけないですよ」

 しばらく作業してから短い休憩時。
 「今度の日曜に新国立競技場で走るんですよ。4人合計で200歳以上になる
ようにチームを組んで走る」と、事務局の人。
 「どんなチームを作ったんですか?」
 「大学の同期4人。オレは今でも走っているから誘われたんだよ」
 「なるほど、それならバトンを渡すときに失敗しなきゃ上位入賞ですね」
 「そうはいかない。出場チームは大学の元陸上部とかが多いんだよ」
 50歳過ぎても体を動かしているのはいいことだねぇ。

 道造りは予定どおりに終了。アタイは初めてでしたが、それほど頻繁に
やる作業ではないので体験できるなんてラッキーでした。
 鍬をふるっていると、餅つきをしているときの杵と同じだ。と思った。(^^)/
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