本日からパシフィコ横浜で開催されている第24回日本整形外科学会基礎学術集会に参加している。
主会場で朝一番に行われたシンポジウム「関節軟骨の修復・再生」ではシンポジストの1人として私の留学仲間の北大整形外科の岩崎先生がすばらしい発表をされていた。
岩崎先生はハンドが専門で、留学当時は手関節のバイオメカを研究されていたのだが、帰国後は教授の方針で軟骨再生の研究を精力的に行っていた。
一般の人は整形外科医が基礎の分子生物学的な研究を行っているなどと想像もしていないだろうが、実際にはこの学会の演題の半分以上がそのような研究課題で占められている。IPS細胞を発表して世界的に有名になった山中教授も元々は整形外科医であり、実際に整形外科医が最先端の研究を行っていることが日本の強みなのである。
アメリカでは整形の医師が基礎研究を行うことなどあり得ない。
整形外科医は手術で稼いで、研究したいことは基礎の研究員を雇って任せるのである。
日本の大学に所属する整形外科医は、忙しい診療の合間をぬって基礎研究も行うのであるからとても大変である。
昼には山海嘉之教授の講演「ロボットスーツの基礎研究と臨床応用」を拝聴した。
以前一度山海教授の講演は聴いたことがあったが、その時に比べて飛躍的に発展していてとても驚いた。
産業化が進むということはこういうことなのかと目を開かれる思いであった。
山海教授の会社であるサイバーダインは資金が潤沢であるようで、必要なら数千万円もする計測器機でも、山海教授が必要だとしたら翌日には即発注されるのだそうだ。
そのうち、世界中で山海教授のロボットスーツが使われるようになるのも夢ではないように感じた。
午後のセッションで発表を行った。
電気刺激はPC12m3細胞において神経突起形成をp38MAPキナーゼ経路で誘導する
Electrical stimulation induces neurite outgrowth in PC12m3 cells via the p38 mitogen-activated protein kinase pathway
神経再生のセッションであったが、発表後はかなり質問があった。
この学会はマニアックな専門家の発表の場なので、中途半端な発表は不向きである。
結構細かなところまでいろいろと質問される。
発表も気合いが入る。
その後、いくつか発表を聞いて、夕方はポスターセッションを聴きに行った。
夜には全員懇親会があり、それに参加した後、岡大の整形外科の懇親会に参加した。
尾崎教授は、今年は岡大から15題発表があったが、来年は20題発表しようと発破を掛けていた。
今回は基礎配属で、整形の医局に3ヶ月間来ているという医学部の学生5人も学会に来ており、岡大は研究が活発で勢いがあって非常に良い雰囲気であった。
主会場で朝一番に行われたシンポジウム「関節軟骨の修復・再生」ではシンポジストの1人として私の留学仲間の北大整形外科の岩崎先生がすばらしい発表をされていた。
岩崎先生はハンドが専門で、留学当時は手関節のバイオメカを研究されていたのだが、帰国後は教授の方針で軟骨再生の研究を精力的に行っていた。
一般の人は整形外科医が基礎の分子生物学的な研究を行っているなどと想像もしていないだろうが、実際にはこの学会の演題の半分以上がそのような研究課題で占められている。IPS細胞を発表して世界的に有名になった山中教授も元々は整形外科医であり、実際に整形外科医が最先端の研究を行っていることが日本の強みなのである。
アメリカでは整形の医師が基礎研究を行うことなどあり得ない。
整形外科医は手術で稼いで、研究したいことは基礎の研究員を雇って任せるのである。
日本の大学に所属する整形外科医は、忙しい診療の合間をぬって基礎研究も行うのであるからとても大変である。
昼には山海嘉之教授の講演「ロボットスーツの基礎研究と臨床応用」を拝聴した。
以前一度山海教授の講演は聴いたことがあったが、その時に比べて飛躍的に発展していてとても驚いた。
産業化が進むということはこういうことなのかと目を開かれる思いであった。
山海教授の会社であるサイバーダインは資金が潤沢であるようで、必要なら数千万円もする計測器機でも、山海教授が必要だとしたら翌日には即発注されるのだそうだ。
そのうち、世界中で山海教授のロボットスーツが使われるようになるのも夢ではないように感じた。
午後のセッションで発表を行った。
電気刺激はPC12m3細胞において神経突起形成をp38MAPキナーゼ経路で誘導する
Electrical stimulation induces neurite outgrowth in PC12m3 cells via the p38 mitogen-activated protein kinase pathway
神経再生のセッションであったが、発表後はかなり質問があった。
この学会はマニアックな専門家の発表の場なので、中途半端な発表は不向きである。
結構細かなところまでいろいろと質問される。
発表も気合いが入る。
その後、いくつか発表を聞いて、夕方はポスターセッションを聴きに行った。
夜には全員懇親会があり、それに参加した後、岡大の整形外科の懇親会に参加した。
尾崎教授は、今年は岡大から15題発表があったが、来年は20題発表しようと発破を掛けていた。
今回は基礎配属で、整形の医局に3ヶ月間来ているという医学部の学生5人も学会に来ており、岡大は研究が活発で勢いがあって非常に良い雰囲気であった。