katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさんと中学生教室

2022-07-15 07:23:43 | モザイクタイル教室

今日は午前中はリピーターさん、午後からは中学生教室。ではまずリピーターさんから。この方は、ここで教えた事を踏まえて、ほぼ自宅で自力作成なのね。だから、きっかけだけで、こうして次は完成していて、後は目地のみって感じなのね。

本人はまだまだと言うが、趣味と言う域なら、十分楽しんで、しかもこの仕上がり・・・特に問題無いと思うんだけどね。ただもっと・・となると、恐らく気に入らない部分って言うのは、恐らくそもそもの下絵になると思うのね・・・。

例えば文字をフリーハンドで描いているのね。もしこれが上手く切れない・・・って初心者だとしたら、上手く切れないのに、キチンとした文字の下絵通りに切れるかな?となると、下絵の字がキチンとしていればしているほど、上手く切れない

って気持ちが、ダメージになる。むしろフリーハンドで描いた位の字で、何とかそれに合わせて切ったら、ちょっとズレたとしても、もしかすると、そのズレこそが正しいラインかも知れないのね。こう言う効果で最初はフリーハンド。

所が、こんなにキチンと切れるようになると、今度は下絵がズレていたら、ズレたまんまにキチンと切ってしまうのね。人ってラインがあると、それを目指しちゃうもので・・・つまり質を上げるには、下絵が重要になって来るのね。

これがキチンと切れるようになった悩み。って事で新作は、

ちなみに左が俺なんだけれど、見づらいけどラインが違うのが判って貰えるかな?ただトレーシングペーパーに写しただけなのね。でもこうした違いがある。感覚としては、こんな感じ・・・って写したんだけど、そりゃこんな事初めてだろうから、勝手が判らない。

だからこんな感じかな?って写したんだろうね。教室が終わって合間に違いを説明するのに、俺も写して見たのね。こうして比べると同じように見えるが、同じ絵には見えないでしょ?これが後々変わって来るのね。

つまり十分、右の絵でも犬になると思うのね。でも文字と同じ位の線だと思うのね。所が俺のは線の数も多いし、ラインがグネグネしているのね。ちょっと複雑に見えるでしょ?ここなのね、差は。そもそも切るのが上手くなった人なのね。

つまり切る事が上手くなったってどう言う事か?例えば、弾くのが上手くなったとか、打つのが上手くなったとか、要するに道具が身に付いて来た感じだ・・・って表現なのね。じゃこれを経てステップアップとは?って言うと、それは何?

例えば弾くのが上手くなった。この場合、音符通りに音が鳴った事になる。でも、タッチとしては、全て同じ強さで弾いている感じね。打つのが上手くなった。それは球筋を良く見るようになったから、空振りしなくなった。

何処に行くか判らないけれど、フェアゾーンに打てるようになった・・・こんな感じね。それを繊細にするって話なのね。例えば強弱。大胆かつ繊細なんて言葉もある。って言うと、だから繊細な下絵が良いんだろうな・・・と単純に

思われても困るが、右の絵は余白が多いのね。それに比べて俺のはぐちゃぐちゃに線が多い。では余白が多いとどうなる?ここなのね。余白が多いって事は、その都度どうする?って考えないかな?

勿論場合に寄っては、1枚でその形を迷わず切るかも知れないのね。だって切れるから。それが上手く無かった頃は、1枚で切れないから、繋ぎ合わせたと思うのね。そしてどっちが繊細に見えると思う・・・なのね。

厄介な話で、知らない人は細かかったり、細かったりする事が繊細って思っちゃうのね。つまり輪郭線さえ合っているのなら、切れなかった仕上がりの方が上手く見えたりする場合もあるのね。でも上手くなると、描いてある通りに切る。

ここなのね。線が少ないって事は、本来ある毛並みを描かずに大体ひとまとめで描いたになる。それを1枚でそのまま切ったら?それがデフォルメなのね。主要な線だけに線を極力減らして行く・・・そんな技法。減るとどうなるか?漫画になる。

つまり最高の評価が、可愛い・・・。勿論狙いに行くのならそれはそれで良いのね。でもステップアップと考えると、繊細・・・つまりリアル側になりたいと思うのね。その時に、必要なのは考えない・・・考えないが必要なのね。

余白って言うのは、自由なゾーンになっちゃうのね。じゃ次のソロよろしく・・・みたいに。そうなると、考えなくちゃならなくなるのね。どうする?って。まだそんな事につまづいちゃダメなのね。だからまだ考えなくて良いのね。

それより、なるべく余白の無いように、良く見てラインを沢山入れて置く事なのね。そうすれば、これは出来ないか?ってやるか、やらないか?いるか?いらないか?の選択で済むのね。でも、余白はいちいち考えないとならない。

そこで毎回止まる事になる。所が、常に物事は良い事と悪い事は背中合わせ。線が多いと見ただけでウンザリだし、モザイクをやりたいのだから、描きなれない写しなんて・・・ね。そんな事もあって、こんなもんかな?みたいになりがち。

だからこそ、今大事な線を逃さず描いて、切る時には、いるか?いらないか?だけで考えずに選択のみ。これがリアルに仕上げるコツ。ただね、ちゃんと説明すると、もう2000文字超え。ウンザリって感じでしょ?俺もそう思うのね。

そこで俺も写して、百聞は一見に如かず・・・にしたのね。そんな後は、中学生教室。今年は4人いらしてくれたのね。2年生はリピーターさんで、今年は景色を1cmで・・・後は1年生なんだけれど、ぺきぺきで景色の子と、生き物の下地で

ぺきぺき、そして今日の子がクラブ活動に関係したモチーフ・・・ただそのクラブが未定の中でのスタートを切ったんで、小鉢的に、バックからやっているんだけど・・・そのバックもメインが未定では下地が切れないから、イレギュラー

な方法で進んでいるのね。それが丸い下地を8個みたいに・・・これなら持ち運びも楽だし、進む事も出来る。そんな中、8月まで来られないとなると、次回までにそれを終わるように指導や材料が必要になり、尚且つ正式な下地も必要・・・

だから、教えつつ、その下地も輪郭線は入れないと、切る事が出来ない・・・あれもこれも忙しいのね。こんな下地初めてだし・・・。

まぁそれでも何とか逃げ切ったのは何より・・・後は果たして終わって来られるか?・・・それを見てからの判断になるのね。順調なのか?そうで無いか?はそれ次第。こう考えると、午前の方は、コンスタントに自宅練習を重ねているのね。

ただ先生しか評価出来ないのね・・・これが相席だったりしたら、生徒さん同士の批評なんてのもあるんだけれどね。そんな後は、額縁の中学生のお父さんが引き取りに来て下さり・・・。この後に、犬を写して、途中だったクラゲの写しを

やって・・・またいつもの時間でおしまい・・・。


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