katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさん教室と中学生教室

2022-08-15 06:46:21 | モザイクタイル教室

今日は午前中は犬のリピーターさん、午後から中学生教室。ではまずリピーターさんは、自宅で張ったトレイの目地から。

良く見て貰うと判るんだけれど、上下のミモザのタイルが違っていて、上は1cmタイル、下はぺきぺきなのね。それぞれに特徴があって、1cmタイルには照り、艶がある。それがぺきぺきには無いのね。でも上絵を使ったぺきぺきは、色鮮やかで、

1cmタイルの施釉って釉薬よりも華やかに見える。ただ上絵はもろいんで、欠けると地肌のタイルが出てしまい、白くなったり、外では10年位で色褪せるが、施釉は一生そのままだし、欠けてもその色を少しならキープ出来たりする。

そんな、用途に寄って使い分けすると、良いと思うのね。まぁいずれにせよ、この犬を作っている腕の方が作っているから、独りでも十分満足行くものが作れるし、本当の意味で、こんな事が楽しい作品だと思うのね。

それは、習っている腕前で、独りで作れるようになって、しかもこのグレード。1cmタイルでもぺきぺきでもキチンと切れて、この完成度になれば、満足度も上がるし、犬と違って色も選べただろうし・・・箸休め的になったと思うのね。

でもこれが箸休めって・・・かなりの腕前になったのね。そんなこんなで犬って事になると、似せれば似せるほど、好きな色は使えないから、割と地味な色合いが続くのね。しかも同じ形の繰り返し・・・結構大変なのね。

ただ、この繰り返しで切るって事が相当上手くなったのね。これこそが蕎麦、うどん、きしめんの比喩であって、キチンと同じ事が繰り返せる所までは来ているのね。それは野球ならストライクはいつでも取れるってレベルなのね。

そうなると、次回の作品か、バックで、蕎麦のみとか、うどんのみでは無くて、場所に寄っては使い分けをするなんて事も出来たりすると、部位に寄って変えられるし、もっと上手くなれば、偶然を装うようなボールを投げる技なんてのもある。

普通は上手くなる為には、同じ事を繰り返すのね。この反復で同じ事が出来るようになる。ただそれはいついかなる時も一緒になってしまうのね。つまりメリハリが無く一定って事でもあるから。そこでステップアップで強弱なんて事になる。

それが音楽なら、クレッシェンド、デクレッシェンドみたいな事や、ドン、トン、トン、トンみたいに、強弱とか段々なんて事をしたりする。それが角みたいなものは、棒とは違うから、先を尖らせる・・・無くなるように。

ここまでは必然な行為なんで、テクニックなのね。狙ってやっている事であって、偶然弱く引いた訳じゃ無いのね。これも反復で出来るようになるのね。でも常に良い事と悪い事は背中合わせ。必然を身に付けると、下手な時の偶然が無くなるのね・・・。

上手くなると全て狙って切るようになるから、偶然入ったぁ・・・みたいな感覚は無くなり、全てが必然になる。そこまで来た人には、今度はわざと偶然を装うテクニック・・・それが狙ったストライクでは無くて、狙ってボールを投げる。

下手な時は狙う練習をして、それが身に付いたら、わざと外す・・・こんな事もテクニックなのね。それが丁度次の中学生に出て来るのでご紹介。

これはご存じのように、ネズコの柄ね。そうね、まずこの赤の1cmを4分の1に切るとこうなる。ここはさっきの話の蕎麦の繰り返し・・・それをうどんなんか切ろうものなら、へっぽこな話になるし、蕎麦蕎麦うどんなんてのは論外。

そうして必然で進めて行く。流石に幅に集中させる為に、長さはどうでも良いから、途中で曲がったら、短くして幅だけを一定に・・・となると、何とかかんとかここまで来る。そうして全て終わった後に、今度は中身の三角部分に白を入れる。

所が1cmタイルでは、1枚で三角を切れないだろうから、2枚で三角にするようになると思うのね。そこは別に同じ形を揃えて入れる必要は無いから、流動的になるのね・・・つまり大きなパーツを入れれば、残りの小さい部分を入れれば良いし、

逆に小さいのを入れたのなら、その後に大きくするも良し。場合に寄っては3枚になるかも知れないのね。つまりここはクラッシュ。決まりは特に無いのね。三角に見えれば良いだけ。彼はこの作品の一番難しい所に入ったのね・・・

まぁ前回の挽回の宿題はやってあったので、予定通りに戻ったのはかなり大きいのね。今までは初めてでも何とか時間で解決するパーツだから、こうして挽回出来たのね。けれどこの細さをずっと切って、張って、中身もとなると、難易度は

今までと大きく違うのね。それを前回の残りなんてあったら、その時間を使っていては、余裕どころか、恐らく終わらなくなるのね。何しろ模様は途中で終われないからね。ただ、そんな大変なパーツだった事もあってなのかな?

2人で気が付くと、もう二時間半も経ってんじゃん・・・どんだけ集中してたんだよぉ・・・って話。いずれにしても、やり方は教えたし、もし次回終わっていれば、後は時間が解決する所まで来た感じはするんだけど・・・。

いよいよって感じではあるのね。その証拠に、作品を持とうとしたら重かった・・・って言ってたのね。これは大作の人が味わえる終わりの合図なのね。いつもはスイッと持ち上げられるのに、今日からズシッとに変わる日があるのね。

そう感じたら、終わりは近いのね。後一息・・・今まで通りにやれば、すんなり終われるはずなのね。


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