今日は午前はリピーターさん、午後から中学生教室。ではまずリピーターさんから。ちょっと大きめの35cm程度で、カットの練習と位置付けてスタートしたのね。その最初が半マスなんだけれど、自宅で切って来たんだけれど、コツとしては、自分で切ったパーツをサンプルとして、必ず目の前に
置いて、切ったものをそこに並べて、OKか駄目か?って判断して、切り直したり、駄目にしたり・・・の繰り返し。こうする事できちんと切る意識を持つ練習になるのね。それをしないと、なんとなく半マス・・・って具合になり、何となく半マスって曖昧な判断で切り直しをしなかったりもする。
こんな小さな事が意識の向上になるのね。そしてその流れで言うのなら、普通はサンプルがある場合、それをそっくりに真似る・・・ってスタイルは、良く見て似せる事に専念する事で、自分の考えでの変更など無く、個性を捨て何しろ似せる事になる。しかしそれとは逆行のスタイルがオリジナルになるのね。
こっちは図面として絵を描くまでモザイクが出来ない・・・って事になると、それが大きくストレスになったりして、その時間が長くなれば諦める・・・なんて気持ちにもなってしまうんで、そこを考え方を変えて、完全なる下絵を描くまでやれない・・・では無く、こんな感じって言うような
曖昧ではあるものの、小さな根拠の積み重ねで、コツコツやって行って、完成した時に、あぁ私ってこんなのを作りたかったのかぁ・・・って気付くような考え方で完成させる・・・って、その都度、1つデザインを決めて、張り終わる前にアイデアを出す・・・そんな繰り返し。
そしてまずイメージとしては、架空の子供に自分の思い描くデザインを伝える感じに、どんな感じなのか口に出す・・・例えば、青いテーブル持って来て・・・と頼んだら、具体的な特徴の色があるから持って来やすい。所がファンタジーな・・・とか、妖艶な・・・とか、素敵な・・・みたいな
表現では子供には理解しずらい。つまりこの時点で制作する自分も難しくなる事になる。だから色合いでも良いし、花とか動物とか、メインになるものがあっても良いが、何しろ小さな子供に持って来られるようなお題のテーブルになるように。
そもそも作れって言っているのでは無く、口に出すだけなのに、それが出来なければ、作れるはずは無いのね。だって、作るって言うのは、技術が必要になるんだから、思い付きのアイデアでも制作は思い付きでは進まないのね。そこで例えば、可愛い花のミニテーブルね・・と言ったとする。
そうなるとまず花の絵が必要になるのね。そして残りの言葉の可愛い・・・って言うのが、何色なのか?とか何を持って可愛いとするのか?になるのね。こうやって自分の言葉と向き合うのね。それがまずきっかけになるのね。それが具体的な言葉が出なかったら、きっと模様だろうから、模様の繰り返し。
その時に一列目に半マスを選択したら、2列目には同じ形にはしない・・・ってわずかなルールにして進むのね。その時に例えば色を青の模様のミニテーブルって事にすると、青だらけなのか?青っぽいのか?って考えるのね。青だらけなら青だけになるけれど、青っぽいなら、青以外も使う。
そうなると、今度は割合。薄目とか濃目とか・・・これがオリジナルの基本なのね。それをフィーリングで終わらせられるのは、鍋敷き位までの大きさか、それとも形のあるタイルの大きめなのをメインにするとか、切る技術の向上では無く、作るのを楽しむスタイルになる。
この方はあくまで切る練習の為に作るので、徹底的に色んな形の練習なのね。だから切る事を選択になるんだけれど、完成品としても見栄えも必要だから、そうなると、時よりそのままの1cmを使うなんて事も必要になるのね。何しろ切ってばかりだと、数ミリ単位で進む事になるから、細かいだけ
に見えてしまうだろうから、メリハリって点でも大きいものがあると、より小さく見えると思うのね。いずれにしても、まずまずな滑り出しだったのね。そんな後は中学生教室。
初めての1cmタイルでここまで切れると、選んだモチーフに見えて来るのね。こちらもまずまずなのね。そうなると、これで次回までに半分位は終わっている事になるから、後2つあるモチーフの完成の絵が必要になるのね。ただ訳合って、1つはドットでやるらしいので、その絵になるんだけど、
そっちは伝えてあったので、木に写して後は1cmの4分の1にタイルを切って、それをドットアートにするのね。絵が入らないからそうなったんだけどね。まぁそのままでやったら、そのモチーフを作るにはそれだけで90cm以上欲しくなるだろうけれど・・・。
何はともあれこれで準備は出来たから、後は切って張るだけ。悩み事はラストのモチーフ・・・ここはモチーフは決まっていても、デザインをする事で悩み事は増える。簡単な話、お腹をいっぱいにするなら、おにぎりを何個も食べれば良いし、鳴れば良いだけなら、スピーカーやヘッドホンも選ばず
決められるし、着れば良いだけの服なら、色も形も気にしない・・・って事になるのね。それを可愛いとか、オシャレなとか、カッコいいとか付けると、人それぞれな感じになり、何でも良い感とは程遠くなる。それがこだわりなのね。こだわれるか?こだわれないか?は残り時間の判断になる。
って事で、その後は来月分のデイ・サービスのサンプル構想・・・何となくは決まっているんだけれど、実際に作るとなると・・・ってまだ検討中。そんな中、今日は誕生日で、60になったんだけど、50の時は説得力的にも良い感じの歳になったのかな・・・と思ったが、60はちょっと違ってて、
昔一緒に働いていた人が60だったのを思い出したのね・・・あのとき俺は18歳。そんな俺から見たらお爺さんだった。戦争の話、軍歌を歌い、赤い犬はウマいとか、ヒロポンの話・・・何しろ仁義なき戦いや青春の門のリアル版って感じで・・・。そんな人が、良く職人に着古しを作業着にしている
奴がいるが、そんなだから馬鹿にされる・・・作業着は買え・・・って言われたり、そこらを歩いていて職人に見られるようなカッコをすんな・・・とか、とてもオシャレな人だったのね。良くも悪くも影響を受けたのね。ただ今の俺は、モザイク以外、何も影響力は無いなぁ・・・。
60のビジョン用意して無かったなぁ・・・って感じ。さてどうしようかな。