日経平均21000円台

　日経平均が21年ぶりの高値となりました。会社の持株会を除けば、僕が初めて株を購入したのは1997年、20年前ですから株を始めて以来では最高値です。最初はＪＲ東海が株式上場した時でした。証券会社勤務の友人に勧められて抽選申込みをしたら当選。３年間持っていて倍近くまで上がったところで売りました。初体験で大儲けしてしまって「なんて株って儲かるんだ」と思いましたが、もちろん世の中そんな都合よくはできていません。

　それから調子に乗っていろいろ買ったり売ったりを繰り返してきましたが、当然のことながら儲かったものもあれば損をしたものもあります。20年間にわたって株の売買をしてきて悟ったことは「長期保有が一番ローリスク」という至極当たり前のことでした。なにせ短期売買すれば手数料も取られるし、勝ったり負けたりの繰り返しはギャンブル的になってきます。性格的にギャンブルは向いていないし、何よりいつも株価の上下をチェックしていなければいけないので面倒です。そんな時間があったら他のことに使いたいと思ってしまいますから、デイトレーダーは全然向いていません。

　と言うことで、今は安定しているか将来的に有望そうな業種の中で、配当が良いか優待が使えそうな会社を選んで買い、後は時々株価をチェックするだけでずっと持っているようにしています。日経平均が１万円以下の時代はかなり気分的には面白くありませんでしたが、もともと生活に必要な資金まで株に投資しないようにコツコツと買っているので大きな影響はありませんでした。逆に言えば今回のように大きく上がってもあまり売る気もないので、「増えたなぁ」と喜んではいますが、よほど緊急にお金が必要にならない限りは売る気はありません。まあ大きく上がった銘柄のひとつふたつは利益確定しますけど。

　今の株価は「官製相場」と言われています。日銀や年金機構が買い支えているからですが、本来の株価ではないと批判する経済評論家も多いようです。ただじゃあ買い支えをやめられるかとういと、それは簡単ではありません。自民党が今回の選挙で勝ちそうですからさらに株価も上がり続ける相場は続くでしょう。このまま東京五輪までは何とかなるかなぁと思っていますが、株の世界は一寸先は闇なのでどうなることやら。