「ピアノパラリンピック」をご存じですか。私は、ラジオ番組の取材を通して初めて知りました。
日本を発祥の地として始まった「ピアノパラリンピック」は、2005年横浜で第1回が開催され、2009年の第2回大会はカナダのバンクーバーで開催されるそうです。
教会のピアニストSさんが以前、神戸でピアノを教えていた、K君(10歳)が、昨年12月に開催された「ピアノパラリンピック・デモンストレーション in ニューヨーク」の出演者に選ばれ、Sさんも、カーネギーホールの演奏会に行かれたのです。その模様をFMラジオで紹介させて頂きました。
10歳のK君は左手の指に欠損がありますが、4本の指で生き生きと演奏し、その他の参加者も、さまざまなハンディを克服し見事に演奏する姿に感動したと話してくださいました。そしてニューヨークのコンサートに先立ち、岐阜で開催された「ピアノパラリンピック支援コンサート」のDVDを、見せてくださいました。
右手だけでショパンの英雄ポロネーズを演奏する青年、僅か数㌢の指を魔法のように動かす高校生、左手は手首で演奏する高校生、聴力を失った大学生、皆さん素晴らしい笑顔で演奏される姿に胸があつくなりました。
北京パラリンピックに参加された方々の姿と重なり、想像を超える努力を積み重ね「身体障害は演奏上の障害ではない」ことを証明した、お一人お一人に大きな拍手を送るとともに、指導して下さった先生方、ボランティアとして支えて下さった、多くの方々に感謝を捧げたい。