東京市場は年明け9営業日を消化して二桁の上昇、下落は3日しかありません。
3営業日の内2営業日で三桁での値動きをしている計算になります。100円台の
値動きをした日は僅か1日だけ200円300円の値動きは日常的な景色になりまし
た。この荒い値動きは如何に市場心理が激しく揺れているかを示しています。
そして今後もこの荒い値動きはしばらく続きそうな状況です。
思い起こせば昨年の1月相場も荒れた展開でした。1月相場は結果的に大きな
下落になり結局10月末の黒田バズーカ2が出るまで上値の重い展開を暗示す
るような展開でした。今年は年明け以降の下落率は昨年ほど大きくはありませ
んが同じように下落トレンドがここまでは続いています。市場関係者が期待した
ような新春相場にはなっていません。
円安トレンドが一服して円高に振れている事も昨年のケースと同じです。東京
市場がひとまず反転したとしても円相場が120円を回復してさらに円安が進む
状況にならなければ18000円はしばらく実現しそうもありません。円安と株高が
セットになっている東京市場の構造が変わらなければ円安が進まず株だけが
上昇する可能性は限りなくゼロです。
現状では米国の長期金利が2%を割り込み余り下げ余地のない日本の長期
金利との利回りは縮小しています。日米の金融政策の違いによる円安トレンド
はすっかりリスクオフの流れから安全資産の円買い勢いに飲み込まれていま
す。円安が進まなければ日本企業の業績上方修正期待も膨らまず株価指標
面から上値を追い難い状況は続きそうです。もし円相場がしばらく現在の水準
から大幅に円安に進まなければ昨年のように上値の重い状況がしばらく続く
可能性もありそうです。
公的年金買いも日銀によるETF買いも下値支えにはなっても上値を買ってくる
投資セクターではありません。結局短期の海外筋が出動しなければ相場は下
値も売り込みにくいけれども上値も限定的だった昨年の前半のような相場が
続くかもしれません。世界を見渡しても今月堅調なのは金融緩和期待が持てる
ドイツ市場など欧州市場です。世界の投資資金は日本ではなく欧州市場に今
は向かっているようです。
スイスフランショックにより欧州の金融機関やヘッジファンドの一部には大きな
損失を出したところもあるようです。しばらくその後始末もあり金融市場は不安
定な状況が続くかもしれません。業績の下方修正など悪材料に敏感に反応す
る相場となれば値ごろ感からの底値買いも余程業績を吟味しなければ足元を
すくわれます。需給が悪化した銘柄は少し戻ってもまた大きく売り直されること
には注意が必要です。
3営業日の内2営業日で三桁での値動きをしている計算になります。100円台の
値動きをした日は僅か1日だけ200円300円の値動きは日常的な景色になりまし
た。この荒い値動きは如何に市場心理が激しく揺れているかを示しています。
そして今後もこの荒い値動きはしばらく続きそうな状況です。
思い起こせば昨年の1月相場も荒れた展開でした。1月相場は結果的に大きな
下落になり結局10月末の黒田バズーカ2が出るまで上値の重い展開を暗示す
るような展開でした。今年は年明け以降の下落率は昨年ほど大きくはありませ
んが同じように下落トレンドがここまでは続いています。市場関係者が期待した
ような新春相場にはなっていません。
円安トレンドが一服して円高に振れている事も昨年のケースと同じです。東京
市場がひとまず反転したとしても円相場が120円を回復してさらに円安が進む
状況にならなければ18000円はしばらく実現しそうもありません。円安と株高が
セットになっている東京市場の構造が変わらなければ円安が進まず株だけが
上昇する可能性は限りなくゼロです。
現状では米国の長期金利が2%を割り込み余り下げ余地のない日本の長期
金利との利回りは縮小しています。日米の金融政策の違いによる円安トレンド
はすっかりリスクオフの流れから安全資産の円買い勢いに飲み込まれていま
す。円安が進まなければ日本企業の業績上方修正期待も膨らまず株価指標
面から上値を追い難い状況は続きそうです。もし円相場がしばらく現在の水準
から大幅に円安に進まなければ昨年のように上値の重い状況がしばらく続く
可能性もありそうです。
公的年金買いも日銀によるETF買いも下値支えにはなっても上値を買ってくる
投資セクターではありません。結局短期の海外筋が出動しなければ相場は下
値も売り込みにくいけれども上値も限定的だった昨年の前半のような相場が
続くかもしれません。世界を見渡しても今月堅調なのは金融緩和期待が持てる
ドイツ市場など欧州市場です。世界の投資資金は日本ではなく欧州市場に今
は向かっているようです。
スイスフランショックにより欧州の金融機関やヘッジファンドの一部には大きな
損失を出したところもあるようです。しばらくその後始末もあり金融市場は不安
定な状況が続くかもしれません。業績の下方修正など悪材料に敏感に反応す
る相場となれば値ごろ感からの底値買いも余程業績を吟味しなければ足元を
すくわれます。需給が悪化した銘柄は少し戻ってもまた大きく売り直されること
には注意が必要です。