kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

この数日が重要

2015-01-08 08:12:13 | 日記
東京市場に春の嵐が吹き荒れています。6日の下げ(525円)は11か月ぶりの
大きな下げになりました。9日(金)のミニSQを控え先物売買に絡んだ思惑も
下げ幅を広げた一因かもしれません。空売り比率は6日には37.8%と統計開始
以来の最高を記録しました。短期筋の思惑売買が再び高まっています。12月
に続いてジェットコースターのような展開に今月もなるのでしょうか。

過去を紐解くと急落後の数日で急反発した場合は調整完了になったケースが
多いようですがその後の戻りが鈍い場合は調整が長引くケースが多いようです。
今日と明日のこの数日が重要です。今週末17100円前後をキープ出来れば当面
7日が目先の底値となる可能性が高くなります。

昨年日経平均は14000円前後に下落するケースが2月初旬、4月中旬、5月中旬
と3回ありました。いずれも短期間で反発し月末、月初にかけて戻りました。8月
8日に15000円を割れましたが翌日から反発しました。10月中旬にも15000円を
割れましたが数日で上昇に転じています。この結果から言えることは急落した
後数日で急反発した場合は底打ちする場合がほとんどです。

12月も17日にザラバで16672円の安値を付け月末の29日にザラバ高値17914円
まで上昇しました。この時も17000円割れは2営業日でした。原油価格の先行き
やギリシャ情勢など様々な見方があり判断に迷うばかりです。ここは過去の傾向
を参考にするのも一つの方法です。

もうひとつ注意しなければならないのは中旬に株価が下げやすい傾向があり
月末にかけて戻る傾向が強いという事実です。雇用統計や原油価格など外部
環境次第では来週にかけて再度下値を探るきになる可能性もあります。今日は
NY市場の大幅反発もあり17000円を回復する可能性は高そうです。しかしまだ
まだ不安定な相場が続くと覚悟した方がいいでしょう。それにここにきて自動車
銘柄でも円安メリットを受ける代表のトヨタとマツダでは値動きに差が出てきま
した。同じ業種内でも今後選別色が強くなることも出てきそうです。

もう一つ大事なことがあります。
東京市場の特徴は高値近辺も安値近辺も一瞬だということです。数字的には
あっても瞬間的なことですからまず高値近辺や安値近辺では売買が執行出来
ません。人よりも早めに売りに回り買う時には早めに買いを入れ結果的にもう
少し上値があったなあ、あるいは下値があったなあというくらいがちょうど良い
と考えるべきなのでしょう。瞬発力はあっても持続力の乏しい東京市場で勝つ
秘訣です。
コメント
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