kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

2015年相場スタート

2015-01-05 07:35:13 | 日記
明けましておめでとうございます。今日から東京市場は2015年相場のスタート
を切ります。東京市場がお休みだった年末年始の欧米市場はやや低調な状
況しかし為替は120円台を回復したことは東京市場の下値の支えになりそうで
す。諸々の状況を考えれば大発会は大納会(17450円)を下回る17400近辺で
寄り付きその後は年末の2営業日で368円下落したこともあり押し目買いもあり
大納会のように一方的な下げにはならず狭いレンジでの値動きでしょうか。
この水準なら先物主導で100円程度はあっという間に動きます。引けにかけて
値ごろ感からの買いで17500円回復もあるかもしれません。

12月の初旬にある市場関係者が12月相場は18000円まで上昇するも大納会は
17500円程度で終わると言ってもいましたがその見通しはむしろ少数意見であり
多くの市場関係者は期待も込めて大納会は18000円乗せでした。12月29日の取
引が始まる前までは特に日本株が下げる材料は見当たらず大納会で18000円
コースはあり得るかなとの雰囲気でした。大納会に279円の大幅安で終わるとは
全くの予想外の出来事でした。

結局シストレの影響が大きな東京市場は上あるいは下に振れた場合目立った
材料がなくても上下の振れが大きくなる傾向があるという現実を再確認した格
好です。しかも翌日には全く正反対の値動きになる傾向も強いという事実です。
大幅に上昇したからと言って過度な強気にならず反対に大幅な下落だからと言
って極端な弱気になると相場に振り回されることになります。海外市場次第で
変わってしまうことには本当に注意しなければなりません。

日本株は2015年相場もGPIFや日銀のETF買いもあり20000円乗せが既定路線
のように考えられています。結果的に20000円という数字が現実のものとなって
も1年間という期間を考えれば山あり谷ありです。しかもその谷も山も欧米市場
に比べて大きいという特徴があります。今年の相場も多くの投資家が余りにも
一方方向の相場観に傾いた時には当初はさざ波でも意外に大きな波紋が広が
ることを常に頭に入れておくべきです。

今年の1月相場は昨年に引き続いてボラの大きな展開になることも考えておく
べきです。今年は米国株に取って大きな材料となる利上げというイベントを控え
ています。原油価格もまだまだ波乱含みです。海外発の材料に振り回されシス
トレで大幅安あるいは大幅高という日本株の宿命は続きそうです。銘柄選びで
もアベノミクス3年目の今年は難しい年になりそうです。
コメント
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