kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

タカダ株の大幅上昇にはびっくり

2015-01-09 07:21:36 | 日記
8日の東京市場は大幅に反発しました。今日も昨日の欧米株高もあり上昇は
続きそうです。日銀が追加緩和を実施後の11月、12月のSQ値は17549円と
17281円でした。当日終値がSQ値が下回るとその後株価は下落するケースが
多いというアノマリーがありますが、11月は幻のSQ値になり株価も月末まで
SQ値を越えられず軟調に推移しました。12月は当日のSQ値を上回りましたが
その後株価は数日で3%強下落しました。あくまでアノマリーは参考程度と考え
た方が良さそうです。

今晩の雇用統計、22日のECB理事会25日のギリシャ選挙など市場に影響の
大きなイベントが目白押しですからこのまま戻りを試すのかそれとも再び下落
に転じるのかまだまだ半信半疑です。東京市場は当面日本固有の材料に乏し
く海外市場に引きずられる状況は続きそうです。ここ数ヶ月雇用統計発表後為
替相場が統計の内容如何にかかわらず円高に振れやすい傾向には注意が必
要かもしれません。

また来週から米国では決算シーズンに突入します。秋以降の原油の大幅下落
で企業業績の明暗がはっきりしそうです。原油下落は米国経済全体にはトータ
ルでプラス効果が見込めるというのが一般的な見方です。ガソリン価格の低下
は車社会の米国では個人消費に追い風です。自動車販売、住宅、小売りなど
消費にはプラスです。一方原油急落でシェール企業やエネルギー産業への貸
し付けのある金融には不安材料となります。

昨年12月や年明け以降の原油下落は急激な下げによるマイナス効果の方に
市場が反応した結果です。原油価格がどの辺で下げ止まるかなかなか見通し
は難しいことですが、下げ止まれば株式市場はプラス効果を前向きに織り込む
場面も考えられます。今年は例年にも増して原油価格の動向には注意が必要
です。

8日の東京市場は271円の上昇とまずまずでしたが、主力株でも寄り付き後
次第に伸び悩む銘柄も目立ちました。値上がりが目に付いた銘柄は明治HG
や日本ハムの食品の一角でした。この2銘柄に共通するのは好業績プラス信
用の好取組でしょうか。両銘柄とも貸借倍率は0.5倍を下回っていて売り方の
締め上げの要素も大きそうです。

そう言えばタカタ株も気が付けば1800円台まで戻しています。大発会からの
4営業日387円も上昇しています。公聴会が開かれる直前の11月中旬には
あわや1000円割れ寸前まで下落したのが嘘のようです。やはり売り残高が
増えて貸借倍率は0.77倍でした。売り込みの多い銘柄に短期マネーが流入
しているようです。

信用売り残高の多い銘柄が集中的に買われたことからも多くの投資家は
まだまだ下値不安が解消されていないのかもしれません。これからも欧米
市場次第で変動の激しい相場は続きそうです。決算シーズンを控えて好業
績が期待できる主力銘柄主導の相場に移れるかどうかがポイントでしょうか。

コメント
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