山本博文著『男の嫉妬』ちくま新書
副題が「武士道の論理と心理」となっており
いわゆる男性の嫉妬と女性の嫉妬なんて話ではありません。
山本先生は一般向けに江戸時代などの実相を
解いて下さる著書が多数ありますね。
ならば本の題も『武士の嫉妬』でよいでしょうに。
○
この先生、一般向けだからか、論理が粗いことが
しばしば見受けられます。
現代語訳も「そこまでは書いてないだろう」があり
どうもお考えの訴え方が一方的でキツイようです。
こんな先生の下にいたらシンドイのでは?
しかし、それはご本職の守備範囲内ですから
塾のおっさんが何かいうべきではないかもしれません。
きつい反論を頂く前に引っ込むべきかな。
ただね、この本の真ん中あたりに、江戸時代の嫉妬を
話していて急に現代に話が飛ぶのです。
これには驚いた。
江戸時代の話から急に、とある学者の大学紛争批判を引用し
学生にも「嫉妬」があった、と。
『・・そうした嫉妬の影を見る方法にはある種の
説得力がある。
現在でも、社会正義を実現するための内部告発に
そうした影が見られる。』
嫉妬が本当にあるのかどうか存じませんが
微妙な話にずいぶんな断定ですね。
細かい話はありません。
それって飲み屋の話のレベルちゃうか。
○
本文の江戸時代の話でも強引なところがあります。
(嫉妬が影にある)と言われても・・ホント?
どうとでも言えそうな話を強引に。
○
現代でも「嫉妬」は使いやすいレッテル貼りです。
卑怯な使われ方も多いのではないか?
何かモノ申せば「嫉妬すんなよ」と言われます。
嫉妬は世界中に存在しますが、上記のような
使われ方は、日本的な文化のありようですね。
既存の体制に順応すべし、
自ら考えることあたわず、とね。
副題が「武士道の論理と心理」となっており
いわゆる男性の嫉妬と女性の嫉妬なんて話ではありません。
山本先生は一般向けに江戸時代などの実相を
解いて下さる著書が多数ありますね。
ならば本の題も『武士の嫉妬』でよいでしょうに。
○
この先生、一般向けだからか、論理が粗いことが
しばしば見受けられます。
現代語訳も「そこまでは書いてないだろう」があり
どうもお考えの訴え方が一方的でキツイようです。
こんな先生の下にいたらシンドイのでは?
しかし、それはご本職の守備範囲内ですから
塾のおっさんが何かいうべきではないかもしれません。
きつい反論を頂く前に引っ込むべきかな。
ただね、この本の真ん中あたりに、江戸時代の嫉妬を
話していて急に現代に話が飛ぶのです。
これには驚いた。
江戸時代の話から急に、とある学者の大学紛争批判を引用し
学生にも「嫉妬」があった、と。
『・・そうした嫉妬の影を見る方法にはある種の
説得力がある。
現在でも、社会正義を実現するための内部告発に
そうした影が見られる。』
嫉妬が本当にあるのかどうか存じませんが
微妙な話にずいぶんな断定ですね。
細かい話はありません。
それって飲み屋の話のレベルちゃうか。
○
本文の江戸時代の話でも強引なところがあります。
(嫉妬が影にある)と言われても・・ホント?
どうとでも言えそうな話を強引に。
○
現代でも「嫉妬」は使いやすいレッテル貼りです。
卑怯な使われ方も多いのではないか?
何かモノ申せば「嫉妬すんなよ」と言われます。
嫉妬は世界中に存在しますが、上記のような
使われ方は、日本的な文化のありようですね。
既存の体制に順応すべし、
自ら考えることあたわず、とね。