個別の弱点

2014-08-12 16:05:03 | 塾あれこれ
学習塾の形態として、一斉より個別が優れている
という話は何度かして参りました。

しかし個別にも弱点があります。

◎生徒(保護者も)と先生の相性がどうか

◎本当の成果が上がるまでに時間が掛かる
 長時間を費やして取り返しがつかないことがある

◎長いスパン、同一の先生が見なければならない
 もし、行くたびに先生が違う、などなら最悪です

◎学校教育が画一的で個別の邪魔になる
 学校より先に進められる子ならまだ良いのですが
 目先の成績ばかりが気になると勉強の効果が出ません

◎生徒にプレッシャーが掛かり過ぎることがある
 一対一などは生徒が大変(先生も本気であればしんどい)


上記のような点が代表的な弱点でしょうか。

私は個人的にモヤモヤが溜る事があります。

個別の場合、濃密な時間がすぎるので、勉強と
それに関係する姿勢とばかりに焦点があたります。

直接的ではないけれど、もっと雑談や個人的な思考を
伝える時間がとれないのです。

一生懸命に数学を考えている生徒にむかって、突然
「坂本竜馬はどこで勉強したか知ってるか?」
なんて言いだしづらいものです。

「勉強ってマルをとることじゃないんだ」なんて
お説教もできません。

おっさん、何を急に?
わざとらしー

そうなりそうで、良いタイミングが極めて少ないのです。

下手をするとハウツーばかりをやって、塾が終了・・

また、きつく叱ることも難しい。
「時代」でもあります。

一斉授業ならば、生徒集団の中に叱られ役、のような子が
でき、彼を叱る事で他の子にもメッセージを伝えられます。

そこまでしなくてもA君に言うことは周りの子にも
伝わりますね。

そうでないお説教はする側が間違っているかも。
周りの子も頷いてくれて初めて伝わるのです。

個別ですと、「当たりがキツイ」場合が多そうです。

尤も、営業のことばかりを考えて大甘の先生も
けっこう多いそうです。

子供のためになってる?

これら個別とか一斉とかの形態に関わりませんが。