セロ×フジ=せこっ

2014-08-05 16:07:25 | 塾あれこれ
フジTVでは7月末に生放送だったのですが
広島では遅れて先日放映されました。

マジックのセロが久しぶりに日本で番組。

私はまあまあマジックが好きなので
ビデオに撮り先日鑑賞いたしました。

残念な番組でしたね。
傾いた店が『在庫セール』をやるみたいで
涙がでるというか、腹が立つ以前、情けない、
商品が色あせているんですから。

「生」と言いながら多くの時間が録画放送で
緊張感も何もありません。

制作費を削ってるんでしょうねえ。


しかし一時のマジックブームはどこにいったのでしょう。

新しいネタもそんなには出来ないでしょうから
ブームってのは無い方がよいのかしらん。

マルコ・テンペストなど、街頭に出てという形が新奇で
一時、面白く見ていました。

(町に出てやるということは、ネタバレしやすいので
 いっときの新しさが過ぎると却って危険では?

 酒場で「俺の店でよ、セロってのがやったんだけど
 ネタってのは簡単なもんだな。
 え?内緒だぜ、お前だけに言うけどさあ」なんてね)


エンタテイメントが勝ったマジシャンも好きです。

アダチ龍光や東京コミック、ゼンジー北京などなど。

テーブルマジックもね。

どちらかというと大仕掛けのほうが飽きます。
お嬢さまが箱に入り爆発、あわやで脱出・・
なんて、いつまでやってんだ!!


今回のセロでも一番初めのネタが「瞬間移動」でした。

お客を二人椅子に座らせ、布をかけ、
あっという間にビルの上に瞬間移動・・・

あれ?

姿は似せてるけれど別人、もろ分かり。

アイマスクがずれてるし、着衣も微妙に違う
肝心なところが手抜きじゃ。

ということは一階に座らせた「客二人」も
仕込み、それを選んだアナウンサーも「仲間」

・・・なるほど番組の冒頭でアナウンサーに
走らせたのも、伏線だったか。


ついでセロ自身も瞬間移動
これも別人モロ分かりで、すぐCMに移りました。


面白い企画はなかったねえ。

え?ってのが無くて、
「たぶん硝子の上に透明シートを貼ってあるんだ」
「そのスマホだけ時間表示を狂わせてあった」
なんて、およそ見当がつくものばかりでした。

簡単な仕込みだけにネタバレしやすいよね。

これなら素人の爺が、もたもたやる「奇術」の
ほうが面白いですよ。
応援したくなるじゃありませんか。